2012年12月10日星期一

白血病病院

3. 体外受精?胚移植法IVF-ETの検討  IVF-ETを1988年から導入し, 現在まで約1,611周期中246周期に妊娠が成立し, 現在います。コルポ診(腟拡大鏡診):異常箇所があるかを確認するため腟および子宮頚部を調べるためにコルポスコープ(ライトの付いた、拡大器具)を使用する方法です。組織サンプルはキューレット(スプーンの形をした器具)を用いて採取し、がんの徴候がないか顕微鏡下で調べます。生検:異常な細胞を塗抹細胞診で認めた場合、医師は生検を行うことがあります。組織のサンプルを子宮頚部から切り取り、病理医が顕微鏡下でがん細胞があるかないかを調べます。組織はほんの少量しか切り取らないので、通院先の外来で行われます。子宮頚部円錐切除診(もう少し大きく円錐状に頚部組織を切り取る方法)を行う場合には、病院に行く必要のある場合があります。内診:腟、子宮頚部、子宮、卵管、卵巣および直腸の検査です。医師あるいは看護師が片手に薄い手袋を着用して指を腟に挿入し、もう一方の手を下腹部に置き、子宮および卵巣の大きさ、形、位置を調べます。検鏡も腟に挿入し、医師あるいは看護師が腟または子宮頚部に病気の徴候がないか調べます。通常、子宮頚部に対してパップテストが行われます。医師あるいは看護師が薄い手袋を着用して指を直腸に挿入し、しこりや異常箇所がないか調べます。子宮頚管内掻爬術:キューレット(スプーンの形をした器具)を用いて子宮頚管から細胞または組織を採取する方法です。組織サンプルは病気の徴候がないか顕微鏡下で調べます。この方法は時にコルポ診と同時に行われます。諸条件により治療法の選択や予後(治癒の可能性)が異なります。予後(治癒の可能性)は以下の条件によって異なります。がんの病期(がんが子宮頚部の一部だけにできているのか、子宮頚部全体か、それともリンパ節や体の他の部分にまでがんが拡がっているのか)。
子宮頚がんのタイプ(型)。
腫瘍の大きさ。
治療は以下の条件によって異なります。がんの病期。
腫瘍の大きさ。
患者が妊娠を希望するかどうか。
患者の年齢。
妊娠中の子宮頚がんの治療は、がんの病期および妊娠週期によって異なります。早期に発見された子宮頚がん、または妊娠後期に発見されたがんについては、児の出産後まで治療を延期することがあります。
このセクションの要点
子宮頚がんと診断された後、がん細胞が子宮頚部内にとどまっているか、それとも体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で検査を行います。
子宮頚がんの病期は以下の通りです:
0期(上皮内がん)
I期 II期 II期 IV期
子宮頚がんと診断された後、がん細胞が子宮頚部内にとどまっているか、それとも体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で検査を行います。がんが子宮頚部内にとどまっているか、それとも体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で行われる検査を「病期診断」といいます。病期診断の過程で集められた情報から、病期を決定します。最善の治療計画を立てるためには病期を把握することが重要です。病期診断の過程で用いられる検査や方法には次のようなものがあります: 胸部X線検査:胸部の臓器と骨のX線照射を行います。X線とは体内を通過してフィルム上まで達し、体内を撮影することができるエネルギービームの一種です。CTスキャン(CATスキャン):いろいろな角度から体内の詳細な像を連続的に撮影します。像はX線撮影装置と連動したコンピューターにより作られます。造影剤を静脈内に注入または飲み込むと、臓器や組織がよりはっきり示されます。この方法はまたコンピューター断層撮影法、またはコンピューター体軸断層撮影法とも呼ばれています。リンパ管造影法:リンパ系のX線写真を撮る方法です。下肢のリンパ管に造影剤を注入します。造影剤はリンパ節やリンパ管を通って上昇し、閉塞箇所があればX線写真を撮ります。この検査はがんがリンパ節まで拡がっているかどうかを明らかにするために役立ちます。治療前の開腹による病期診:がんが子宮頚部内にとどまっているか、それとも体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で手術療法(手術)を行います。子宮頚がんを同時に取り除くこともあります。通常、治療前外科的病期診は臨床試験の一部としてのみ行われます。超音波検査:体内の組織や臓器に高エネルギーの超音波を流し、エコーをつくります。エコーは体内組織をソノグラムと呼ばれる像に変えます。MRI(磁気共鳴画像法):磁石、電波、コンピューターを用いて体内の詳細な像を連続的に撮影します。この方法は核磁気共鳴イメージング(NMRI)とも呼ばれています。これらの検査結果と最初に行った腫瘍生検の結果と併せて検討し、子宮頚がんの病期を決定します。 子宮頚がんの病期は以下の通りです:0期(上皮内がん)0期では、がんは子宮頚部のいちばん表面の細胞層にのみみられ、それ以上深い組織までは浸潤していません。0期は上皮内がんともいわれます。I期I期では、がんは子宮頚部にのみ認められます。認められるがんの量により、IA期とIB期に分けられます。 IA期:顕微鏡でみないと検出できない、ごく微量のがんが子宮頚部の組織に認められます。IA期はIA1期とIA2期に分けられ、腫瘍の大きさによります。
IA1期では、がんの浸潤の深さは3mm以内で、拡がりは7mm以内です。
脳動脈クリップ、人工弁、人工関節、骨固定金属、子宮内金属、血管や管腔臓器内の金属(フィルター、ステント、コイルなど)歯内補填物(インプラント)、義眼、外傷などによる体内異物がある方
3.その他の注意
のところ周期当り15.3%, ET当り21.3%の妊娠率を得ている? 当科での対象患者の年齢は平均37才であり, 全国一高いにもかかわらず, その妊娠率は全国平均と同等である? これは子宮内膜の受精卵着床機能の研究から, 高年齢患者では着床機能異常を呈する例が多いことを念頭にいれて対処してきた結果と考えられる? とくに月経時剥奪不全内膜を独自に開発した内膜吸引?????やKaufman療法にて除去したことにより, 35才以上の妊娠例が増加した? しかしながら, 40才以上の対象を如何に克服するかはきわめて難題であり, 一層の研究が必要となっている?
 4. IVF-ETの妊娠率と卵管病変に関する研究 IVF-ETにおいて卵管水腫などの炎症性病変があると, その妊娠率, 流産率に影響をおよぼすことが示唆されている?当科の症例について検討した結果, そのような症例では妊娠率はほぼ変わらないが, 流産率の高いことが判明した? そこで, 病的卵管の存在が, どのような機序で妊卵の着床と初期発育の場, すなわち, 子宮内膜の???????????に関与するかを解析することが今後の課題となった? 感染にともなう種々の??????の動態などの検討をすすめる予定である?
 5. OHSSの新治療 -低用量??????療法 排卵誘発にHMG製剤を使用するにあたって, 卵巣過剰刺激症候群 (OHSS) は, 現在のところ避けられない副作用のひとつであり, 社会的にも注目されている?従来は??????製剤の大量投与, 頻回の腹水穿刺, 腫大卵巣の茎捻転による緊急手術等費用と危険の伴う病態であった?OHSSに対する低用量??????療法を取り入れ, その安全性, 有用性および経済性を確認してきた? 現在その腹水除去および全身状態改善に対する作用機序につき研究している?
 6. 思春期, 中高年期における内分泌学的検討
思春期早発症に対してGnRHaを用いた治療を施行している? 従来からの治療薬であるProgesterone誘導体では骨年齢の抑制効果が不十分であるためである?本薬剤による長期的治療成績は, 今後の同疾患に対する適正な治療法の確立に重要な情報となるものである?
中高年期における骨粗鬆症に対して結合型Estrogenを投与し, その予防効果を検討している? 高齢化社会における予防医学の研究として????補充療法の有用性が注目されている? 中高年婦人を対象とし, その不定愁訴を集中的に研究する目的で「はつらつ外来」を開設し, 更年期不定愁訴, 骨そしょう症, 心血管系障害などに対応している?2)アルキル化剤もともとは、毒ガスの研究から開発された薬です。遺伝情報の伝達など、生命の本質に重要な役割を果たしているDNAに働く薬です。DNAは普通、核塩基が対になって2本の鎖状に結合し、それがらせん状にねじれた構造になっています。アルキル化剤は、強力で異常な結合をDNAとの間につくります。するとDNAの遺伝情報が障害され、またDNAそのものも損傷を受けます。細胞が分裂してがん細胞が増殖する際には、アルキル化剤が結合した場所でDNAはちぎれ、がん細胞は死滅します。3)抗がん性抗生物質細菌に対してペニシリンといった抗生剤が選択的に効くように、がん細胞に対しても選択的に働く抗生物質があるのでは、という研究のもとに開発されました。ある種の抗生物質と同じように、土壌に含まれる微生物からつくられたものです。もともと細菌やカビに効く構造を持った抗生物質の化学構造を変化させたりすることにより、がん細胞を死滅させる効果を発揮するようになったものもあります。4)微小管作用薬細胞の中にあって、細胞の分裂に重要な微小管というものの働きを止めることにより、がん細胞を死滅させます。微小管に対する作用の違いにより、ビンカアルカロイドとタキサンの2種類の化学物質に分類されます。また、微小管は神経細胞の働きにも重要な役目を負っているため、これらの抗がん剤によって、手足のしびれなどの神経障害が出ることがあります。5)その他白金製剤:DNAと結合することにより、がん細胞の細胞分裂を阻害します。トポイソメラーゼ阻害剤:DNAを合成する酵素(トポイソメラーゼ)の働きを阻害することにより、がん細胞の分裂を阻害します。6)分子標的治療薬従来の抗がん剤は、ほぼ偶然に発見された細胞障害作用のある物質の研究によって、開発されてきました。そのため、それらはがん細胞を殺す能力に重点が置かれてきたため、がん細胞と正常細胞を区別する力が乏しく、多くの薬物有害反応が生じていました。しかし、近年の分子生物学の急速な進歩により、がん細胞だけが持つ特徴を分子レベルでとらえられるようになりました。それを標的とした薬は分子標的薬と呼ばれ、開発が進んでいます。白血病、乳がん、肺がん等で、有効な治療手段となりつつあります。6.薬物の投与方法薬物の投与方法には、静脈注射や経口投与等があります。筋肉注射や胸腔内(きょうくうない)、腹腔内(ふくくうない)、あるいは各種臓器やがんそのものに直接投与する場合もあります。抗がん剤も上記の方法で投与されますが、溶解性や局所の血管への刺激性等といった薬物の特徴により、投与に工夫が必要なこともあります。 中心静脈という太い静脈に、直接薬物を注入する方法も行われます。 治療効果をあげる工夫として、がん病巣の栄養動脈に抗がん剤を直接注入する「動注療法」が行われることもあります。栄養動脈は、がんが増殖するのに必要な酸素や栄養を含んだ血液を運んでいます。この動脈血管に直接抗がん剤を注入する化学療法の一種を、動注療法といいます。この治療法は局所療法なので、原則として全身に広がったがんには行いません。しかし全身に広がったがんでも、そのうちの一部が特に生命に影響を及ぼすと判断される場合には、その部位に対し動注療法を行うことがあります。この療法を行うためには、目的箇所の栄養動脈にカテーテルを挿入する必要があります。臓器固有の太い動脈がある肝臓や腎臓に対して、動注療法が適用されます。また、上顎(じょうがく)がんなどの頭頸部(とうけいぶ)がん、骨腫瘍、卵巣がん、膀胱(ぼうこう)がん、前立腺がん、膵(すい)がん、さらには進行した乳がん等にもこの動注療法が用いられることがあります。 経口投与は患者さんにとって便利な投与方法ですが、消化管からの吸収量に個人差が大きいため、開発が難しいとされています。また、飲み忘れといったことも起きやすいため、患者さんの十分な理解が必要になります。7.がん治療における薬物療法の目的がん治療の最大の目的は、患者さんの生命を保つことです。場合によっては、がんの増殖を遅らせること、がんに
よる症状から解放すること、全身状態(QOL:クォリティ?オブ?ライフ:生活の質)の改善等を目的とすることがあります。治療内容は、最善のものが選ばれるようになっています。
どんな治療が最善かは、その方の生活信条や生活習慣により異なります。がんの治療は、日々進歩しています。治療方針を決定するため、治療法についての正確な知識が主治医より
説明されます。いろいろな治療法が登場していますが、どの治療法にも適応(有効)と限界があり、すべてに有効という完全な治療法はまだありません。1つの治療法では完治が望め
ない場合には、いくつかの治療法を組み合わせ、それぞれの限界を補いあって治療しようという研究が行われています。このような治療法を、「がんの集学的治療」と呼んでいます。
8.化学療法で治癒可能ながん抗がん剤で完治する可能性のある疾患は、急性白血病、悪性リンパ腫、精巣(睾丸)腫瘍、絨毛(じゅうもう)がん等です。わが国におけるこれらのが
んによる死亡者数は、1年間に15,000~16,000人です。胃がんや肺がんの年間死亡者数は、それぞれ70,000人と50,000人ですから、それらに比べると比較的まれな疾患ということがで
きます。また、病気の進行を遅らせることができるがんとしては、乳がん、卵巣がん、骨髄腫(こつずいしゅ)、小細胞肺がん、慢性骨髄性白血病、低悪性度リンパ腫等があります。
投与したうちの何%かで効果があり症状が和らぐというのが、前立腺がん、甲状腺がん、骨肉腫、頭頸部がん、子宮がん、肺がん、大腸が
1) 禁煙パッチ(ニコチネルTTS)、ニトログリセリン貼付剤(ニトロダームTTS)を使用している方は、薬剤に使用している金属が発熱し、やけどするおそれがありますので、あらかじめ貼がしていただきます。
2) 妊娠中もしくは妊娠の可能性のある方は検査をお受けになることはできません。
検査時に体内金属の有無、種類などを確認させて頂きます。
腫瘍マーカー
当センターの総合検診では、男性にはPSA、CA19-9、CEA、女性には、CA125、CA19-9、CEAの検査を行っています。PSAは前立腺がん、CA125は卵巣がん、CA19-9は膵臓がん、CEAは全身を対象とした非特定部位の腫瘍マーカーです。
腫瘍マーカーとは、がん細胞の目印(マーカー)になる物質の総称です。いいかえると「がん細胞がつくる物質、またはがん細胞と反応して体内の正常細胞がつくる物質のうちで、それらを血液や組織、排泄物(尿、便)などで検査することが、がんの診断または治療の目印として役立つもの」と定義することもできます。人にできるがんのすべてをカバーする腫瘍マーカーはありませんし、適当な腫瘍マーカーのないがんも少なくありません。血液の腫瘍マーカー検査だけで早期がんを診断することはできません。そのため、当センターが画像診断との組み合わせによる検診を行っています。
PETで見た画像 PET検査機器
PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放射断層撮影)の略で、ポジトロン(陽電子)を放出するアイソトープ(放射線同位元素)で標識された薬剤(PET製剤)を注射し、その体内分布を特殊なカメラで映像化する新しい診断法です。細胞の活動性を画像化するため、悪性腫瘍の性質(悪性度)診断や転移?再発巣の診断、あるいは治療効果判定に有用性が高い検査です。
検査はまず静脈注射をした後、薬剤が全身に分布するまで約1時間ほど待ちます。その後はPETカメラのベッドに寝ているだけです。カメラはCTの装置に似ていますが、大きな音もせず、狭くもありません。撮影時間は30~60分程度で、この間は安静にしていただきます。1. 原因不明の切迫早産における凝固線溶活性の解明
 原因不明の切迫早産症例の中には凝固線溶系障害を招来する抗?????????抗体などの自己抗体が証明されることを示し, 自己抗体が関与する早産やIUGRの存在することを指摘している? そこで, 切迫早産やIUGRに対する抗凝固療法 (?????持続点滴療法) を行い, 臨床的に有意な治療効果を認め, さらに症例を重ねて検討中である?
 2. 習慣流産の原因解明と治療法の確立  抗?????????抗体などの自己抗体による凝固線溶活性の異常が原因となり, 子宮内胎児chemotherapyのpilot studyに参加し, 反応良好症例を経験しており, さらに症例を重ねて検討中である?
  b)子宮頚癌再発???因子に関する研究
 過去20年間に治療した子宮頚癌1,919例の治療成績の分析から予後背景を検討した結果, いくつかの???因子が抽出された? なかでも腺癌ないし腺癌成分を含む癌は有意に高い再発率であり, これに対し化学療法の併用を試行することとし, この他の???因子についても新たな治療方針を検討している? 当科の治療対象をみると, 腺癌が相対的にも絶対数においても増加しつつある? Ib期から?期の癌で腺癌の占める比率は, 1976年~1982年では361例中21例5.8%であったが, 1983年から1990年では460例中71例15.4%と増加し, 1991年~1995年では304例中62例20.4%とさらに増加しており, 腺癌に対する対策が急務となっている?
  c)進行子宮頚癌の集学的治療
 進行子宮頚癌に対して, 上記動注化学療法の他に, 全身的化学療法, 温熱療法, 組織内照射療法, 術中照射療法の適応について検討している? また, 再発症例に対しては, 骨盤除臓術を積極的に取り入れるとともに, 患者のQOLを考慮した?-?????についても臨床的検討を行っている?
 4. 婦人科悪性腫瘍の治療における妊孕力温存に関する研究
   (佐久本薫, 諸見里秀彦, 伊波忠, 長井裕, 東政弘, 金澤浩二)
 若年婦人の悪性腫瘍の治療では, 生命予後を損なわずに妊孕力をどのように図るかが臨床的に大きな問題となる?臨床的予後を詳細に解析することにより, 妊孕力を温存できる症例を選別することが可能となってきた?子宮頚癌の0期, Ia期症例には, ?-??-円錐切除術による保存的治療を試みている? 子宮体癌の高分化型腺癌の一部には, 内視鏡的診断を加味した厳格な症例の選別により保存的療法 (????療法など) を試み, その治療限界を検討している? 卵巣癌, 中でも悪性胚細胞腫瘍では, 積極的に妊孕力温存治療を行っており, また, 上皮性間質性卵巣癌のIa, Ib, Ic期についても妊孕力温存のための術式と術後化学療法を検討している? 現在, 治療後の妊娠?分娩例を多数経験しているが, 化学療法中の卵巣機能保護という新たな問題が出ており, これに対し, GnRHaやPillによる予防効果を検討している?
 5. 子宮内膜癌の内視鏡的およびCT, MRI画像的診断研究
    子宮(内膜)体癌の内鏡的診断法について研究を進め, 既に初期病変の診断基準を確立した? さらに, 初期病変における筋層浸潤の有無を推測するための内視鏡的所見を研究中であり, 術式の決定に有用な情報となるか否かを検討中である?
 また, CTとMRIによって病変の筋層浸潤の有無, 浸潤の深さを一層正確に診断するための解析を進め, 術式決定への有用な情報となることを確立しつつある? 1. 受精卵着床期の子宮内膜に関する内視鏡的, 超音波断層的診断
   既に, 月経周期による子宮内膜の内視鏡的所見について, 正常の場合には, 分泌中

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期 (着床期) において????状腺開口と樹枝状ないし静脈瘤様血管を呈することを明らかにした?現在, この内視鏡的所見と組織所見との関係を検索中である? また, 不妊症患者で検討


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したところ, その約40%に着床期内膜所見が不良であること, 着床期内膜所見良好患者におけるIVF-ET成績は不良患者に比べて有意に高いことを明確にし, 内膜所見をいかに改善する


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かが今後の課題となった?
b)超音波断層的研究
 

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経腟超音波断層法により, 排卵直前の超音波像として???状内膜, 高輝度内膜, 不規則高輝度内膜の3つの?????を認め, IVF-ETにおいては???状内膜を呈した群から有意に高い妊娠

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率が得られている? これら所見の組織学的所見は, ???状内膜では小腺管が密で間質細胞が粗に分布しているのに対し, 高輝度内膜では大小不同の腺管と密な間質細胞が分布してお

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り, 内膜の腺細胞と間質細胞の増殖?分化の違いが着床機能に影響を与えていることが推測される? 2. 腹腔鏡検査による卵管采の形態学的研究 卵管采は排卵された卵を捕捉するとい

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う重要な役割を有しているが, その実態は明らかでなく, 形態学的な分類もまだ確立されていない? 腹腔鏡検査時に生食水内に浮遊する卵管采の形態を観察すると, 卵管采は絨毛様の

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微細構造をもち, そこに走行する血管の分布も特徴的である? 卵管采を形態学的に分類し, 妊孕性との関連を検討している?


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