胃癌に対する低侵襲治療は,口から消化管の中に内視鏡(胃カメラ)を入れて行う治療と,おなかに直接小さな孔を開けて,そこから内視鏡(腹腔鏡といいます)や手術器具を入れて行う治療があります.胃カメラによる治療は,いろいろな条件を満たした粘膜内癌(リンパ節転移の可能性がほとんど無い病変)に限られますが,胃癌は早期癌(粘膜下層までの癌をいいます)でもリンパ節転移する症例がありますので,こうした癌に対しては,リンパ節郭清を含めた外科治療が必要になります.おなかに開けた小さな孔数カ所から手術を行う方法(腹腔鏡下手術といいます)は,1987年にフランスで腹腔鏡下胆嚢摘出術が行われて以来,まず,胆嚢摘出術が一般に広まり,その後,ほかの病気にも急速に導入されてきました.おなかに開ける孔は,胃癌手術の場合は,5-12mmのものが4-5か所,35-50mmのものが1か所となるのが普通です.最も大きな孔は,切除した胃(と周囲組織)の取り出しと消化管の再建に用います.胃癌に対する腹腔鏡下手術は,当初は粘膜内癌に対する局所切除が多かったのですが,対象症例が胃カメラによる粘膜切除術とだぶるため,当科においては,現在は,胃癌に対する治療としては腹腔鏡下胃局所切除術はほとんど行っていません.多くの胃癌が十二指腸寄りの2/3の領域にできるため,もっとも多く行っている術式は,腹腔鏡下胃幽 門側切除術で,ついで腹腔鏡下胃噴門側切除術,まれに広範囲の早期癌に腹腔鏡下胃全摘術を行っています.幽門側胃切除術は,一部の進行癌も腹腔鏡下手術で行ってます (適応については次項参照).1999年以降,当科における胃癌手術の半分以上が腹腔 鏡下手術となっています.
私は14年前に胃がんを患いました。
希望を失いかけていた私が1冊の雑誌との出会ったことによって回復への段階を歩み始めたのです。
がんと闘っていると様々な不安や自信喪失が襲ってきます。「自分はこのまま死ぬのではないだろうか。」という不安から、病気に対して目をそむけて逃げ出したくなっていた時の事です。
中国抗癌協会が発行する――《癌症康復》―― という雑誌を見つけました。
その雑誌と出会ってから、私の健康回復は方向性が明確になり、抗がんへの自信を一層強めることが出来たのです。
癌患者が周恩来首相をしのぶ》という記事があり、それが私のその後を大きく変えました。
内容は、周恩来首相が1974年6月から1976年1月8日に逝去するまで、6回の大手術をしながら一方で、昼夜国内外の大事を処理していたこと、生前、自身ががん患者であったため、がんの予防や治療に大きな力を注ぎ、中国医学と西洋医学を融合することにより、がん治療に新しい道を開こうと全国に呼びかけたことが書かれていました。
この文章を読んで彼の強靱な気力に私は深く元気付けられたものです。
私はそれまで死を見つめてがんと闘ってきました。
しかしこれからは自分を見つめ、皆と一緒に南京癌友康復協会に入り、群体抗癌に身を投じて積極的に生きて行こうと決断しました。
南京癌友康復協会はがんを克服するための新しい理念、知識を学ぶことが出来ます。
治療についての知識、考え方、栄養の摂り方、食生活、漢方薬の飲み方など、がんと闘う上で起こってくる様々な問題を解決してくれます。
私は、一人でも多くの方がこの組織の一員になり、皆で群体抗癌することによって生活が更に充実し、がんに打ち勝って健康になることを望んでいます。
南京癌友康復協会会報より
がん克服への道をお聞かせください。
病名:胃がん
Q.病状や進行度などできるだけ具体的にお聞かせください。
1991年7月に胃の悪性腫瘍だと診断される。
細胞診を検査をして進行性の末期がんだと分かりました。
すぐ4/5の胃部切除手術を行いました。
Q.癌の告知を受けたときのご自身の気持ちはいかがでしたか?
始めは穏やかではありませんでした。
腫瘍が悪性の高い種類だと知っていたからですが、医者の熱心な治療と同病の仲間との会話、自分の努力によって、気持ちが次第に平静になりました。
今までの経験を考えると気持ちの持ち方がとても重要だと思います。
Q.癌倶楽部に入会したきっかけや動機は何だったのでしょうか?(1)心の通じ合える人を探す(2)楽しみを求める。同じ癌患者同士が集まるとその愉快感は格別です。
(3)癌の回復過程をもっと豊富多彩にし、生活を充実させ多様化出来る。
Q.がん発病時の年齢は?
満50才
Q.ご自身ががんになった原因は何だと思いますか?
?ストレス ?たばこ ?食生活
Q.がんの予兆(予感)のようなものはありましたか?
有りました。具体的に言えば喫煙の量が減って、体も痩せていき、食欲もないなどの症状がありました。
Q.がんが発見されたきっかけは?
?自覚症状
Q.治療を受けた病院名は?
江蘇省人民病院、江蘇省武装警察南京病院
Q.その病院でどのような治療法を受けましたか?
?手術 ?抗がん剤
Q.西洋医学の治療を受けての感想や意見があればお書きください。
最初の治療として、手術と化学治療は有効です。
Q.中西医結合医療を受けましたか?
?はい
第二段階の化学治療を受ける時の漢方薬の治療は効果的でした。
Q.中国医学はどのようなものを行ないましたか
漢方薬、気功(長期的に漢方薬を内服、気功も継続する必要がある)
Q.具体的な製品名や、治療法の名前があればお教えください。
補気補血薬、白花蛇舌草などの抗がん生薬
Q.中国医学を併用してどのような効果がありましたか?
中末期のがん患者に対しては、手術と化学治療を受けてから、症状に合う漢方薬の配合治療が必要だと思います。私は6年間にわたり漢方薬を飲んできましたが、克服できたのはそのおかげだと思っています。漢方薬は体の具合を調整し、西洋医学治療の不足を補うことができます。
回復中の漢方薬による調養が重要で効果的です。
Q.がんを克服するために大切なことは何でしょうか?
?精神力?食事?漢方薬?気功(運動)自分自身の努力?周りの人の支え
Q.そのうちで一番大切な要素は何だと思いますか?
(1)自分で生きていく決心を強め、希望を持って生活すること
(2)回復の過程の養生
(3)治療と健身運動を堅持し、飲食の改善、趣味を持つ
Q.日本の患者さんに対するメッセージをお願いします。
(1)回復の決心を強めてください。がんは治るものです。少なくともおさえることはできます。やたらに治療しないように。無責任な治療が長びいては間に合わない結果になりかねません。
(2)定期的に復診します。早期発見、早期治療をつねに考慮に入れ、油断してはいけません。
(3)積極的に健身運動に参加し、新鮮な空気を吸い込むことも重要です。
(4)栄養をたくさん摂取し、食物を好き嫌いなく広く食べ、栄養のバランスを保つことが大切です。
.Q.その他、がん治療やがんを克服するために大切なことなど意見お書きください。
(1) 自分の病気は自分で治す。自らの行動で明るい将来を開きます。
(2) 自分は主導的に家族内部の雰囲気を緩和させます。自分の健康が家族や社会と密接に結びついています。
(3) 治療回復中、精神上のストレス解消は必要ですが、油断してはいけません。
治療のいいチャンスを放棄しないようにしましょう。
胃がんの約半数は、痛みや胃の不快感など、何らかの症状がきっかけで発見されていますが、残りの人には特に自覚症状はありません。ですから、胃がんを早期に発見するためには、症状の有無に関わらず、1年に1度は、胃の検査を受けることが大切です。
特に、図1にあげたような、胃がんのリスクを高める要因をもっている人は、定期的に検査を受けることをお勧めします(図1)。
■内視鏡でくまなく観察
胃がんの検査では、集団検診などで行われるエックス線検査が一般的です(図2)。しかし、エックス線検査では、「胃の入り口付近の撮影が難しい、平坦なタイプのがんを発見するのは難しい」といった欠点があります。これらの欠点を補うためには、胃の内視鏡検査が有効になります。
内視鏡検査では、胃の粘膜をくまなく観察できるので、わずかな凹凸や色調の変化などから、ごく早期のがんも発見できます(図3)。凹凸の変化がわかりにくい場合は、内視鏡を通して色素を散布し、凹凸を際立たせて粘膜の異常を見つけることもできます。
■早期発見で広がる治療の選択肢
胃がんの治療の基本は、がんを手術で取り除くことですが、早期のがんであれば、内視鏡でがんを治療することが可能です。内視鏡による治療では、外科手術のように開腹したり、胃を切除する必要がないため、患者さんへの身体的な負担が少なく、治療後も従来とほとんど変わらない生活を送ることができます。
治療の選択肢を広げるためにも、定期的に検査を受けて、がんの早期発見に努めることが大切です。
人間の体には、約60兆の細胞があるといわれています。これらの細胞は絶えず分裂と死滅を繰り返しており、死滅には「アポトーシス」というメカニズムが働きます。
アポトーシスとは、細胞の遺伝子にあらかじめ組み込まれている「細胞の自殺死」のことです。老化して不要になった細胞は、自ら死滅して体から取り除かれ、新しい細胞と入れ替わります。細胞が分裂と死滅を繰り返しているおかげで、私たちは生命を維持することができるのです。
ところが、細胞の中の遺伝子が発ガン性物質や活性酸素(攻撃性の強い悪玉の酸素)などによって傷つけられると、細胞は無秩序に分裂しはじめ、自殺せずにどんどん増殖します。これが、細胞のガン化の第一歩であると考えられます。
この恐ろしいガン細胞にアポトーシスを誘導する作用があるとして注目されている有効成分がフコイダンです。
モズクやコンブ、メカブ、ヒジキなどの海藻(渇藻類)に含まれる水溶性(水に溶けやすい性質)の食物繊維で、海藻特有のヌルヌル成分のもとです。
フコイダンの特筆すべき特徴は、がん細胞の遺伝子に直接働きかけてアポトーシスを促すことです。フコイダンによってアポトーシスのスイッチを押されたがん細胞は、増殖を止めて自ら死滅します。縮小したガン細胞は最後にはバラバラとなり、白血球の一種であるマクロファージ(大食細胞)に食べられてなくなります。しかみ、フコイダンは周囲の正常な細胞を傷つけることなく、ガン細胞だけを狙い撃ちして自滅に追い込むと考えられています。
このように、フコイダンにはガン細胞に直接働きかける作用があるため、ガン細胞に表面的にふれやすい胃がんや大腸ガン、食道ガンなど消化器系のガンに強力な効果を発揮します。
ピロリ菌を胃から排出して胃壁を保護する
フコイダンには、胃がんを招くヘリコバクター?ピロリという細菌を除去する働きもあります。
フコイダンがピロリ菌を撃退するしくみ
そもそもピロリ菌は、胃?十二指腸潰瘍の原因となる菌として20年ほど前に発見されました。
ピロリ菌に感染すると胃壁に炎症が起こり、これが慢性化することで胃粘膜が萎縮し、どんどん薄くなっていきます。すると、胃液を分泌する細胞が減り、胃が腸に似た細胞に変化していきます。
このような変化が繰り返されると、胃がん発症の下地ができるのです。
ピロリ菌は、胃粘膜の表面に住み着いています。フコイダンは胃の中でそのピロリ菌に吸い付くのです。そして、ピロリ菌に吸い付いたフコイダンは、そのまま腸に送られ、便となっ
急性骨髄性白血病症状
て体外へ排出されます。
もともとフコイダンは食物繊維であるため、便のかさを増して、便通を促してくれる働きが
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あり、腸内に潜む発ガン性物質もいっしょに排出してくれます。
しかも、フコイダンには胃粘膜を保護し、傷ついた部分を修復する作用があります。ですか
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ら、胃炎などの胃腸病を抑えるとともに、ピロリ菌が胃壁の内部に侵入することも防いでくれます。
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フコイダンは免疫力も高める
フコイダンには免疫力(病気から体を守る力)を高める優れた作用があります。
急性骨髄性白血病症状
全身の免疫力を高めてガンに負けない体力にしてくれるのです。
フコイダンが免疫力を高めるしくみは、次のようなものです。
急性骨髄性白血病症状
フコイダンの一部は、腸の表面近くにあるM細胞から吸収されます。M細胞は異物を積極的に吸収する役割を担っているため、フコイダンも異物として扱われてしまいます。
急性骨髄性白血病症状
するとその情報は、M細胞の下にあるパイエル板と呼ばれる免疫の司令塔に伝わり、そこからいろいろな免疫細胞(白血球を構成する免疫担当の細胞)に、異物に警戒するよう攻撃命令
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が発せられます。
こうして、一気に全身の免疫力が高まり、ガン細胞の増殖を防ぐことができるわけです。
2011年5月8日星期日
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