●扁桃肥大の治療
イビキの原因の一つにもなっている肥大した口蓋扁桃を縮小させることが出来ます。従来、扁桃肥大がある場合にはイビキの手術として口蓋扁桃摘出手術を含めた咽頭形成手術UPPPが適応とされ、入院手術が必要でした。確実な咽頭拡大には勿論UPPPの手術的価値は大きいものですが、扁桃肥大が主要因のイビキの治療には手術侵襲の大きいUPPPではなく、ラジオ波凝固治療で扁桃を縮小させるだけでも咽頭腔を拡げることが出来ます。ラジオ波凝固治療法は、口蓋扁桃肥大や慢性扁桃炎あるいは舌扁桃肥大が原因となっている咽喉頭異常感症の治療にも応用することが出来ます。(扁桃肥大のRFITT-1,-2)
●炎症を繰り返す慢性扁桃炎や腺窩性(陰窩性)扁桃炎に対する適応
通常の手術手技による口蓋扁桃摘出手術には少なくないリスクが伴いますが、コブレーターやセロンによる扁桃のラジオ波凝固治療は、慢性炎症を起こしている口蓋扁桃のボリュームをより安全に減少させることが出来ます。また、扁桃はそれほど腫れていなくても口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩というくぼみの中にたまる膿汁と膿栓によって生じる口臭やのどの不快感(咽喉頭異常感症)に対して、腺窩を含めて口蓋扁桃全体をラジオ波凝固治療によって縮小させることが出来ます。
●イビキの治療あるいはイビキの咽頭形成手術の補助として
肥厚した軟口蓋や口蓋垂を縮小させることによって、咽頭腔を拡大することが出来ます。また、舌扁桃肥大などで舌根部が肥大しているため、睡眠中に舌の付け根がのどを塞いで気道が狭くなるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小手術(舌根肥大のRFITT-1,-2) として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用いる咽頭形成手術( CAUP: Coblation Assisited Upper Airway Procederes, RAUP: Radiofrequency-Assisted Uvulopalatoplasty )も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFITT-1,-2)
●鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善が悪い場合、ラジオ波凝固治療によってレーザーよりも効果的に永続性を持たせて肥大した下鼻甲介を縮小させることが出来ます。ラジオ波を用いた下鼻甲介の減量手術は、外来で短時間で簡便に、安全に施行できる理想的な手術法と考えられます。レーザー治療を繰り返した後にも残る下鼻甲介の肥大に対してはレーザー治療と殆ど変わることのない術前処置と費用でラジオ波凝固治療を受けていただけます。
また、慢性副鼻腔炎で鼻茸が鼻腔を閉塞しているようなケースにも、外来治療としてラジオ波凝固治療を適応して鼻茸を凝固縮小させることが出来ます。
【ラジオ波凝固治療器】質問A:口臭とのどの不快感
いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。
まとめの回答
黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
いつもノドが気になっていて何かすっきりとする方法はないかと思っている時に「扁桃腺と口臭」という記事を読んで、自分でも思い当たる節があったのと、膿栓のようなものがある場合は唾液を飲み込んでもなんとなく鼻に抜けて不快感があり、気になっておりました。最近は年に1度くらいですが、風邪を引くと38度から39度の熱が出ることもあります。しかしながら、扁桃腺の摘出手術はなにやら大変そうだし、そこまで事が重要ではないかもしれないと思っています。そこで、以下質問をさせて頂きたいと思います。
1) 扁桃のラジオ波凝固治療にかかる時間と費用
入院の必要はあるのか?一回で終わるのか?全身麻酔などは必要か?
2) 扁桃のラジオ波凝固治療後の効果期間
とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
3) 扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間
を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療
私は扁桃腺に特に弊害は無く、いびきもひどくはありません。しかし扁桃腺がかなり大きく、普段も喉に当たって気になるときがあるので扁桃腺を切除しようとして大学病院で見てもらったところ、扁桃腺は確かに大きいけれど全く異常は無いので切る必要は無いが気になるならば手術もできますとのことでした。ラジオ波凝固治療で縮小させることができればと思います。
1) ラジオ波凝固治療のために入院は必要でしょうか?
手術は入院を必要とせず、通院で良いというのはとても魅力的です。もしも手術を受けたいと思うのであれば、一度そちらにお伺いして診察してもらってからとなるのでしょうか?
2) 費用はどのくらい掛かりますでしょうか?扁桃の大きさによっても違うのでしょうか?もしくは症状によっても違うのでしょうか?
3) 治療のあとすぐ普通に生活できるのでしょうか?
以上よろしくお願いします。
質問C:扁桃腺のくぼみにいつも何かが詰まっています
扁桃腺のくぼみにいつも異物が詰まっています。今年の4月ごろ風邪をこじらせて1ヶ月ぐらい声が出なくなり、声が出るようになった5月ごろから現在までずっと扁桃腺に何かがくっついているような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
1) 手術の方法について解説をお願いします。
2) 手術の危険度はどうなのでしょうか?
3) 手術の痛みはどれほどでしょうか?
4) 手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5) 出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6) 患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8) 術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9) 扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。
まとめの回答
黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固?変性の度合いが穏やかなものになっています。
手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固?蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固?縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固?削除してゆく方法を併用します。
扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4~5日、特に最初の2~3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固?焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1~2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(2007年6月の時点で手術531件中3例0.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。初診では手術治療の適応判断を行い、予約でラジオ波凝固治
急性リンパ性白血病小児
療を行っています。手術前には感染症、炎症性疾患、肝機能障害などの有無をチェックするために血液検査を受けておいていただきます。高血圧や糖尿病などの全身疾患のある方は主
急性リンパ性白血病小児
治医の先生に疾患の十分なコントロールをしていただいた上で手術を受けていただく必要があります。手術は平日の朝一番に行っています。当日朝は水分摂取はかまいませんが、絶食
急性リンパ性白血病小児
して来院していただきます。最初にゼリー状の麻酔薬でうがいをすることでウエッとなる咽頭反射をなくします。のどの反射が強い方はご自宅でうがいをする要領で、口を上手に開け
急性リンパ性白血病小児
る練習をしておいていただきます。麻酔薬のうがいで咽頭の表面麻酔ができたら、次に局所麻酔薬を扁桃の周囲に数ccのわずかな量ですが注射し、15分くらい待って手術時の疼痛を完
急性リンパ性白血病小児
全に無くしてからラジオ波凝固治療を行います。治療時間は10分くらいのものです。術後は特に処置することはありませんから通院は不要です。1ヶ月位で術後経過をみせていただく
急性リンパ性白血病小児
ようにお願いしています。肥大した扁桃の実質や深い腺窩の縮小効果が十分に得られていないような場合には再治療の予定を立てていただくことになります。繰り返すことによって扁
急性リンパ性白血病小児
桃の縮小効果はより良好になります。ラジオ波凝固により縮小した扁桃は炎症が続くことがない限り再増大することはありません。
急性リンパ性白血病小児
扁桃のラジオ波凝固治療は医療費用の項目で扁桃切除手術として示してあります。保険診療による3割負担の
2009年1月25日星期日
2009年1月23日星期五
急性骨髄性白血病
のです。がんと闘っていると様々な不安や自信喪失が襲ってきます。「自分はこのまま死ぬのではないだろうか。」という不安から、病気に対して目をそむけて逃げ出したくなっていた時の事です。中国抗癌協会が発行する《癌症康復》という雑誌を見つけました。
その雑誌と出会ってから、私の健康回復は方向性が明確になり、抗がんへの自信を一層強めることが出来たのです。癌患者が周恩来首相をしのぶ》という記事があり、それが私のその後を大きく変えました。
内容は、周恩来首相が1974年6月から1976年1月8日に逝去するまで、6回の大手術をしながら一方で、昼夜国内外の大事を処理していたこと、生前、自身ががん患者であったため、がんの予防や治療に大きな力を注ぎ、中国医学と西洋医学を融
合することにより、がん治療に新しい道を開こうと全国に呼びかけたことが書かれていました。この文章を読んで彼の強靱な気力に私は深く元気付けられたものです。
私はそれまで死を見つめてがんと闘ってきました。しかしこれからは自分を見つめ、皆と一緒に南京癌友康復協会に入り、群体抗癌に身を投じて積極的に生きて行こうと決断
しました。南京癌友康復協会はがんを克服するための新しい理念、知識を学ぶことが出来ます。
治療についての知識、考え方、栄養の摂り方、食生活、漢方薬の飲み方など、がんと闘う上で起こってくる様々な問題を解決してくれます。
私は、一人でも多くの方がこの組織の一員になり、皆で群体抗癌することによって生活が更に充実し、がんに打ち勝って健康になることを望んでいます。子宮頚癌の検診は、まず、子宮頸部の細胞診で行います。結果は、 Vと分けられます。 は正常。は、軽度異形成。高度異形成。は、上皮内癌。Vは、浸潤癌とクラス分けします。までが、良性。からが悪性となります。つまり軽度異形成は、ほぼHPVの感染所見のことが多く、が自然治癒し、11%がくなり、最終的に0.3%が癌になります。32%が自然治癒し、56%が存続、14%が進行するとされています。HPVの型には、より子宮頚癌になりやすい型(ハイリスク)とそうでない型があります。そのハイリスク型は、。HPVの感染率は、統計により異なりますが、10~20代は、約50%、30~40代は、約30%。そのHPV陽性者の約半分にハイリスク型HPVが検出されております。HPV陰性例にが期待されている代表的な疾患です。急性白血病の治療とは、化学療法によって、できるだけ白血病細胞を減少させることです。化学療法により体内の白血病細胞が一定の数以下に減少し、正常な造血能力が回復すると、貧血や白血球減少、血小板減少は解消され、すべての症状も消失します。この状態を完全寛解といい、そのために行う治療が寛解導入療法です。しかし、完全寛解の状態に改善され、治癒率も高くなっています。 化学療法を行った場合の薬物有害反応としては、口内炎、脱毛、悪心(おしん:吐き気)、嘔吐(おうと)、白血球減少等がみられます。小細胞肺がんでは抗がん剤は有効で、多くの場合がん細胞は縮小し、消失することもあります。 しかし再発する場合も多く、その場合の抗がん剤の投与については、まだ研究途中の段階です。エトポシド、シスプラチン、カルボプラチン、塩酸イリノテカン等の薬剤が主に使われています。現在、わが国で広く用いられている組み合わせは、以下のとおりです。 1.シスプラチンと塩酸イリノテカンの2剤併用 2.PE療法:シスプラチン、エトポシドの2剤併用
これらの併用療法を、3~4週間隔で4~6回繰り返し行うのが標準的です。また、多数の抗がん剤を毎週使用する方法が検討されています。 抗がん剤の種類
抗がん剤は作用の仕方や由来等により、「細胞障害性抗がん剤」と「分子標的治療薬」に分類されます。「細胞障害性抗がん剤」はさらに、代謝拮抗剤(たいしゃきっこうざい)、アルキル化剤、抗がん性抗生物質、微小管阻害薬等に分類されます。アルキル化剤や抗がん性抗生物質はある一定の濃度に達すると、作用時間が短くても確実に効きます。しかし、正常細胞への攻撃も避けられません。そこで現在、薬をより効果的にがん病巣に到達させる研究が盛んに行
おいては、異形成から癌の存在は、きわめてまれであるとされています。このため、子宮頚癌検診では、特に細胞診と思われます。ですが、悪性黒色腫等で臨床試験がはじまったばかりです。一部の患者さんでがんの縮小を認めたとの報告がありますが、今のところその効果と副作用についての評価は定まっていません。また、患者さん自身に対して不利益な免疫反応を引き起こす可能性が指摘されています。3.ワクチン療法1)腫瘍細胞ワクチン患者さんのがん細胞そのものを破壊したり、あるいは殖えないように処理してから本人に接種し、がんに対する特異的な免疫を誘導する治療法です。しかし、がん細胞のみではT細胞の活性化に必須である分子が存在しないので、がん特異的抗原に対する免疫反応の誘導が十分に行われない可能性があります。最近では、がん細胞に免疫反応に必要な補助分子などの遺伝子やサイトカインの遺伝子を導入し、治療に用いる試みが行われています(項を参照してください)。2)がん特異的抗原ペプチドによる免疫療法患者さん本人の免疫ががんを排除できるかどうかは、長い間わかりませんでした。しかし、TIL中にがんを認識するキラーT細胞が存在することが明らかになり、続いて、このキラーT細胞が認識することのできるがん細胞に特異的な抗原のあることが明らかになりました。現在までに、数十種類のがん特異的抗原が見つかっていて、その遺伝子も明らかとなってきました。最近では、さらにがん特異的抗原の中でHLAに結合しやすいペプチドや、がん特異的抗原そのものを用いた新しい免疫療法が行われるようになってきました。先に述べたような樹状細胞を用いてがんに特異的なキラーT細胞を誘導する方法や、がん特異抗原あるいはそのペプチドを、免疫反応を増強させる補助物質(アジュバントと呼びます)とともに皮下に投与する治療法もあります。 [効果]主に、悪性黒色腫を対象にしています。がん特異的抗原による治療によって、肺にあった転移巣が消失した例や、IL-2の併用によってがんが消失した例等が報告されています。しかし、臨床的有用性に関する結論はまだ得られていない状況です。 [問題点]がん特異的抗原ペプチドはHLAクラスIによって提示されるために、HLAクラスIを発現していないがんに対しては効果が期待できません。 また、HLAの種類によって結合するペプチドが限られているために、特定のHLAを持つ患者さんにしか使用できないという問題点があります。4.サイトカイン療法 サイトカインは、免疫を担当する細胞がつくる物質です。免疫応答を調整するものや、免疫担当細胞を活性化、あるいは増殖させる作用のあるもの等があります。また、直接がん細胞を殺傷する作用を持つものもあります。 1)インターロイキン2(Interleukin-2:IL-2)によるサイトカイン療法 IL-2は、T細胞を増殖させる物質として最初に発見されました。しかしそれだけでなく、ナチュラルキラー細胞ががん細胞を破壊する作用を強めることも明らかとなっています このような効果を期待し、IL-2によるがん治療が試みられてきました 実際には、IL-2を直接患者さんに投与し、生体内でがん細胞を殺定位放射線照射では、治療装置や患者さんを固定する精度をmm単位で管理して定位放射線照射とは、病巣に対し多方向から放射線を集中させる方法です。通常の放射線治療に比較し、周囲の正常組織に当たる線量を極力減少させることが可能です。定位放射線照射には、ガンマナイフに代表される1回照射の定位手術的照射と、数回に分割して照射する定位放射線治療に大別されますいます。 これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用されています。脳以外の病巣への応用としては、後述のように頭頸部や肺の病巣(肺がんや転移性肺がん)に応用され、他の部位に対しても検討がはじまっています。 この治療が個々のケースに適しているかどうかは十分検討する必要がありますので、主治医および放射線腫瘍医にご相談ください。1.ガンマナイフによる定位放射線照射 ガンマナイフとは、201個のコバルト線源をヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置した放射線照射装置です。おのおのの線源から放出される放射線(ガンマ線)がヘルメット内の小さな穴を通過することでペンシル状のビームとなり、小領域に集まるように設計されています。このようにして、多方向から一点に高線量の放射線を集中させることができます。 治療法は、「レクセルのフレーム」という金属の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、放射線を照射する部位を決め、その部位に正確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセルは、脳外科手術の延長として考案したので、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいしょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、この治療が徐々に脳循環の状態を変えるため、外科療法や異常血管塞栓療法(いさらに大別して2種類が存在します。1つは、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を殺傷する能力を持っている細胞傷害性(またはキラー)T細胞です。 もう1つは、種々のサイトカインを産生してB細胞の抗体産生を活性化したり、他のT細胞を活性化させる働きを持つヘルパ
ーT細胞です。 その他、ナチュラルキラー(Natural Killer:NK)細胞はウイルス感染細胞や、がん細胞を殺傷する働きがあります。マクロファージは細菌などの異物を貪食(ど
んしょく)し、殺菌したりする作用があります。 好中球もマクロファージと同様に細菌を貪食し、殺菌する作用を持っています。このように多くの種類の細胞が、免疫現象にかかわ
っています。粒子線治療の現況と将来
国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働
し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内で
はじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(288万3000円)は自己負担です。国
立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子
線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エ
ネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った
重粒子(重イオン)線治療ました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可され
なっても白血病細胞は残っているので、寛解後療法、いわゆる「地固め療法」と呼ばれる化学療法を引き続き行い、さらに維持、強化療法を行って、白血病の再発予防、治癒を目指します。また、白血病の化学療法を行っている間は、病気それ自体および化学療法剤による薬物有害反応のため、出血や感染などの危険な合併症を起こす可能性があります。この合併症を防ぐ治療、つまり支持療法(補助療法)も重要です。 急性骨髄性白血病やリンパ性白血病の中心的抗がん剤は、塩酸ダウノルビシン、塩酸イダルビシン、シタラビン等です。寛解導入療法では、一般にこれらの薬剤の中から2種類を併用します。地固め療法後、さらに白血病細胞を減少させるために1~2ヵ月間隔で行われるのが、強化療法です。寛解導入療法、地固め療法と同等の強さの治療を行います。また、完全寛解後の最強の治療法として、骨髄移植や最近はミニ移植が行われています。従来の骨髄移植は、正常骨髄が回復できないくらい大量の薬剤投与と強力な放射線療法で、白血病細胞をほとんど消失させた後、白血球型(HLA型)の適合した骨髄提供者の末梢血幹細胞や骨髄液を点滴で移植する治療法です。ミニ移植では、移植幹細胞の生着を助けるため抗がん剤を用いますが、従来の骨髄移植ほど強力には抗がん剤を使用しません。移植細胞の免疫により、白血病細胞を攻撃し治療するのが目的です。急性白血病の治療の場合、出血および感染などの重い合併症を併発する危険が高いので、無菌室や無菌ベッドの使用が必要です。その中で、抗生物質や輸血等の支持療法が行われます。 急性白血病では、骨髄性でもリンパ性でも完全寛解率は70%以上です。現在、骨髄性の場合は、完全寛解した30%前後の方は5年以上再発せず治癒していると考えられていて、この成績は向上しています。 悪性リンパ腫は、分類されています。非ホジキンリンパ腫は、化学療法と放射線療法で治癒可能になりました。病理組織学的悪性度、病期(病気の進行度)、全身状態等によって治療法を選択します。多くの場合、抗がん剤の多剤併用化学療法を行います。抗がん剤は、塩酸ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン剤)、CD20抗体(リツキシマブ)等を組み合わせて使用します。 強力な治療法ですが、専門病院での治療成績をみると、完全寛解率は50~80%、5年生存率は40~60%でかなりの患者さんが治癒する疾患といえます。 ホジキンリンパ腫のI、II期では放射線療法単独、もしくは放射線療法と化学療法との併用が、III、IV期では化学療法が選択されます。III、IV期症例に対する化学療法による成績は、5年生存率で40~80%と幅がみられますが、比較的多く治癒します。成人のがんでは、化学療法が最高の治癒率を示すがんです。シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、70%以上にがん細胞の完全な消失が認められ、治癒率も60%以上と小児急性リンパ性白血病に匹敵します。 シスプラチンを主体とする多剤併用化学療法が、よく用いられます。化学療法を行った後、2回目、3回目の手術が行われることもあります。40%以上にがん細胞の完全消失が認められます。 ほぼ100%の治癒率を示します。メトトレキサートやアクチノマイシンD等の抗がん剤を中心とした化学療法を行い、その後は必要に応じて外科療法を併用します。以前は子宮摘出が主体でしたが、現在は抗がん剤による化学療法が法は、採取した腫瘍組織を処理し、抗癌剤投与群と非
投与群に分け培養した後、酵素反応による発光度をもとに生細胞数を測定し、各種の抗癌剤に対する感受性の判定を行うものです。また、腫瘍組織から抽出したDNA?RNAに対し分子生物学的手法を用いて、種々の因子と抗癌剤感受性と
急性骨髄性白血病
の関連につき解析しています。多くの抗癌剤はDNA上に傷をつけますが、これらの傷を効率よく除去?修
急性骨髄性白血病
復する分子機構が破綻することにより、抗癌剤感受性が変化することが予想されます。基礎的研究より、このような傷を修復する分子機構の中でミスマッチ修復機構とよばれる機構
急性骨髄性白血病
が、胃癌の抗癌剤治療におい
て主力的役割を果たすフッ化ピリミジン(5-FU)感受性に影響を与えることを見出していま
急性骨髄性白血病
す。当科では、以前よりミスマッチ修復機構の異常を同定する検査(マイクロサテライト不安定性解析)を行ってお
急性骨髄性白血病
り、このような修復機構異常の有無による5-FU投与の効果のちがいについて検討を行っています。マイクロサテライト不安定性を認める症例、すなわちミスマッチ修復機構が異常な症
急性骨髄性白血病
例では、5-FUに対しての感
受性が低下していると考えられますので、これらの関係を明らかにするとともに、その分子
急性骨髄性白血病
機構についての解析を進めています。っています.幽門側胃切除術は,一部の進行癌も腹腔鏡下手術で行ってます (適応については次項参照).1999年以降,当科における胃癌手術
急性骨髄性白血病
の半分以上が腹腔 鏡下手術となっています.私は14年前に胃がんを患いました。希望を失いかけていた私が1冊の雑誌との出会ったことによって回復への段階を歩み始めた
その雑誌と出会ってから、私の健康回復は方向性が明確になり、抗がんへの自信を一層強めることが出来たのです。癌患者が周恩来首相をしのぶ》という記事があり、それが私のその後を大きく変えました。
内容は、周恩来首相が1974年6月から1976年1月8日に逝去するまで、6回の大手術をしながら一方で、昼夜国内外の大事を処理していたこと、生前、自身ががん患者であったため、がんの予防や治療に大きな力を注ぎ、中国医学と西洋医学を融
合することにより、がん治療に新しい道を開こうと全国に呼びかけたことが書かれていました。この文章を読んで彼の強靱な気力に私は深く元気付けられたものです。
私はそれまで死を見つめてがんと闘ってきました。しかしこれからは自分を見つめ、皆と一緒に南京癌友康復協会に入り、群体抗癌に身を投じて積極的に生きて行こうと決断
しました。南京癌友康復協会はがんを克服するための新しい理念、知識を学ぶことが出来ます。
治療についての知識、考え方、栄養の摂り方、食生活、漢方薬の飲み方など、がんと闘う上で起こってくる様々な問題を解決してくれます。
私は、一人でも多くの方がこの組織の一員になり、皆で群体抗癌することによって生活が更に充実し、がんに打ち勝って健康になることを望んでいます。子宮頚癌の検診は、まず、子宮頸部の細胞診で行います。結果は、 Vと分けられます。 は正常。は、軽度異形成。高度異形成。は、上皮内癌。Vは、浸潤癌とクラス分けします。までが、良性。からが悪性となります。つまり軽度異形成は、ほぼHPVの感染所見のことが多く、が自然治癒し、11%がくなり、最終的に0.3%が癌になります。32%が自然治癒し、56%が存続、14%が進行するとされています。HPVの型には、より子宮頚癌になりやすい型(ハイリスク)とそうでない型があります。そのハイリスク型は、。HPVの感染率は、統計により異なりますが、10~20代は、約50%、30~40代は、約30%。そのHPV陽性者の約半分にハイリスク型HPVが検出されております。HPV陰性例にが期待されている代表的な疾患です。急性白血病の治療とは、化学療法によって、できるだけ白血病細胞を減少させることです。化学療法により体内の白血病細胞が一定の数以下に減少し、正常な造血能力が回復すると、貧血や白血球減少、血小板減少は解消され、すべての症状も消失します。この状態を完全寛解といい、そのために行う治療が寛解導入療法です。しかし、完全寛解の状態に改善され、治癒率も高くなっています。 化学療法を行った場合の薬物有害反応としては、口内炎、脱毛、悪心(おしん:吐き気)、嘔吐(おうと)、白血球減少等がみられます。小細胞肺がんでは抗がん剤は有効で、多くの場合がん細胞は縮小し、消失することもあります。 しかし再発する場合も多く、その場合の抗がん剤の投与については、まだ研究途中の段階です。エトポシド、シスプラチン、カルボプラチン、塩酸イリノテカン等の薬剤が主に使われています。現在、わが国で広く用いられている組み合わせは、以下のとおりです。 1.シスプラチンと塩酸イリノテカンの2剤併用 2.PE療法:シスプラチン、エトポシドの2剤併用
これらの併用療法を、3~4週間隔で4~6回繰り返し行うのが標準的です。また、多数の抗がん剤を毎週使用する方法が検討されています。 抗がん剤の種類
抗がん剤は作用の仕方や由来等により、「細胞障害性抗がん剤」と「分子標的治療薬」に分類されます。「細胞障害性抗がん剤」はさらに、代謝拮抗剤(たいしゃきっこうざい)、アルキル化剤、抗がん性抗生物質、微小管阻害薬等に分類されます。アルキル化剤や抗がん性抗生物質はある一定の濃度に達すると、作用時間が短くても確実に効きます。しかし、正常細胞への攻撃も避けられません。そこで現在、薬をより効果的にがん病巣に到達させる研究が盛んに行
おいては、異形成から癌の存在は、きわめてまれであるとされています。このため、子宮頚癌検診では、特に細胞診と思われます。ですが、悪性黒色腫等で臨床試験がはじまったばかりです。一部の患者さんでがんの縮小を認めたとの報告がありますが、今のところその効果と副作用についての評価は定まっていません。また、患者さん自身に対して不利益な免疫反応を引き起こす可能性が指摘されています。3.ワクチン療法1)腫瘍細胞ワクチン患者さんのがん細胞そのものを破壊したり、あるいは殖えないように処理してから本人に接種し、がんに対する特異的な免疫を誘導する治療法です。しかし、がん細胞のみではT細胞の活性化に必須である分子が存在しないので、がん特異的抗原に対する免疫反応の誘導が十分に行われない可能性があります。最近では、がん細胞に免疫反応に必要な補助分子などの遺伝子やサイトカインの遺伝子を導入し、治療に用いる試みが行われています(項を参照してください)。2)がん特異的抗原ペプチドによる免疫療法患者さん本人の免疫ががんを排除できるかどうかは、長い間わかりませんでした。しかし、TIL中にがんを認識するキラーT細胞が存在することが明らかになり、続いて、このキラーT細胞が認識することのできるがん細胞に特異的な抗原のあることが明らかになりました。現在までに、数十種類のがん特異的抗原が見つかっていて、その遺伝子も明らかとなってきました。最近では、さらにがん特異的抗原の中でHLAに結合しやすいペプチドや、がん特異的抗原そのものを用いた新しい免疫療法が行われるようになってきました。先に述べたような樹状細胞を用いてがんに特異的なキラーT細胞を誘導する方法や、がん特異抗原あるいはそのペプチドを、免疫反応を増強させる補助物質(アジュバントと呼びます)とともに皮下に投与する治療法もあります。 [効果]主に、悪性黒色腫を対象にしています。がん特異的抗原による治療によって、肺にあった転移巣が消失した例や、IL-2の併用によってがんが消失した例等が報告されています。しかし、臨床的有用性に関する結論はまだ得られていない状況です。 [問題点]がん特異的抗原ペプチドはHLAクラスIによって提示されるために、HLAクラスIを発現していないがんに対しては効果が期待できません。 また、HLAの種類によって結合するペプチドが限られているために、特定のHLAを持つ患者さんにしか使用できないという問題点があります。4.サイトカイン療法 サイトカインは、免疫を担当する細胞がつくる物質です。免疫応答を調整するものや、免疫担当細胞を活性化、あるいは増殖させる作用のあるもの等があります。また、直接がん細胞を殺傷する作用を持つものもあります。 1)インターロイキン2(Interleukin-2:IL-2)によるサイトカイン療法 IL-2は、T細胞を増殖させる物質として最初に発見されました。しかしそれだけでなく、ナチュラルキラー細胞ががん細胞を破壊する作用を強めることも明らかとなっています このような効果を期待し、IL-2によるがん治療が試みられてきました 実際には、IL-2を直接患者さんに投与し、生体内でがん細胞を殺定位放射線照射では、治療装置や患者さんを固定する精度をmm単位で管理して定位放射線照射とは、病巣に対し多方向から放射線を集中させる方法です。通常の放射線治療に比較し、周囲の正常組織に当たる線量を極力減少させることが可能です。定位放射線照射には、ガンマナイフに代表される1回照射の定位手術的照射と、数回に分割して照射する定位放射線治療に大別されますいます。 これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用されています。脳以外の病巣への応用としては、後述のように頭頸部や肺の病巣(肺がんや転移性肺がん)に応用され、他の部位に対しても検討がはじまっています。 この治療が個々のケースに適しているかどうかは十分検討する必要がありますので、主治医および放射線腫瘍医にご相談ください。1.ガンマナイフによる定位放射線照射 ガンマナイフとは、201個のコバルト線源をヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置した放射線照射装置です。おのおのの線源から放出される放射線(ガンマ線)がヘルメット内の小さな穴を通過することでペンシル状のビームとなり、小領域に集まるように設計されています。このようにして、多方向から一点に高線量の放射線を集中させることができます。 治療法は、「レクセルのフレーム」という金属の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、放射線を照射する部位を決め、その部位に正確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセルは、脳外科手術の延長として考案したので、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいしょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、この治療が徐々に脳循環の状態を変えるため、外科療法や異常血管塞栓療法(いさらに大別して2種類が存在します。1つは、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を殺傷する能力を持っている細胞傷害性(またはキラー)T細胞です。 もう1つは、種々のサイトカインを産生してB細胞の抗体産生を活性化したり、他のT細胞を活性化させる働きを持つヘルパ
ーT細胞です。 その他、ナチュラルキラー(Natural Killer:NK)細胞はウイルス感染細胞や、がん細胞を殺傷する働きがあります。マクロファージは細菌などの異物を貪食(ど
んしょく)し、殺菌したりする作用があります。 好中球もマクロファージと同様に細菌を貪食し、殺菌する作用を持っています。このように多くの種類の細胞が、免疫現象にかかわ
っています。粒子線治療の現況と将来
国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働
し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内で
はじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(288万3000円)は自己負担です。国
立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子
線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エ
ネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った
重粒子(重イオン)線治療ました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可され
なっても白血病細胞は残っているので、寛解後療法、いわゆる「地固め療法」と呼ばれる化学療法を引き続き行い、さらに維持、強化療法を行って、白血病の再発予防、治癒を目指します。また、白血病の化学療法を行っている間は、病気それ自体および化学療法剤による薬物有害反応のため、出血や感染などの危険な合併症を起こす可能性があります。この合併症を防ぐ治療、つまり支持療法(補助療法)も重要です。 急性骨髄性白血病やリンパ性白血病の中心的抗がん剤は、塩酸ダウノルビシン、塩酸イダルビシン、シタラビン等です。寛解導入療法では、一般にこれらの薬剤の中から2種類を併用します。地固め療法後、さらに白血病細胞を減少させるために1~2ヵ月間隔で行われるのが、強化療法です。寛解導入療法、地固め療法と同等の強さの治療を行います。また、完全寛解後の最強の治療法として、骨髄移植や最近はミニ移植が行われています。従来の骨髄移植は、正常骨髄が回復できないくらい大量の薬剤投与と強力な放射線療法で、白血病細胞をほとんど消失させた後、白血球型(HLA型)の適合した骨髄提供者の末梢血幹細胞や骨髄液を点滴で移植する治療法です。ミニ移植では、移植幹細胞の生着を助けるため抗がん剤を用いますが、従来の骨髄移植ほど強力には抗がん剤を使用しません。移植細胞の免疫により、白血病細胞を攻撃し治療するのが目的です。急性白血病の治療の場合、出血および感染などの重い合併症を併発する危険が高いので、無菌室や無菌ベッドの使用が必要です。その中で、抗生物質や輸血等の支持療法が行われます。 急性白血病では、骨髄性でもリンパ性でも完全寛解率は70%以上です。現在、骨髄性の場合は、完全寛解した30%前後の方は5年以上再発せず治癒していると考えられていて、この成績は向上しています。 悪性リンパ腫は、分類されています。非ホジキンリンパ腫は、化学療法と放射線療法で治癒可能になりました。病理組織学的悪性度、病期(病気の進行度)、全身状態等によって治療法を選択します。多くの場合、抗がん剤の多剤併用化学療法を行います。抗がん剤は、塩酸ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン剤)、CD20抗体(リツキシマブ)等を組み合わせて使用します。 強力な治療法ですが、専門病院での治療成績をみると、完全寛解率は50~80%、5年生存率は40~60%でかなりの患者さんが治癒する疾患といえます。 ホジキンリンパ腫のI、II期では放射線療法単独、もしくは放射線療法と化学療法との併用が、III、IV期では化学療法が選択されます。III、IV期症例に対する化学療法による成績は、5年生存率で40~80%と幅がみられますが、比較的多く治癒します。成人のがんでは、化学療法が最高の治癒率を示すがんです。シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、70%以上にがん細胞の完全な消失が認められ、治癒率も60%以上と小児急性リンパ性白血病に匹敵します。 シスプラチンを主体とする多剤併用化学療法が、よく用いられます。化学療法を行った後、2回目、3回目の手術が行われることもあります。40%以上にがん細胞の完全消失が認められます。 ほぼ100%の治癒率を示します。メトトレキサートやアクチノマイシンD等の抗がん剤を中心とした化学療法を行い、その後は必要に応じて外科療法を併用します。以前は子宮摘出が主体でしたが、現在は抗がん剤による化学療法が法は、採取した腫瘍組織を処理し、抗癌剤投与群と非
投与群に分け培養した後、酵素反応による発光度をもとに生細胞数を測定し、各種の抗癌剤に対する感受性の判定を行うものです。また、腫瘍組織から抽出したDNA?RNAに対し分子生物学的手法を用いて、種々の因子と抗癌剤感受性と
急性骨髄性白血病
の関連につき解析しています。多くの抗癌剤はDNA上に傷をつけますが、これらの傷を効率よく除去?修
急性骨髄性白血病
復する分子機構が破綻することにより、抗癌剤感受性が変化することが予想されます。基礎的研究より、このような傷を修復する分子機構の中でミスマッチ修復機構とよばれる機構
急性骨髄性白血病
が、胃癌の抗癌剤治療におい
て主力的役割を果たすフッ化ピリミジン(5-FU)感受性に影響を与えることを見出していま
急性骨髄性白血病
す。当科では、以前よりミスマッチ修復機構の異常を同定する検査(マイクロサテライト不安定性解析)を行ってお
急性骨髄性白血病
り、このような修復機構異常の有無による5-FU投与の効果のちがいについて検討を行っています。マイクロサテライト不安定性を認める症例、すなわちミスマッチ修復機構が異常な症
急性骨髄性白血病
例では、5-FUに対しての感
受性が低下していると考えられますので、これらの関係を明らかにするとともに、その分子
急性骨髄性白血病
機構についての解析を進めています。っています.幽門側胃切除術は,一部の進行癌も腹腔鏡下手術で行ってます (適応については次項参照).1999年以降,当科における胃癌手術
急性骨髄性白血病
の半分以上が腹腔 鏡下手術となっています.私は14年前に胃がんを患いました。希望を失いかけていた私が1冊の雑誌との出会ったことによって回復への段階を歩み始めた
2009年1月19日星期一
白血病白血球
独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。 これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用されています。脳以外の病巣への応用としては、後述のように頭頸部や肺の病巣(肺がんや転移性肺がん)に応用され、他の部位に対しても検討がはじまっています。 この治療が個々のケースに適しているかどうかは十分検討する必要がありますので、主治医および放射線腫瘍医にご相談ください。1.ガンマナイフによる定位放射線照射 ガンマナイフとは、201個のコバルト線源をヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置した放射線照射装置です。おのおのの線源から放出される放射線(ガンマ線)がヘルメット内の小さな穴を通過することでペンシル状のビームとなり、小領域に集まるように設計されています。このようにして、多方向から一点に高線量の放射線を集中させることができます。 治療法は、「レクセルのフレーム」という金属の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、放射線を照射する部位を決め、その部位に正確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセルは、脳外科手術の延長として考案したので、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいしょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、この治療が徐々に脳循環の状態を変えるため、外科療法や異常血管塞栓療法(いじょうけっかんそくせんりょうほう)に比べて危険性は少なく、おおよそこの治療を受けた90%の患者さんで有効性を認めています。近年の画像診断やコンピュータの技術進歩により、複雑な形状の病巣に対しても治療が可能になり、現在は転移性脳腫瘍などがんの治療にも応用されています。わが国では、平成8年4月1日に保険適用になっています。2.リニアックを用いた定位放射線照射ガンマナイフによる治療は線量の集中性がよく、優れた治療成績をあげました。これを参考にして、一般の病院にすでに普及した放射線治療装置である直線加速器(リニアック)を用いて、病巣に放射線を集中させる治療を行う試みが開発されました。実際にはこの治療は、1980年代になってから主として動静脈奇形を対象にはじめられ、1980年代後半には、一部の施設でがんの治療にも行われるようになってきました。 この治療方法は、リニアックを回転させながら放射線を照射することと治療ベッドの回転を組み合わせる方法など、さまざまな方法が開発され、ガンマナイフと同等の放射線集中効果を得ることができます。この方法を可能にしたのは、種々の画像診断の技術が向上したことに加え、放射線治療の精度や、放射線の照射量の計算などを行うコンピュータ技術の進歩によるものです。この治療技術はアメリカで1990年代になって急速に普及し、脳動静脈奇形、聴神経鞘腫等の良性疾患だけでなく、転移性脳腫瘍、原発性悪性脳腫瘍の一部にも適用されています。わが国では、頭蓋内腫瘍を含む頭頸部腫瘍および脳動脈奇形に対して、平成10年4月1日に保険適用となっています。 国立がんセンターでは1991年7月以来、全国に先駆けて独自にこのシステムを開発し、スマート遺伝子も明らかとなってきました。最近では、さらにがん特異的抗原の中でHLAに結合しやすいペプチドや、がん特異的抗原そのものを用いた新しい免疫療法が行われるようになってきました。先に述べたような樹状細胞を用いてがんに特異的なキラーT細胞を誘導する方法や、がん特異抗原あるいはそのペプチドを、免疫反応を増強させる補助物質(アジュバントと呼びます)とともに皮下に投与する治療法もあります。 [効果]主に、悪性黒色腫を対象にしています。がん特異的抗原による治療によって、肺にあった転移巣が消失した例や、IL-2の併用によってがんが消失した例等が報告されています。しかし、臨床的有用性に関する結論はまだ得られていない状況です。 [問題点]がん特異的抗原ペプチドはHLAクラスIによって提示されるために、HLAクラスIを発現していないがんに対しては効果が期待できません。免疫反応の主役的な役割を果たしているT細胞が抗原を認識するには、抗原をT細胞に提示する機能を持った抗原提示細胞と呼ばれる細胞が必要です。この抗原提示細胞の表面には、主要組織適合性抗が提示されます。ヒトの場合は、これを特にヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen:HLA)と呼び、大きく分けてクラスI(HLA-A、B、C)とクラスII(HLA-DR、DP、DQ)があります。また、HLAは他人からの臓器移植の生着率に影響します。このHLAに抗原がペプチド(アミノ酸がいくつか結合したもの)の形で結合し、T細胞に提示されると、T細胞はその表面にあるT細胞レセプターと呼ばれる受容体(抗原とぴったり凹凸が合致するようになっている)によって、これは抗原だと認識します。ただし、T細胞が活性化するにはこれだけでは不十分で、抗原提示細胞上にあるいくつかの補助分子(細胞表面に存在し、細胞と細胞の接着に関与する分子や細胞内に刺激を伝える分子等)を介する作用が必要となります。すべての条件がそろうと、例えばHLAクラスIに結合した抗原ペプチドは、特にCD8陽性T細胞と呼ばれるT細胞に提示され、これを認識したT細胞は、活性化してキラーT細胞に変身します。また、HLAクラスIIに結合したペプチドはCD4陽性T細胞に提示され、ヘルパーT細胞を活性化させます。抗原提示細胞としては、マクロファージ、B細胞、あるいは樹状細胞(Dendritic Cell:DC)がありますが、その中でも特に樹状細胞は、最も強い抗原提示機能を持っています。 また、HLAの種類によって結合するペプチドが限られているために、特定のHLAを持つ患者さんにしか使用できないという問題点があります。4.サイトカイン療法 サイトカインは、免疫を担当する細胞がつくる物質です。免疫応答を調整するものや、免疫担当細胞を活性化、あるいは増殖させる作用のあるもの等があります。また、直接がん細胞を殺傷する作用を持つものもあります。 1」インターロイキン2(Interleukin-2:IL-2)によるサイトカイン療法IL-2は、T細胞を増殖させる物質として最初に発見されました。しかしそれだけでなく、ナチュラルキラー細胞ががん細胞を破壊する作用を強めることも明らかとなっています。 このような効果を期待し、IL-2によるがん治療が試みられてきました。 実際には、IL-2を直接患者さんに投与し、生体内でがん細胞を殺傷する作用を高めようとする試みと、患者さんのリンパ球を生体外でIL-2とともに培養して、がん細胞を殺傷する能力のあるLAK細胞を誘導して体内に戻す方法があります(これは項で既に述べました)。また、LAK細胞とIL-2を併用する治療法も試みられています。 悪性黒色腫や、腎がんを対象として行われてきました。IL-2単独あるいはLAK細胞と併用することにより、若干の効果が認められたとの報告があります。 大量のIL-2をがんの患者さんに持続的に投与するIL-2単独療法は、がん性胸膜炎などへの局所投与や、悪性血管内皮腫等で有用性を示唆する成績が得られています。 副作用として、IL-2の投与量によって血管壁の透過性の増進(血管から体液が漏れることです)による体液貯留と臓器機能不全、体重増加、低血圧、肺浮腫(はいふしゅ)、呼吸困難等があり、重篤(じゅうとく)な場合は死亡例の報告もあります。(4) 悪性線維性組織球種
軟部肉腫の中ではもっとも多い肉腫です。中年以降に多く、高齢者の軟部肉腫の大部分を占めます。この中でも悪性度の高いものから低いものがあります。
(5) 横紋筋肉腫
小児に多く発生する腫瘍で、リンパ節転移や肺転移の頻度も高い腫瘍です。
悪性度が高く、化学療法と切除手術を行います。特に小児では化学療法の効果が高いため、比較的長期にわたり化学療法を行ってから切除します。
6) 悪性末梢神経鞘腫瘍
手術前より抗がん剤治療を行うのが標準的です。
(7) 滑膜肉腫
関節の近くに多く発生しますが、関節そのものには発生しません。悪性度は高く、早期治療が望ましいものです。
(8) 血管肉腫?血管外皮腫
血管から発生する腫瘍で、骨にも軟部組織にも発生します。悪性度が高く、化学療法は一般的にあまり効果がありませんが、放射線治療は有効な場合があります。手術は骨肉腫と同様です。
どうすればがんを克服することができるのか?
医療の進歩がうたわれている今日においてもこの難問への取り組みは、西洋医学、東洋医学を問わず、いまだに世界中で議論が続いています。
現状では「がん」に対して100%効果がある特効薬はまだみつかっていません
私たちはこれまで10年以上にわたり「東洋医学からのがんの治療法」を提唱し続けております。東洋医学のがんに対する治療法をひと言で言うとすれば、「病気ではなく病人に対する治療」ということになります。
西洋医学による「がん治療」
他にもガンの種類によって様々な「治療法」が有りますが、これらはどれもがん細胞を切除、消滅させることが、その目標です
ですから、がんという病気に侵されていない部位については基本的に無関心です。その意味で「病気に対しての治療法」といえるでしょう。
抗がん剤の目的はがん細胞を消すことが第一目的であり、強い副作用が幾つ出たとしても、延々と「熱が出たら解熱剤。痛みが出たら鎮痛剤…。」といった対症療法を繰り返す他はありません。
東洋医学による「がん治療」
東洋医学による「がん治療」は、東洋医学では上記の西洋医学に対して「病人の治療」を念頭に考えます。病人の体全体を、トータルにとらえるのです。
そしてまず体力があるかないか、食欲があるかどうかに注目し体力、食欲がない場合は第
効果も期待され、従来の治療法と併用した臨床試験も検討されています。 [効果、副作用、問題点]樹状細胞療法は欧米でも前立腺がん、悪性リンパ腫、悪性黒色腫等で臨床試験がはじまったばかりです。一部の患者さんでがんの縮小を認めたとの報告がありますが、今のところその効果と副作用についての評価は定まっていません。また、患者さん自身に対して不利益な免疫反応を引き起こす可能性が指摘されています。3.ワクチン療法1)腫瘍細胞ワクチン患者さんのがん細胞そのものを破壊したり、あるいは殖えないように処理してから本人に接種し、がんに対する特異的な免疫を誘導する治療法です。しかし、がん細胞のみではT細胞の活性化に必須である分子が存在しないので、がん特異的抗原に対する免疫反応の誘導が十分に行われない可能性があります。最近では、がん細胞に免疫反応に必要な補助分子などの遺伝子やサイトカインの遺伝子を導入し、治療に用いる試みが行われています(項を参照してください)。2)がん特異的抗原ペプチドによる免疫療法患者さん本人の免疫ががんを排除できるかどうかは、長い間わかりませんでした。しかし、TIL中にがんを認識するキラーT細胞が存在することが明らかになり、続いて、このキラーT細胞が認識することのできるがん細胞に特異的な抗原のあることが明らかになりました。現在までに、数十種類のがん特異的抗原が見つかっていて、その
早期発見の難しい癌
肺がんは早期発見すれば高い確率で治るがんであるにもかかわらず、治りにくいがんの代表のようにいわれています。
それは、肺がんのなかでも約半分を占める腺がんには、ほとんど自覚症状がないため、早期発見が難しいからです。
肺癌は、検診等で偶然撮影した、あるいは何か症状があって撮影した胸部レントゲン写真?CTで異常影が認められ、疑われることが多く、早期の段階での発見が難しいと言われています。また、かぜと症状が似ているために、本人自身が放置してしまう場合がみられます。
手術できる割合が低い癌
肺がんは、診断されたときに小さな腫瘍でも、進行癌が多いので、手術ができるのは10-15%と少ない癌です。
非小細胞がん?抗がんの効き難い癌
非小細胞がんでは小細胞がんに比べ抗がん剤の効果が低く、抗がん剤のみでがんが治癒することは稀です。
非小細胞癌3?4期では放射線療法は難しい
水があったり、半分以上癌が広がっている場合、放射線治療を行うことが難しくなります。それは、間質性肺炎を起こす危険が高いからです。また、肺がんの中で一番多くを占めている腺がんは、放射線の感受性が悪く、大きな効果は期待できません。
非小細胞癌の6-7割は手術不能
非小細胞癌の6-7割は、すでに手術不能の段階で発見されます。手術適応になる人は、そう多くはありません。
また、術後の5年生存率は、術後病期で見て1期:80%、2期:60%、3期:40%、4期:10%未満です。
転移しやすく、再発率の高い癌
早期の発見し難いばかりではなく、他の臓器や骨に転移が多く見られる癌です。また、幸いに手術ができたとしても、再発率の高い癌です。手術後で約2割に局所再発、5~6割に遠隔転移が見られるほどです。
転移のルート
肺がんの特色は、いろいろな臓器に遠隔転移(がん細胞が血液に入って流れて行き、離れた臓器に転移をつくること)をおこしやすいことです。肺がんが遠隔転移をおこしやすい臓器は肺、脳、骨、肝臓、副腎などが代表的です。
腫瘍が小さいうちは症状がありません
腫瘍がある程度大きくなると血尿やわき腹の疼痛などが出てきます。
血尿は自然に止まることもよくありますが、血尿が止まっていても病状は進行するのが一般的です。
外科手術によって腎臓を摘出する方法が中心です
腎臓は二つあり。片方を取り去っても残りが機能します。ただし残る腎臓に障害がある場合、病巣部とその周囲だけを部分的に取り去ることもあります。
それぞれのグリオーマの悪性度によってもグレード1から4まで(高いほど悪性)分類されるため、グリオーマ一つをとっても、実に様々な病理診断が下されることになります。病理診断は手術によって摘出した腫瘍組織を薄い切片にして、様々な染色法を加えて病理専門医が決定します。治療はこの病理診断に基づいて成されるため極めて重要です。
小脳には胎生期の未分化な神経上皮細胞、すなわち神経細胞と神経膠細胞に分かれる前の細胞が存在し、その細胞からは髄芽腫(ずいがしゅ)が発生します。一方、松果体部や神経-下垂体部には、非常に未熟な胚細胞(はいさいぼう)が存在し、それから胚細胞腫が発生します。胚細胞腫には様々な種類の腫瘍が含まれており治療に対する反応も異なります。下垂体の周囲には、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)というような腫瘍も発生します。グリオーマ、髄芽腫、胚細胞腫に関してはそれぞれ先生、先生、先生からお話があります。
脳腫瘍は細胞の起源により大きく分類を示されます(図2)。脳が形成される過程の非常に早い時期に存在する神経上皮細胞から分類に示す様々な細胞が分化します。
グリオーマと髄芽腫は、いずれも神経上皮系腫瘍に分類されますが、髄芽腫はより未熟な細胞に由来します。分類2以下の腫瘍も様々な種類の腫瘍に細分類されることから、脳腫瘍の組織分類は膨大なものになるため、ここにはその一部を示すにとどめます。
小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。
5. 脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。
(1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。 (2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。 (3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中には
白血病白血球
では思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体腺腫は稀であり、むしろ下垂体機能が障害されることによる症状を呈することが主となります。下垂体
白血病白血球
後葉から分泌される抗利尿ホルモンが障害されると、大量の尿が出る尿崩症(にょうほうしょう)になります。尿崩症で発症する腫瘍も稀ではありません(胚細胞腫)。下垂体前葉か
白血病白血球
ら分泌される甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモンの分泌障害も成長期には大きな問題となりますが、これらのホルモンは幸い薬によって補充することが出来ま
白血病白血球
す。
<水頭症> 頭蓋内圧が亢進するもう一つの大きな要素として水頭症があります。小児の脳
白血病白血球
腫瘍は正中部あるいは小脳や脳幹に発生しやすいことから、高率に水頭症を伴います。例えば小脳正中部に発生した腫瘍のために髄液の流れが妨げられることにより、脳室が拡大しま
白血病白血球
す(図7)。症状は頭蓋内圧亢進症状を呈します。多くの種類とタイプがある癌
悪性リンパ腫には、多くの種類とタイプがありますが、種類によって、悪性度も治療法も違
白血病白血球
いがあります。
大きく分けると、非ホジキンリンパ腫とホジキン病に分けられます。
白血病白血球
違いは、リード?シュテルンベルグ細胞といわれる、異常におおきなリンパ球がない場合は非ホジキンリンパ腫。ある場合はホジキ
軟部肉腫の中ではもっとも多い肉腫です。中年以降に多く、高齢者の軟部肉腫の大部分を占めます。この中でも悪性度の高いものから低いものがあります。
(5) 横紋筋肉腫
小児に多く発生する腫瘍で、リンパ節転移や肺転移の頻度も高い腫瘍です。
悪性度が高く、化学療法と切除手術を行います。特に小児では化学療法の効果が高いため、比較的長期にわたり化学療法を行ってから切除します。
6) 悪性末梢神経鞘腫瘍
手術前より抗がん剤治療を行うのが標準的です。
(7) 滑膜肉腫
関節の近くに多く発生しますが、関節そのものには発生しません。悪性度は高く、早期治療が望ましいものです。
(8) 血管肉腫?血管外皮腫
血管から発生する腫瘍で、骨にも軟部組織にも発生します。悪性度が高く、化学療法は一般的にあまり効果がありませんが、放射線治療は有効な場合があります。手術は骨肉腫と同様です。
どうすればがんを克服することができるのか?
医療の進歩がうたわれている今日においてもこの難問への取り組みは、西洋医学、東洋医学を問わず、いまだに世界中で議論が続いています。
現状では「がん」に対して100%効果がある特効薬はまだみつかっていません
私たちはこれまで10年以上にわたり「東洋医学からのがんの治療法」を提唱し続けております。東洋医学のがんに対する治療法をひと言で言うとすれば、「病気ではなく病人に対する治療」ということになります。
西洋医学による「がん治療」
他にもガンの種類によって様々な「治療法」が有りますが、これらはどれもがん細胞を切除、消滅させることが、その目標です
ですから、がんという病気に侵されていない部位については基本的に無関心です。その意味で「病気に対しての治療法」といえるでしょう。
抗がん剤の目的はがん細胞を消すことが第一目的であり、強い副作用が幾つ出たとしても、延々と「熱が出たら解熱剤。痛みが出たら鎮痛剤…。」といった対症療法を繰り返す他はありません。
東洋医学による「がん治療」
東洋医学による「がん治療」は、東洋医学では上記の西洋医学に対して「病人の治療」を念頭に考えます。病人の体全体を、トータルにとらえるのです。
そしてまず体力があるかないか、食欲があるかどうかに注目し体力、食欲がない場合は第
効果も期待され、従来の治療法と併用した臨床試験も検討されています。 [効果、副作用、問題点]樹状細胞療法は欧米でも前立腺がん、悪性リンパ腫、悪性黒色腫等で臨床試験がはじまったばかりです。一部の患者さんでがんの縮小を認めたとの報告がありますが、今のところその効果と副作用についての評価は定まっていません。また、患者さん自身に対して不利益な免疫反応を引き起こす可能性が指摘されています。3.ワクチン療法1)腫瘍細胞ワクチン患者さんのがん細胞そのものを破壊したり、あるいは殖えないように処理してから本人に接種し、がんに対する特異的な免疫を誘導する治療法です。しかし、がん細胞のみではT細胞の活性化に必須である分子が存在しないので、がん特異的抗原に対する免疫反応の誘導が十分に行われない可能性があります。最近では、がん細胞に免疫反応に必要な補助分子などの遺伝子やサイトカインの遺伝子を導入し、治療に用いる試みが行われています(項を参照してください)。2)がん特異的抗原ペプチドによる免疫療法患者さん本人の免疫ががんを排除できるかどうかは、長い間わかりませんでした。しかし、TIL中にがんを認識するキラーT細胞が存在することが明らかになり、続いて、このキラーT細胞が認識することのできるがん細胞に特異的な抗原のあることが明らかになりました。現在までに、数十種類のがん特異的抗原が見つかっていて、その
早期発見の難しい癌
肺がんは早期発見すれば高い確率で治るがんであるにもかかわらず、治りにくいがんの代表のようにいわれています。
それは、肺がんのなかでも約半分を占める腺がんには、ほとんど自覚症状がないため、早期発見が難しいからです。
肺癌は、検診等で偶然撮影した、あるいは何か症状があって撮影した胸部レントゲン写真?CTで異常影が認められ、疑われることが多く、早期の段階での発見が難しいと言われています。また、かぜと症状が似ているために、本人自身が放置してしまう場合がみられます。
手術できる割合が低い癌
肺がんは、診断されたときに小さな腫瘍でも、進行癌が多いので、手術ができるのは10-15%と少ない癌です。
非小細胞がん?抗がんの効き難い癌
非小細胞がんでは小細胞がんに比べ抗がん剤の効果が低く、抗がん剤のみでがんが治癒することは稀です。
非小細胞癌3?4期では放射線療法は難しい
水があったり、半分以上癌が広がっている場合、放射線治療を行うことが難しくなります。それは、間質性肺炎を起こす危険が高いからです。また、肺がんの中で一番多くを占めている腺がんは、放射線の感受性が悪く、大きな効果は期待できません。
非小細胞癌の6-7割は手術不能
非小細胞癌の6-7割は、すでに手術不能の段階で発見されます。手術適応になる人は、そう多くはありません。
また、術後の5年生存率は、術後病期で見て1期:80%、2期:60%、3期:40%、4期:10%未満です。
転移しやすく、再発率の高い癌
早期の発見し難いばかりではなく、他の臓器や骨に転移が多く見られる癌です。また、幸いに手術ができたとしても、再発率の高い癌です。手術後で約2割に局所再発、5~6割に遠隔転移が見られるほどです。
転移のルート
肺がんの特色は、いろいろな臓器に遠隔転移(がん細胞が血液に入って流れて行き、離れた臓器に転移をつくること)をおこしやすいことです。肺がんが遠隔転移をおこしやすい臓器は肺、脳、骨、肝臓、副腎などが代表的です。
腫瘍が小さいうちは症状がありません
腫瘍がある程度大きくなると血尿やわき腹の疼痛などが出てきます。
血尿は自然に止まることもよくありますが、血尿が止まっていても病状は進行するのが一般的です。
外科手術によって腎臓を摘出する方法が中心です
腎臓は二つあり。片方を取り去っても残りが機能します。ただし残る腎臓に障害がある場合、病巣部とその周囲だけを部分的に取り去ることもあります。
それぞれのグリオーマの悪性度によってもグレード1から4まで(高いほど悪性)分類されるため、グリオーマ一つをとっても、実に様々な病理診断が下されることになります。病理診断は手術によって摘出した腫瘍組織を薄い切片にして、様々な染色法を加えて病理専門医が決定します。治療はこの病理診断に基づいて成されるため極めて重要です。
小脳には胎生期の未分化な神経上皮細胞、すなわち神経細胞と神経膠細胞に分かれる前の細胞が存在し、その細胞からは髄芽腫(ずいがしゅ)が発生します。一方、松果体部や神経-下垂体部には、非常に未熟な胚細胞(はいさいぼう)が存在し、それから胚細胞腫が発生します。胚細胞腫には様々な種類の腫瘍が含まれており治療に対する反応も異なります。下垂体の周囲には、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)というような腫瘍も発生します。グリオーマ、髄芽腫、胚細胞腫に関してはそれぞれ先生、先生、先生からお話があります。
脳腫瘍は細胞の起源により大きく分類を示されます(図2)。脳が形成される過程の非常に早い時期に存在する神経上皮細胞から分類に示す様々な細胞が分化します。
グリオーマと髄芽腫は、いずれも神経上皮系腫瘍に分類されますが、髄芽腫はより未熟な細胞に由来します。分類2以下の腫瘍も様々な種類の腫瘍に細分類されることから、脳腫瘍の組織分類は膨大なものになるため、ここにはその一部を示すにとどめます。
小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。
5. 脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。
(1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。 (2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。 (3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中には
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では思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体腺腫は稀であり、むしろ下垂体機能が障害されることによる症状を呈することが主となります。下垂体
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後葉から分泌される抗利尿ホルモンが障害されると、大量の尿が出る尿崩症(にょうほうしょう)になります。尿崩症で発症する腫瘍も稀ではありません(胚細胞腫)。下垂体前葉か
白血病白血球
ら分泌される甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモンの分泌障害も成長期には大きな問題となりますが、これらのホルモンは幸い薬によって補充することが出来ま
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す。
<水頭症> 頭蓋内圧が亢進するもう一つの大きな要素として水頭症があります。小児の脳
白血病白血球
腫瘍は正中部あるいは小脳や脳幹に発生しやすいことから、高率に水頭症を伴います。例えば小脳正中部に発生した腫瘍のために髄液の流れが妨げられることにより、脳室が拡大しま
白血病白血球
す(図7)。症状は頭蓋内圧亢進症状を呈します。多くの種類とタイプがある癌
悪性リンパ腫には、多くの種類とタイプがありますが、種類によって、悪性度も治療法も違
白血病白血球
いがあります。
大きく分けると、非ホジキンリンパ腫とホジキン病に分けられます。
白血病白血球
違いは、リード?シュテルンベルグ細胞といわれる、異常におおきなリンパ球がない場合は非ホジキンリンパ腫。ある場合はホジキ
2009年1月12日星期一
白血病白血球数
要な細胞だと言えます。当クリニックでは、科学的な理論や根拠に裏付けられた研究に基づいて、体外から高活性?高純度のNK細胞を大量増殖?培養方法を確立致しました。これにより、誘導したNK細胞(細胞障害性T細胞を含む)で、癌(がん)を退治する研究、臨床医学応用による癌(がん)の免疫治療を行っています。活性化NK細胞療法を簡単に説明すると、患者さんの血液を40cc程採取し、最新の培養技術で増殖?活性化し、2週間ほど無菌状態で約10億個のNK細胞を増殖させ、再び患者さんの体内へ戻すという療法です。治療は血液40ccを採取することから始まります。40ccと言ってもピンと来ないかも知れませんが、一般の献血が400ccですので、それと比べて頂ければ僅かな量だとご理解頂けると思います。その後、約2週間をかけて、採血した血液を、無菌状態に保たれた専門の培養施設で、熟練の培養技師が手作業で培養、活性化致します。培養の過程では、まず、採血した血液からNK細胞のみを分離させます。その後、分離したNK細胞をインターロイキン2というサイトカインを用いて増殖、活性化させます。最終的には、2週間の培養期間で、NK細胞数も約10倍となります。(培養後のNK細胞の量は約10億個となります。約10億個のNK細胞というのは通常の健康な人が持っているNK細胞の量の約10倍です。尚、NK細胞の数値は目安であり、培養期間や患者さんの容態によって異なります。)実際の治療も、NK細胞を採取する為の「採血」と、増殖?活性化されたNK細胞を再び体内へ戻す「点滴」のみです。点滴の最中には本を読んだり、TVを見たり、ご家族と話したりしながらリラックスして治療を受けることができます。この様に、活性化NK細胞療法は、非常に手間が掛かり、コストも割高となってしまいます。その分、治療費も割高となってしまうのが残念な点であります。治療にかかる費用さて、受診しようとする病院もほぼめどがついたとします。ここで治療費がどのくらいになるのかという心配が、にわかに現実味を帯びてきます。 しかしそれほど心配されるには及びません。いろいろな助成制度があります。 同じ月の間に同じ医療施設で保険適用の支払い額が一定の金額を超えた場合に、超えた額の払い戻しが受けられる制度です。外来と入院とを別にして計算、申請により支給されます。 多数回に及ぶ場合は、課税世帯の一定額が44,400円、上位所得者世帯の一定額が83,400円、非課税世帯が24,600円となります。 なお、平成18年9月診療以前の高額療養費自己負担限度額は以下のようになっています。 多数回に及ぶ場合は、課税世帯の一定額が40,200円、上位所得者世帯の一定額が77,700円、非課税世帯が24,600円となります。 外来で1ヵ月に医療機関に支払った患者負担が限度額を超えたときは、市区町村へ申請すると超えた分が払い戻されます。 入院については、患者負担限度額までの支払いとなります。 同じ世帯のすべての外来と入院の患者負担を合算して、世帯単位の限度額を超えた分についても払い戻されます。 課税所得が145万円以上の人が、過去1年間に4回以上入院および世帯ごとの限度額を超えて、高額医療費の支給を受ける場合、4回目からの患者負担限度額は44,400円になります。 2)小児慢性疾患医療費助成制度小児慢性疾患医療費助成制度とは、18歳未満のお子様で、小児慢性疾患の認定基準に該当する方が、医療費の助成を受けられる制度です。悪性新生物(がん)と診断された場合、対象となります。経済的に安心して医療を受けるためにも、医療費助成の受給申請をしましょう。 申請先は、お住まいの市区町村の窓口(ほとんどの場合は管轄の保健所)です。まずは、窓口で指定の申請書類一式をもらってください。あります。一般には局所温熱療法が主に行われる方法で、マイクロ波や電磁波を用いた装置で局所を温めます。体の外から加温するのが最も多く行われる方法ですが、その他に食道、直腸、子宮、胆管といった管腔(かんくう:空間のある場所)内に器具を入れて加温する方法や、がん組織の中に数本の電極針を刺し入れて加温する方法が試みられています。がんに対する効果は41℃以上で得られますが、42.5℃以上で特に強くなることが知られています。体の表面に近いがんは目的の温度まで比較的容易に温めることができますが、体の奥深いところにあるがんは、脂肪、空気、骨が邪魔をして十分に温めることが難しい場合が多く、温熱療法の効果が不十分になる可能性があります。 温熱療法は通常は単独で用いるのではなく、放射線や抗がん剤の効果を強めることを目的に、放射線や抗がん剤と併せて使います。最も研究が行われているのは局所温熱療法と放射線を併せて行う治療で、脳腫瘍、食道がん、乳がん、大腸がん、膀胱がん、軟部組織腫瘍等のがんで試みられています。 加温時間は長ければ長いほど効果が増しますが、一方、治療を受ける患者さんの負担が大きく、45~60分くらいが普通です。毎日治療をするとがん細胞が熱に強くなり、温熱療法の効果が下がりますので、3日くらいは間隔を空けて治療します。週に1~2回治療するのが一般的です。 放射線は通常の放射線療法と同じく週5回照射する場合と、温熱療法を施行する日に合わせて週1~2回照射する場合があります。週1~2回の照射では1回の放射線量が多く、副作用が強くなることがありますので、治療する場所が限られます。3.副作用温熱療法に伴う副作用には、加温した部位のやけど、痛みがあります。体の深いところを治療するのに適した高周波の加温装置を使用した場合は、頻脈、体温上昇といった全身の症状が出ることがあります。放射線と併せて用いたときには、放射線の副作用を増悪させないという報告が多くみられます。国内での装置の普及も進み、全国の多くの病院に導入されました。1996年4月より、それまで条件付き適用であった保険も全面適用となりました。しかし、温熱療法ががんの治療法として第一に選ばれる状況は、限られています。多くのがんでは種類や進みぐあいを考えて、外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法のうちのどれか1つか、またはそれらを併せた治療法を選択することが最も妥当です。現時点では温熱療法は、通常の治療法では治すことが難しい局所進行がんや、再発がんの治療法をいろいろ検討する場合の選択肢の1つと考えておくべき治療法です。 幼児期にポリオ、ジフテリアあるいは破傷風等のワクチンを接種を受けたり、インフルエンザが流行する前に予防接種を受けたりします。これは、人為的に弱毒化した細菌やウイルス等の病原体をあらかじめ接種することにより、たとえ病原体が侵入しても病気にかからなかったり、たとえその病気にかかっても軽くすませるためです。 また、おたふくかぜ、風疹、はしか等のように、一度かかるともう二度とかからない病気もあります。 このように、生体には病気になるのを防いだり、一度かかった病気になりにくくする仕組みがあります。この仕組みを「免疫」と呼びます。 体を構成する細胞にはさまざまなものがありますが、免疫を担当しているのはリンパ球、マクロファージ、好中球等の細胞です。 リンパ球は、B細胞とT細胞に大別されます。B細胞は抗原に対して特異的に結合することのできる抗体(免疫グロブリン)を産生します。 で消失したことや、自然治癒したがんのうちおおよそ1/3で発熱していたという報告等、がんが治ることと発熱の間には、何らかの関連がありそうだと昔からいわれていました。本格的な研究がはじまったのは、1960年代になってからです。現時点では研究段階の治療で、まだ標準的治療とはいえません。この治療法の対象となるのは、通常の治療法では治すことが難しい局所進行がんや再発がんです。2.方法温熱療法には、全身を加温する方法(全身温熱療法)と、がんやその近くを温める方法(局所温熱療法)が もう一方のT細胞には、さらに大別して2種類が存在します。1つは、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を殺傷する能力を持っている細胞傷害性(またはキラー)T細胞です。 もう1つは、種々のサイトカインを産生してB細胞の抗体産生を活性化したり、他のT細胞を活性化させる働きを持つヘルパーT細胞です。 その他、ナチュラルキラー(Natural Killer:NK)細胞はウイルス感染細胞や、がん細胞を殺傷する働きがあります。マクロファージは細菌などの異物を貪食(どんしょく)し、殺菌したりする作用があります。
好中球もマクロファージと同様に細菌を貪食し、殺菌する作用を持っています。このように多くの種類の細胞が、免疫現象にかかわっています。粒子線治療の現況と将来
国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内で
はじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(288万3000円)は自己負担です。国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子
線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った
重粒子(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。
受診する病院も決まり、費用についての心配も多少は軽減、次は、長期になるかもしれない欠勤を含めて、職場にどこまで知らせるかという問題が持ち上がってきます。 状況によっては、有給休暇ではまかない切れなくて、病気休暇を取ることになるかもしれません。そのためには病名を職場に届ける必要性も生じ、また給料の減額もありえます。休業補償としての社会保険や組合保険で出る傷病手当のことなども調べておいたほうが良いでしょう。 自営業などで国民健康保険に加入されている場合は、社会保険と違って給与保障がありません。医療費としては、高額療養費助成を活用、生活費としては、場合によっては生活保護を受けることを視野に入れる必要が出てくることもあります。 長期にわたるがん治療に、安心して専念するためにこういった制度があることを知っておくことも大事なことです。我々が、採用している活性化自己リンパ球療法は、患者さん自身のTリンパ球を体外で活性化させて、その量を約1,000倍近くまで増やし、患者さんに戻す方法です。 免疫力とは、主にリンパ球(T、B、NK、NKTリンパ球)が担当しており諸々サイトカインを出し乍ら、複雑なネットワークで、細胞性免疫(主にT細胞)、液性免疫(主にB細胞)をコントロールしています。 我々は、がんや腫瘍に対する免疫力はTリンパ球(中でもCD4陽性のヘルパーTリンパ球)が、総指揮官的役割を担っており、CD8陽性キラーリンパ球、NKリンパ球etcにサイトカインのネットワークの下で、指揮指令を行なっていると考えています。それを活性化させ、量を
大量に増やすことにより、がんと戦うというのが、我々の理念です。 現在、がんに対しては、手術、放射線療法、化学療法(抗がん療法)が三大治療とされています。免疫療法、遺
伝子療法は、未だ、これから発展してゆく分野と考えます。なぜなら、現在の三大治療だけでは満足できないケースが多くあるからです。 免疫治療については、その評価の仕方や、そ
れ自身の方法も種々雑多あり、あいまいな点が多いのも問題です。 現状では、三大治療がすべて効かなくなった状態(免疫力が極度に低下してしまっている状態)で免疫治療が試みら
れることが、問題だと考えます。 食道がん、肺がん、胆のうがん、肝臓がん、膵臓がんなどの早期発見が難しく、かつ仮に早期発見できても早い段階から漫潤移転の傾向を示す「難治
性がん」などは従来の三大療法(手術、放射線、抗がん剤療法)では治療成績が芳しくありません。しかし、現状では保険でカバーするの困難です。我々は本療法を種々の癌の再発を
危惧されている人々におすすめしたいと思っています。 がん末期で悩まされいる人に対しては、本療法や大量プラセンタ療法etcで、その患者さんのQOLを高めることに目的を変更し
て、治療する価値はあると思います。 ほとんどの患者さんの末梢血から、比較的容易に活性化自己リンパ球が増幅されることから、既に一部の大学病院や専門クリニックにおいて臨床
使用されています。色々な制約がありますが、本療法が早期に癌患者さんに施行されることを望みます活
は、形がはっきりしているのが特徴で、たばこを長年吸っている人に多いとされています。腺癌はぼんやりした形です。周囲に這って進展していくことが多く、CTなどで見えるよりも広く進展していることが多いので注意が必要です。なお、以前は、たばこが影響しているのは扁平上皮がんと小細胞がんと言われていましたが、腺癌もたばこと関連しているという研究が出てきています。小細胞癌は、唯一、抗ガン剤が非常によく効く腫瘍で、普通は手術をしません。手術しない理由は、転移しやすいため、一部を手術しても駄目だからです。ただし、ごく例外的に、ごく初期の小細胞がんには手術をする病院もあるようです。 カルチノイド、粘表皮がん、腺様嚢胞がんは、悪性度が低く、数も少ないです。原則手術治療を行います。肺は、人間にとって酸素を体内に運ぶための重要な臓器です。このため、この部位の悪性腫瘍は、人間にとって致命的になります。また、他のがんも、肺に転移したために、命を落とすことになることが少なくありません。 これまでの多くの研究で、肺がんの発生には、1日のたばこの本数、たばこを始めた年齢、続けた年数などと関係があることが証明されています。また、喫煙者はもちろんのこと、受動喫煙者(喫煙者と同室にいる人)も肺がんの危険が高いことが15年ほど前にアメリカで報告されました。 日本では、肺がん死亡率が増え続け、1998年にがんによる死亡原因の第1位となりました。いっぽう、アメリカでは10数年前から禁煙運動が国家的に進み、肺がんで死亡する人の数が、ここ数年のあいだに減少
白血病白血球数
傾向を示しているようです。 肺がんになるとどんな症状がでてくるの?肺がんの早期はほとんど無症状のことが多く、まったく自覚症状がないのに、検診で受けたレントゲン写真で
白血病白血球数
胸の影が見つかる場合や、別の病気でたまたまレントゲン写真をとって異常を発見される場合が半数以上です。残りの半数の患者さんに見られる症状は、おもにせき、たんです。 が
白血病白血球数
混ざり、いわゆる血たんとなる場合もあります。これはがんが気管支を刺激しているためおこる症状と考えられています。 肺がんが進行してくると、肺のまわりの臓器をまきこみ、
白血病白血球数
それぞれの症状をおこします。 たとえば、肋骨を巻き込むと、胸痛が起こり、声をふるわせる声帯につながる神経を巻き込むと、声がかれてしまいます。心臓に帰ってくる血管を巻
白血病白血球数
き込むと、顔や手が腫れてくることもあります。
また、肺がんが胸の中に散らばって胸水がたまり、息切れがおこったり、さらに進行して、
白血病白血球数
脳に転移がおこると、頭痛や手足の麻痺が起こります。骨に転移すると、転移した場所の痛みや骨折が起こることもあります。
白血病白血球数
抗原抗体反応(過去に異常細胞と認識したものにしか攻撃を仕掛けないこと)により動きが制限されてしまいます。それに対してNK細胞は、抗原抗体反応がないため、直接目的箇所に
白血病白血球数
向かうことができ、自由且つ柔軟に攻撃をすることが出来ます。つまり、NK細胞は癌(がん)細胞を攻撃する免疫細胞の中でも、能力に優れ、私たち人間にとって非常に重
好中球もマクロファージと同様に細菌を貪食し、殺菌する作用を持っています。このように多くの種類の細胞が、免疫現象にかかわっています。粒子線治療の現況と将来
国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内で
はじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(288万3000円)は自己負担です。国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子
線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った
重粒子(重イオン)線治療が行われていて、2003年10月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。
受診する病院も決まり、費用についての心配も多少は軽減、次は、長期になるかもしれない欠勤を含めて、職場にどこまで知らせるかという問題が持ち上がってきます。 状況によっては、有給休暇ではまかない切れなくて、病気休暇を取ることになるかもしれません。そのためには病名を職場に届ける必要性も生じ、また給料の減額もありえます。休業補償としての社会保険や組合保険で出る傷病手当のことなども調べておいたほうが良いでしょう。 自営業などで国民健康保険に加入されている場合は、社会保険と違って給与保障がありません。医療費としては、高額療養費助成を活用、生活費としては、場合によっては生活保護を受けることを視野に入れる必要が出てくることもあります。 長期にわたるがん治療に、安心して専念するためにこういった制度があることを知っておくことも大事なことです。我々が、採用している活性化自己リンパ球療法は、患者さん自身のTリンパ球を体外で活性化させて、その量を約1,000倍近くまで増やし、患者さんに戻す方法です。 免疫力とは、主にリンパ球(T、B、NK、NKTリンパ球)が担当しており諸々サイトカインを出し乍ら、複雑なネットワークで、細胞性免疫(主にT細胞)、液性免疫(主にB細胞)をコントロールしています。 我々は、がんや腫瘍に対する免疫力はTリンパ球(中でもCD4陽性のヘルパーTリンパ球)が、総指揮官的役割を担っており、CD8陽性キラーリンパ球、NKリンパ球etcにサイトカインのネットワークの下で、指揮指令を行なっていると考えています。それを活性化させ、量を
大量に増やすことにより、がんと戦うというのが、我々の理念です。 現在、がんに対しては、手術、放射線療法、化学療法(抗がん療法)が三大治療とされています。免疫療法、遺
伝子療法は、未だ、これから発展してゆく分野と考えます。なぜなら、現在の三大治療だけでは満足できないケースが多くあるからです。 免疫治療については、その評価の仕方や、そ
れ自身の方法も種々雑多あり、あいまいな点が多いのも問題です。 現状では、三大治療がすべて効かなくなった状態(免疫力が極度に低下してしまっている状態)で免疫治療が試みら
れることが、問題だと考えます。 食道がん、肺がん、胆のうがん、肝臓がん、膵臓がんなどの早期発見が難しく、かつ仮に早期発見できても早い段階から漫潤移転の傾向を示す「難治
性がん」などは従来の三大療法(手術、放射線、抗がん剤療法)では治療成績が芳しくありません。しかし、現状では保険でカバーするの困難です。我々は本療法を種々の癌の再発を
危惧されている人々におすすめしたいと思っています。 がん末期で悩まされいる人に対しては、本療法や大量プラセンタ療法etcで、その患者さんのQOLを高めることに目的を変更し
て、治療する価値はあると思います。 ほとんどの患者さんの末梢血から、比較的容易に活性化自己リンパ球が増幅されることから、既に一部の大学病院や専門クリニックにおいて臨床
使用されています。色々な制約がありますが、本療法が早期に癌患者さんに施行されることを望みます活
は、形がはっきりしているのが特徴で、たばこを長年吸っている人に多いとされています。腺癌はぼんやりした形です。周囲に這って進展していくことが多く、CTなどで見えるよりも広く進展していることが多いので注意が必要です。なお、以前は、たばこが影響しているのは扁平上皮がんと小細胞がんと言われていましたが、腺癌もたばこと関連しているという研究が出てきています。小細胞癌は、唯一、抗ガン剤が非常によく効く腫瘍で、普通は手術をしません。手術しない理由は、転移しやすいため、一部を手術しても駄目だからです。ただし、ごく例外的に、ごく初期の小細胞がんには手術をする病院もあるようです。 カルチノイド、粘表皮がん、腺様嚢胞がんは、悪性度が低く、数も少ないです。原則手術治療を行います。肺は、人間にとって酸素を体内に運ぶための重要な臓器です。このため、この部位の悪性腫瘍は、人間にとって致命的になります。また、他のがんも、肺に転移したために、命を落とすことになることが少なくありません。 これまでの多くの研究で、肺がんの発生には、1日のたばこの本数、たばこを始めた年齢、続けた年数などと関係があることが証明されています。また、喫煙者はもちろんのこと、受動喫煙者(喫煙者と同室にいる人)も肺がんの危険が高いことが15年ほど前にアメリカで報告されました。 日本では、肺がん死亡率が増え続け、1998年にがんによる死亡原因の第1位となりました。いっぽう、アメリカでは10数年前から禁煙運動が国家的に進み、肺がんで死亡する人の数が、ここ数年のあいだに減少
白血病白血球数
傾向を示しているようです。 肺がんになるとどんな症状がでてくるの?肺がんの早期はほとんど無症状のことが多く、まったく自覚症状がないのに、検診で受けたレントゲン写真で
白血病白血球数
胸の影が見つかる場合や、別の病気でたまたまレントゲン写真をとって異常を発見される場合が半数以上です。残りの半数の患者さんに見られる症状は、おもにせき、たんです。 が
白血病白血球数
混ざり、いわゆる血たんとなる場合もあります。これはがんが気管支を刺激しているためおこる症状と考えられています。 肺がんが進行してくると、肺のまわりの臓器をまきこみ、
白血病白血球数
それぞれの症状をおこします。 たとえば、肋骨を巻き込むと、胸痛が起こり、声をふるわせる声帯につながる神経を巻き込むと、声がかれてしまいます。心臓に帰ってくる血管を巻
白血病白血球数
き込むと、顔や手が腫れてくることもあります。
また、肺がんが胸の中に散らばって胸水がたまり、息切れがおこったり、さらに進行して、
白血病白血球数
脳に転移がおこると、頭痛や手足の麻痺が起こります。骨に転移すると、転移した場所の痛みや骨折が起こることもあります。
白血病白血球数
抗原抗体反応(過去に異常細胞と認識したものにしか攻撃を仕掛けないこと)により動きが制限されてしまいます。それに対してNK細胞は、抗原抗体反応がないため、直接目的箇所に
白血病白血球数
向かうことができ、自由且つ柔軟に攻撃をすることが出来ます。つまり、NK細胞は癌(がん)細胞を攻撃する免疫細胞の中でも、能力に優れ、私たち人間にとって非常に重
2009年1月7日星期三
急性骨髄白血病
いるような咽喉が詰まっているような感じが続きます。時々、黄色くて臭いトウモロコシの粒のようなものが自然に出ます。そうするとしばらくはすっきりするのですが、また、咽喉が詰まったような感じや、扁桃腺になにかがくっついている不快感が続きます。時には息苦しく感じることもあります。近所の耳鼻咽喉科で見てもらったところ、うがいをすればよいとのことであまり丁寧に診察してもらえませんでした。このまま放置しておいて治癒するものなのでしょうか。
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
術の方法について解説をお願いします。
手術の危険度はどうなのでしょうか?
の痛みはどれほどでしょうか?
術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうかまた、そのようになった場合の対処法や注意事項。
術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形に
なります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。
続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応治療)が行われています。なかでも内視鏡治療は患者さんへの負担が最も少ない治療です。当院ではこの治療を多数の患者さんに行ってきており、それらを基にした解析で癌が粘膜層にとどまるか、わずかに粘膜下層に浸潤した食道癌は転移することは稀で、多くは内視鏡によって完治することがわかっています。内視鏡治療にはEMRとPDTがあ 内視鏡的粘膜切除術)
処置用の2-チャンネルスコープを挿入し、まず生理食塩水を食道粘膜下に局注し病巣を隆起させます。次にその隆起を高周波スネア(金属の輪)でしばり、通電しながら切除します(2-チャンネル法)(図C)。切除後食道に潰瘍ができるため2日間の絶食?点滴と約1週間の入院が必要です。治療の合併症としてごく稀に出血と穿孔(食道の壁に穴があくこと)があります。他に内視鏡の先端にキャップを装着する方法や内視鏡の外側にチューブをかぶせる方法があります。切除した標本は顕微鏡で調べ、癌の進行度や悪性度などを調べます。顕微鏡検査の結果、転移の心配がないときには治療は終了ですが転移の心配があるときには追加の治療(外科手術、放射線、抗癌剤)が必要です。癌に集まり光に反応する薬(腫瘍親和性光感受性物質)を静脈内に注射し、約50時間経過するとこの薬は癌組織に集まります。内視鏡を使って食道癌にレーザー光線を照射すると、光感受性物質がレーザー光により活性化され、癌組織だけを破壊します。入院期間は約2週間で、光線過敏症(日焼け)が起こらないように約1週間の遮光(暗い個室で過ごす)が必要です。EMRでは治療できず外科手術が必要な表在癌の患者さんのうち、高齢や合併症のため外科手術ができない患者さんにはPDTが有効です。
外科手術
食道癌の手術は消化器癌の手術の中でもかなり大きい手術です。標準的な術式は右の胸を開いて食道を頚部の一部を残して殆どすべて切除し、続いて上腹部をみぞおちから臍まで切開して胃を細長く作り直し、頚部を切開して胃を頚部まで持ち上げて食道の断端と縫いあわせるをおこなっています。癌の拡がりが非常に広範な場合は、EMRが困難ですので手術や放射線治療を行っています。
B粘膜下層癌で転移のないもの(T1b, N0:食道癌の進行度の項参照)
この病期の癌に対しては外科手術が一般的に行われています。当院でもこれまで外科手術を行って良好な成績でした。最近は化学放射線療法でこの病期の癌がかなり治るようになりましたので、当院では今後外科手術と化学放射線療法を患者さんの希望などに応じて選んでいこうと考えています。また患者さんの体の状態から、これらの治療に耐えられないと判断された場合には内視鏡治療(EMRやPDT)を行います。
C筋層や外膜に浸潤した癌や近くのリンパ節に転移した癌(T2?T3またはN1, M0:食道癌の進行度の項参照)
この病期の癌には外科手術が一般的に行われています。この病期の癌では、肉眼的な癌を全て切除することは可能ですが特にIIB期とIII期の一部で術後に癌の再発がしばしばみられます。当院では再発の危険性の高い癌には、化学療法(もしくは化学放射線療法)を併用しています。
D食道周辺の臓器へ浸潤した癌(T4:食道癌の進行度の項参照)
この病期の癌を外科手術で完全にとりきることは困難です。当院では3種類の抗癌剤を組み合わせて使用するFAP療法と放射線療法を併用する独自の化学放射線療法を手術前に行い周辺臓器への癌浸潤が消失すれば外科手術を行っています。
E食道から遠くのリンパ節へ転移した癌(M1の一部:食道癌の進行度の項参照)
この病期の癌では外科手術で食道の癌と目にみえるリンパ節転移を全て切除しても多くの癌は再発します。つまり、目にみえないところで癌は既に全身に広がっていると考えられます。当院では他の施設にさきがけて化学療法を行ってから外科手術を行う方法を積極的に行っており、この病期の癌に対する治療成績の改善を見ています。
F癌が血液を介して他の臓器へ転移している場合(M1の一部:食道癌の進行度の項参照)
原則として手術は行わず化学療法や化学放射線療法を行います。当院では3種類の抗癌剤を組み合わせて使用するFAP療法や、これに放射線を併用する化学放射線療法をこの病期あります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
外照射。 組織内照射 高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
放射線療法の臨床試験。 新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験に
ついての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
II期の治療法は以下になります:
通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
臨床経過観察。 ホルモン療法併用または非併用する外照射。 組織内照射。
ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。 新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
III期の治療法は以下になります: 外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
ホルモン療法。 通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
臨床経過観察。 がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
IV期の治療法は以下になります: ホルモン療法。
外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法あるいは経尿道的前立腺切除術。
臨床経過観察。 睾丸摘除術と併用した放射線前立腺摘除術の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます再発前立腺がんの治療法
再発前立腺がんの治療法は以下になります: 放射線療法。 放射線療法を受けた患者さん
急性骨髄白血病
に前立腺摘除術を行います。
ホルモン療法。 骨の痛みを和らげる緩和的療法としての疼痛治療、外照射、ストロンチウム
急性骨髄白血病
89
などの放射性同位元素を用いた腔内照射、あるいは他の治療法。
急性骨髄白血病
超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。 化学療法あるいは生物学的療法の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れます
急性骨髄白血病
が、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
急性骨髄白血病
前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液なるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小
急性骨髄白血病
手術(舌根 として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFIT
急性骨髄白血病
T-1,-2)
鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
急性骨髄白血病
アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善
質問D:扁桃肥大と習慣性扁桃炎
扁桃腺が肥大していて、最近では年に最低3回は炎症を起こしています。特に冬は毎年で、インフルエンザがはやる前に切除したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の??です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。
術の方法について解説をお願いします。
手術の危険度はどうなのでしょうか?
の痛みはどれほどでしょうか?
術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?
手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうかまた、そのようになった場合の対処法や注意事項。
術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形に
なります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療は行われます。手術手技は扁桃肥大の場合と同じで、埋没している扁桃自体と扁桃の表面を出来るだけ縮小させ、陰窩の窪みを浅くして開口部を拡げることによって膿栓が溜まりにくくすることが出来ます。
扁桃切除手術は片方ずつを1ヶ月以上の治療間隔をおいて施行しています。ラジオ波凝固はその効果が3~6週かかって、じっくり出てくる治療法です。一側を治療後に充分な間隔をおいて、治療した側の扁桃の縮小効果判定をしてから反対側を治療するようにしています。欧米では両側同時に行っているケースが多いようですが、急を要する疾患ではありませんから、少し期間を要しても出来るだけ安全性を重視し、身体の負担を少なく施行する方法がよいだろうと考えています。質問A:口臭とのどの不快感
にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。
続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応治療)が行われています。なかでも内視鏡治療は患者さんへの負担が最も少ない治療です。当院ではこの治療を多数の患者さんに行ってきており、それらを基にした解析で癌が粘膜層にとどまるか、わずかに粘膜下層に浸潤した食道癌は転移することは稀で、多くは内視鏡によって完治することがわかっています。内視鏡治療にはEMRとPDTがあ 内視鏡的粘膜切除術)
処置用の2-チャンネルスコープを挿入し、まず生理食塩水を食道粘膜下に局注し病巣を隆起させます。次にその隆起を高周波スネア(金属の輪)でしばり、通電しながら切除します(2-チャンネル法)(図C)。切除後食道に潰瘍ができるため2日間の絶食?点滴と約1週間の入院が必要です。治療の合併症としてごく稀に出血と穿孔(食道の壁に穴があくこと)があります。他に内視鏡の先端にキャップを装着する方法や内視鏡の外側にチューブをかぶせる方法があります。切除した標本は顕微鏡で調べ、癌の進行度や悪性度などを調べます。顕微鏡検査の結果、転移の心配がないときには治療は終了ですが転移の心配があるときには追加の治療(外科手術、放射線、抗癌剤)が必要です。癌に集まり光に反応する薬(腫瘍親和性光感受性物質)を静脈内に注射し、約50時間経過するとこの薬は癌組織に集まります。内視鏡を使って食道癌にレーザー光線を照射すると、光感受性物質がレーザー光により活性化され、癌組織だけを破壊します。入院期間は約2週間で、光線過敏症(日焼け)が起こらないように約1週間の遮光(暗い個室で過ごす)が必要です。EMRでは治療できず外科手術が必要な表在癌の患者さんのうち、高齢や合併症のため外科手術ができない患者さんにはPDTが有効です。
外科手術
食道癌の手術は消化器癌の手術の中でもかなり大きい手術です。標準的な術式は右の胸を開いて食道を頚部の一部を残して殆どすべて切除し、続いて上腹部をみぞおちから臍まで切開して胃を細長く作り直し、頚部を切開して胃を頚部まで持ち上げて食道の断端と縫いあわせるをおこなっています。癌の拡がりが非常に広範な場合は、EMRが困難ですので手術や放射線治療を行っています。
B粘膜下層癌で転移のないもの(T1b, N0:食道癌の進行度の項参照)
この病期の癌に対しては外科手術が一般的に行われています。当院でもこれまで外科手術を行って良好な成績でした。最近は化学放射線療法でこの病期の癌がかなり治るようになりましたので、当院では今後外科手術と化学放射線療法を患者さんの希望などに応じて選んでいこうと考えています。また患者さんの体の状態から、これらの治療に耐えられないと判断された場合には内視鏡治療(EMRやPDT)を行います。
C筋層や外膜に浸潤した癌や近くのリンパ節に転移した癌(T2?T3またはN1, M0:食道癌の進行度の項参照)
この病期の癌には外科手術が一般的に行われています。この病期の癌では、肉眼的な癌を全て切除することは可能ですが特にIIB期とIII期の一部で術後に癌の再発がしばしばみられます。当院では再発の危険性の高い癌には、化学療法(もしくは化学放射線療法)を併用しています。
D食道周辺の臓器へ浸潤した癌(T4:食道癌の進行度の項参照)
この病期の癌を外科手術で完全にとりきることは困難です。当院では3種類の抗癌剤を組み合わせて使用するFAP療法と放射線療法を併用する独自の化学放射線療法を手術前に行い周辺臓器への癌浸潤が消失すれば外科手術を行っています。
E食道から遠くのリンパ節へ転移した癌(M1の一部:食道癌の進行度の項参照)
この病期の癌では外科手術で食道の癌と目にみえるリンパ節転移を全て切除しても多くの癌は再発します。つまり、目にみえないところで癌は既に全身に広がっていると考えられます。当院では他の施設にさきがけて化学療法を行ってから外科手術を行う方法を積極的に行っており、この病期の癌に対する治療成績の改善を見ています。
F癌が血液を介して他の臓器へ転移している場合(M1の一部:食道癌の進行度の項参照)
原則として手術は行わず化学療法や化学放射線療法を行います。当院では3種類の抗癌剤を組み合わせて使用するFAP療法や、これに放射線を併用する化学放射線療法をこの病期あります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
外照射。 組織内照射 高密度焦点式超音波治療の臨床試験。
放射線療法の臨床試験。 新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験に
ついての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
II期の治療法は以下になります:
通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。勃起不全を起こさないように神経を温存して前立腺を摘除することもあります。
臨床経過観察。 ホルモン療法併用または非併用する外照射。 組織内照射。
ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。 新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
III期の治療法は以下になります: 外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
ホルモン療法。 通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
臨床経過観察。 がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
IV期の治療法は以下になります: ホルモン療法。
外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法あるいは経尿道的前立腺切除術。
臨床経過観察。 睾丸摘除術と併用した放射線前立腺摘除術の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます再発前立腺がんの治療法
再発前立腺がんの治療法は以下になります: 放射線療法。 放射線療法を受けた患者さん
急性骨髄白血病
に前立腺摘除術を行います。
ホルモン療法。 骨の痛みを和らげる緩和的療法としての疼痛治療、外照射、ストロンチウム
急性骨髄白血病
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などの放射性同位元素を用いた腔内照射、あるいは他の治療法。
急性骨髄白血病
超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。 化学療法あるいは生物学的療法の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れます
急性骨髄白血病
が、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
急性骨髄白血病
前立腺がんは、高齢者に多い男性のがん。前立腺は、膀胱(ぼうこう)の下方にあり、前立腺液なるために起こっているイビキのケースにもラジオ波凝固治療は舌扁桃と舌根部の縮小
急性骨髄白血病
手術(舌根 として応用できます。コブレーターやセロンなどのラジオ波治療機器を用も、レーザーを用いる咽頭形成手術(LAUP)と共にイビキに有効な手術方法です。(軟口蓋のRFIT
急性骨髄白血病
T-1,-2)
鼻閉の改善のために(→下鼻甲介のラジオ波凝固治療の実際、手術図)
急性骨髄白血病
アレルギー性鼻炎や肥厚性鼻炎に対して、レーザー治療を繰り返しても鼻閉(鼻づまり)の改善
2009年1月4日星期日
乳児白血病
います。このがん細胞を通常は自分の免疫でもって抑える事ができますが体温も自己免疫力も低下すれば、体の中でがん細胞が暴れてくるという事です。 そんなことにならない為にも自分の体温をしっかりと把握しておくことが一番大切なことです。緊張、怒りの時の顆粒球は危険怒りの時には、顆粒球が増殖、活発化する。交感神経の緊張によるアドレナリン分泌は、いっせいに自身へ顆粒球の攻撃が始まり、胃がキリキリ痛む。これがストレスによる胃かいようです。交感神経の緊張は、さまざまな障害を連鎖的に起こっていきます。これが、ガンになる体質への始まりと言われています。 ガンの大半は、生き方が原因?「ガンは交感神経の緊張で起こる」。私たちの身の回りには様々な発ガン物質があふれている。タバコの煙のベンツピレン、野菜の農薬、電磁波、紫外線などこれらは、細胞分裂をコントロールするDNAを傷つけて細胞を異常発生させるガン細胞に豹変させる。夥しい環境汚染物質がガンを急増させていることも事実です。 医学博士も「抗がん剤拒否のススメ」著書星野仁彦医師の本を手にした。食事療法でガンを完全に克服した医師として有名なようです。その星野先生が、「抗ガン剤の拒否」宣言を発表したとあります。ガンにかかった医師は、強い副作用で苦しむであろう抗ガン剤などを全て拒否し、生き抜くためにまったく違った治療法を行う、とあります。このことを考えると、もっと声を大にして、全国の患者さんに伝えて、もっと生かすことは、出来ないのだろうかと思います。抗ガン剤の生命を殺す「毒作用」星野医師は語る抗ガン剤は、「ガンを治癒させる」というものではなく、強い副作用という犠牲を払って「一時的にガンを小さくする」もの。ガンの治療に抗がん剤が使われるのは、それ以外に有効な治療法が、見つかっていない、という理由によるのです」と言い切っています。初めから医師がそのことを言い切ると言うことは、衝撃でした。治療方法がないと言われると、やっぱり温熱療法、健康食品などで免疫をアップさせて、ガンに挑むしかないのか? なぜ抗ガン剤を拒否するのか?免疫力が落ちる。白血球が減る。吐き気や下痢がおこる。そんな強い副作用に苦しみながら、効果を疑う抗ガン剤を使用しても、らちがあかない。と抗ガン剤の分かっているガン患者はこういいます。更に別の医師によると、他の医薬品は、少なくとも生命を救うために投与している。しかし、抗ガン剤はまるで違う。細胞を殺すために投与する。といってます。あ~恐ろしい。 ガン食事療法も「健康保険」に???ガン治療の第一歩は、ガン体質の改善です。そのために食事療法は、絶対不可欠といえます。いくら薬で治療していても結局、口から入れるものを根本から見直していかないことには、悪循環です。どうしてガンになってしまったのか、患者さんのほとんどの方は、食生活だとも言っています。このガン患者の食事を健康保険制度になればと、活動を起こしている方もいるようです。私もそうできたらいいなと思っています。 抗ガン剤ではガンは治らない「アエラ誌」「果たして抗ガン剤は効くのか?」マスコミ誌まで、このようなタイトルが大見出しで乗るようになった。今患者達がもっとも知りたい。抗ガン剤は、実際にどこまで効くのだろうか?と問いかける。これまでマスコミ各社が抗ガン剤の効き目を伝えることは、タブーとされてきた。しかし、マスコミに大きな変化が見られて「抗ガン剤では治らない」と断言しているようです。 わずか一ヶ月の延命など誤差の範囲その効果は、生存率が一ヶ月以上延びるというから拍子抜けする。猛烈な発ガン物質、毒物である他の抗ガン剤や放射線治療、手術で患者の体をズタズタに破壊しておいて、最後の仕上げが、わずか一ヶ月の延命効果です?いろいろなきつい抗ガン剤でタッタの一ヶ月しか延命効果がない??? 0.1グラムが7万円!ボロ儲け「抗ガン剤」この幻想の抗ガン剤は、わずか0.1グラムが7万円すると知って驚愕した。これなら製薬メーカーの利益向上にまちがいない。ところが、メーカーの治験による「怪しい」データーですら延命効果は、わずか一ヶ月。とあります。なぜこのような金額になるのか、不思議でなりません。効果があるのであれば、納得も出来ますが、なければ意味がありません。 抗ガン剤の「効く」は「治癒」ではない「アエラ誌」抗ガン剤が「効く」というとき、一部を除いて「治癒」することを意味しない、とあります。ガンの種類によって異なるが、腫瘍を一定の比率以上に小さくする効果があれば、抗ガン剤と承認されることが多く、小さくなれば「効いた」というそうです。医師が「こ離れて直腸を切ったときに肛門と肛門括約筋[こうもんかつやくきん]が残れば括約筋温存術ができることになります。しかし、がんまでの距離が3.0cmあってもがんそのものの大きさが非常に大きく約5.0cmにもなると、がんから離れた距離にも目に見えない小さながん細胞が散らばっている危険性から肛門もとる必要があるので直腸切除術+人工肛門造設術になります
かるのガンの医療費はどのくらいかか早期ガンと進行ガンでは医療費に大きな差ガンの医療費は、一般的には高額と考えなければなりません。もっとも大きな理由は、ガンの診療には、さまざまな検査や手術、化学療法(抗ガン剤治療)、放射線治療などをストレスが一番影響する分けです。今まで、なに制限なく食べたい物を好きなだけ食べお酒も飲みたいだけ飲みタバコも好んでいた方が、がんになり食事もお酒もタバコも制限されるとなると、がんの不安だけでなく、好きな物を取り上げられることの方が辛いという方も多くいます。夜も眠れなくなり精神的ストレスも大きくうつ状態に陥ることもあります。しかし、冷静に対処して、この難関を乗り切らないと次の生きる道はありません。まずはストレス解消方法を探す事が第一です。それとがんの治療方法は、西洋医学だけではありません。漢方療法、代替療法、温熱療法など他にもいろいろあります。中でも、がんの患者さんの多くの方が、免疫力アップのために健康食品を試しているといわれています。 がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術もできがんを完治する可能性も大きいです。しかし、ほとんどのがんは、初期症状がなく早期発見が難しく発見された時には、すでに手術ができない状態も多いようです。手術をする場合でも、がんが転移している可能性もあり、がんをすべて取り除くことも厳しいようです。ここで一番大切なことは、あなたの執刀医が経験豊富かどうかということです。実際の医者の言葉で手術の経験豊富な医者は、安心できるが、経験を積んでない医者は失敗する可能性が高いとの事。医者も人間ですから経験を積まないと上手くはならない事は分かります。しかし、我々は実験材料にはなりたくないです。 がん患者の食事療法がん患者の食事療法とは、調べてみたら特にこれという決定的なものが見当たりません。全てのがんにいえますが野菜中心の食事にして、肉類は控えめにした方がいいとあります。これはがんの患者さんに限らず健康な人にもいえることです。「がんになる」とは、食事とストレスが一番影響する分けです。今まで、なに制限なく食べたい物を好きなだけ食べお酒も飲みたいだけ飲みタバコも好んでいた方が、がんになり食事もお酒もタバコも制限されるとなると、がんの不安だけでなく、好きな物を取り上げられることの方が辛いという方も多くいます。夜も眠れなくなり精神的ストレスも大きくうつ状態に陥ることもあります。しかし、冷静に対処して、この難関を乗り切らないと次の生きる道はありません。まずはストレス解消方法を探す事が第一です。それとがんの治療方法は、西洋医学だけではありません。漢方療法、代替療法、温熱療法など他にもいろいろあります。中でも、がんの患者さんの多くの方が、免疫力アップのために健康食品を試しているといわれています。 がん闘病私の友人ががんになり苦しい闘病生活を余儀なくされています。がん闘病生活の中での一番苦しいことは、やっぱり抗がん剤の副作用だとも言っていました。がんがリンパ節に転移しているとも聞いていたので、絶対に薬の治療もかかせないとも言っていましたが、本人は、薬だけの治療だけではなく免疫を上げるためにも健康食品を飲んでみたいとの本人の意思で何かいい健康食品がないかと探してみました。すると「沖縄のフコイダン」という健康食品に出会い薬と一緒に服用してみました。すると、その「沖縄のフコイダン」を薬と一緒に併用したら薬の副作用が出なくなり体調も良くかなり楽になったとも言っています。こんなに効果があるのであればとの事で私が一筆書くことにしました。がんでお困りの方がいましたら一つの情報としてお役に立てればと思っております。 がんの末期がんの末期=死というイメージがありますが、そんなことは絶対にないと思っています。なぜなら、がん細胞を持っているだけでは死なないのです。がん細胞の増殖をいかにして「くい止める」か、ということです。がん患者で薬の治療ができなければ代替療法とかの治療もあります。実際、私の知り合いで末期のがんになり別にも転移していますが、健康食品(ちなみに沖縄にしかないフコイダンドリンクというものです)を飲んで増殖を止め、今、現在でも元気に仕事している人もいます。がんになりもうダメだとあきらめたら負けです。がんに負けないようがんばりましょう。 がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術もできがんを完治する可能性も大きいです。しかし、ほとんどのがんは、初期症状がなく早期発見が難しく発見された時には、すでに手術ができない状態も多いようです。手術をする場合でも、がんが転移している可能性もあり、がんをすべて取り除くことも厳しいようです。ここで一番大切なことは、あなたの執刀医が経験豊富かどうかということです。実際の医者の言葉で手術の経験豊富な
医者は、安心できるが、経験を積んでない医者は失敗する可能性が高いとの事。医者も人間ですから経験を積まないと上手くはならない事は分かります。しかし、我々は実験材料には
なりたくないです。 がんの転移がんの転移と聞いたら生きる希望もありません。なぜなら、がんの転移は手術も出来なくなるため、死というイメージがあるからです。しかし、あ
きらめてはいけません。きついですけどがんの治療がない訳ではありません。私の友人もがんが転移していますが、あきらめてないと言っています。友人は、がんの治療に温熱療法を
行っています。がん細胞は39度で増殖が止まり42度になる消滅するとあります。友人は「今できることを確実な方法で行う事が一番大切」だと温熱とがんに効く健康食品を飲んで
必死に治療をしています。その友人が飲んでいる健康食品が「沖縄のフコイダン」というもので調べたところによると「日本がん学会」での発表があり、がんを消滅させ効果があると
医療学会で注目されているそうです。友人の話では、抗がん剤治療を行う場合「沖縄のフコイダン」を一緒に併用すると抗がん剤の副作用を軽減させる効果があり、がんの進行をスト
ップさせる事が出来るようです。私の感想では今、一番大事なことは、がんになっても絶対あきらめず、絶対治してみせるという友人のような気持ちを持つことが大切だと思いました。ちなみに友人は、本当にがんの患者かと思うくらい元気で、次の検査が楽しみだといっています。 がんの免疫療法がん免疫療法とは、免疫担当細胞、サイトカイン、抗体などを活
組み合わせて行う必要があるからです。治療期間も長く、1年以上かかることはまったくめずらしくありません。さらに、いったん治療が終わったとしても、数年間は定期的に検査を受け続けることになります。厚生労働省の調査では、ガンの入院費は1日平均約3万3千円、通院費は約1万4千円、入院1回あたりの費用は約100万円となっています。(自己負担はこのうち3割)。とはいえ、これはあくまでも平均値でありガン患者すべてにこのような医療費がかかるわけではありません。より安価にすむ患者もいれば、これよりはるかに高額になる患者もいます。たとえば胃ガンの場合、早期なら内視鏡治療となり、入院期間は1週間程度です。手術費そのものは7万5千円でこれに入院の基本料金、薬剤費、検査費等を追加しても総額は20万円前後であり、個室料金(差額ベッド代)や食費などを除いた自己負担額は実質的に7万円ほどです。これに対して、ガンがある程度進行していると胃を摘出することになります。手術費は約60万円ですが、平均1ヶ月以上の入院が必要になるため、入院費は100万~200万円かかります。自己負担額も差額ベッド代や食費を除いて40万~70万円になります。つまり同じ胃ガンといっても早期ガンと進行ガンでは、入院費に5~10万円もの違いが生じることになります。 化学療法と放射線治療の費用ガンの治療では、早期でなければ、多くの患者が手術だけでなく、化学療法や放射線治療をも受けることになります。たとえばさきほどの胃ガンの例では、通院で化学療法を受けることになれば、月々抗ガン剤の費用がかかります。胃ガンの薬剤だと1ヶ月に約7万~8万円の費用(自己負担額2万~2万5千円)がかかることになります。また大腸ガンの抗ガン剤はもっとも高価な部類に入りますが、薬剤費は薬の種類によっては1ヶ月に40万円(自己負担額10万~12万円)ほどかかります。放射線治療の費用は照射方法にもよるものの、一般的な体外照射では1回1万円で、25回受ければ計25万円となります。以上は、保険内診療には自己負担額は前記の金額の3割となり、高額療養費の支給も受けられます。ただし、治療の中にひとつでも保険外診療が含まれると、全額が自己負担になることもあります。その治療費はときには1000万円以上にも達します。 公的保険制度や民間保険を活用すれば、ガンの医療費負担はある程度軽減されます。とはいえ、家族のひとりがガンになると、治療費だけではなく、交通費(患者だけでなく家族も)、宿泊費、入院準備費用、手術後の補助器具費など、さまざまな費用がかさみます。患者や家族が休職すれば、収入も減少します。ガンとの闘いは、患者と家族の経済的な戦いともなるのです。 ガンの医療費を補助する制度はありますか知っておきたいガン医療費の補助制度家族がガンになったとき、その病状と今後の見込みだけでなく、医療費も気にかかります。とりわけ家族の生計の担い手がガンになると、医療費は家族全員にとってきわめて深刻な問題になります。 日本には医療費を補助するいくつかの制度があります。 医療保険制度 日本では、国民はすべて医療保険に加入することになっています。たとえば国民健康保険や職場の健康保険、共済組合、船員保険などです。保険の対象となる医療にかかった費用は、保険の種類によって一定の比率(国民健康保険で3割)を患者が自己負担し、残りは保険組合などから支払われます。 ガンの治療にはガンの種類や病状に応じた治療法や診断法があり、治療効果や安全性が確認され治療法として確立している診断や薬に対しては、保険が適応されます。 高額療養費制度(高額医療費制度) ガンの診療では、たとえ医療費の自己負担分が3割としても、1ヶ月の自己負担分が数十万となることも少なくありません。 そこで患者の負担を軽くするため、高額な医療費を補助する制度(高額療養費制度)があります。 これは、1人の患者が1ヶ月間に医療機関に支払った金額が一定の限度金額を超えたとき、その超過分を健康保険から支給するというものです。限度額は所得や年齢によって異なります。 70歳未満で平均的な収入のある人の場合、単純に言うと約7万円の医療費は自分で支払い、それ以上の金額はこの制度から支給されます。 また、1年間に4回以上の高額療養費が支給されたときには、患者の1ヶ月の負担額はさらに軽減されます。 高額医療費を受け取るには、まず申請が必要です。 申請の窓口は、国民健康保険の場合は役所の国民健康保険課など、企業の場合は勤務先の保険担当者(総務など)となります。 申請には、保険証のほか、医療費の領収書や明細書、印鑑などが必要です。 高額療養費の手続きがよくわからないときは、医療機関の会計窓口や患者相談窓口に相談してみましょう。医療費の領収書や明細書はほかでも使用することがあるので、申請時に返却してもらえるか確認しておきます。 なお高額療養費は、医療費の支払い日や診療を受けてから2年以上たつと、払い戻しを受けられなくなります。気の持ちようです「病は気から」という言葉を辞書で引いてみると「病気は気の持ち方一つで悪くもなり、
乳児白血病
良くもなる」とあります。一日一回でも大笑いをして悪いものを吹き飛ばしましょう。免疫力が確実に上がるそうです。自分から趣味などの楽しいことを探すのもいいことでしょう。
乳児白血病
ウインドショッピングもオッケーですよ。 医師に聞くことガンの種類は何か。どんな性質や特徴をもつか?ガンの種類によって進行のしかたや速さ、治療法や生存率が大きく異なり
乳児白血病
ます。ガンはどのくらい進行しているか(病期は何か)。リンパ節や他の臓器への転移は起こっているか?ガンの種類によって異なりますが、一般にリンパ節にガンが転移していると
乳児白血病
治療後に再発する確率が高くなります。また、他の臓器に転移していると治癒は困難といえるようです。 がん患者の食事療法がん患者の食事療法とは、調べてみたら特にこれという決
乳児白血病
定的なものが見当たりません。全てのがんにいえますが野菜中心の食事にして、肉類は控えめにした方がいいとあります。これはがんの患者さんに限らず健康な人にもいえることで
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ると、がんの患者さんのほとんどが体温の低下に伴う免疫力の低下だとも言っています。 の中では、毎日何千ものがん細胞が発生しているともいわれて
かるのガンの医療費はどのくらいかか早期ガンと進行ガンでは医療費に大きな差ガンの医療費は、一般的には高額と考えなければなりません。もっとも大きな理由は、ガンの診療には、さまざまな検査や手術、化学療法(抗ガン剤治療)、放射線治療などをストレスが一番影響する分けです。今まで、なに制限なく食べたい物を好きなだけ食べお酒も飲みたいだけ飲みタバコも好んでいた方が、がんになり食事もお酒もタバコも制限されるとなると、がんの不安だけでなく、好きな物を取り上げられることの方が辛いという方も多くいます。夜も眠れなくなり精神的ストレスも大きくうつ状態に陥ることもあります。しかし、冷静に対処して、この難関を乗り切らないと次の生きる道はありません。まずはストレス解消方法を探す事が第一です。それとがんの治療方法は、西洋医学だけではありません。漢方療法、代替療法、温熱療法など他にもいろいろあります。中でも、がんの患者さんの多くの方が、免疫力アップのために健康食品を試しているといわれています。 がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術もできがんを完治する可能性も大きいです。しかし、ほとんどのがんは、初期症状がなく早期発見が難しく発見された時には、すでに手術ができない状態も多いようです。手術をする場合でも、がんが転移している可能性もあり、がんをすべて取り除くことも厳しいようです。ここで一番大切なことは、あなたの執刀医が経験豊富かどうかということです。実際の医者の言葉で手術の経験豊富な医者は、安心できるが、経験を積んでない医者は失敗する可能性が高いとの事。医者も人間ですから経験を積まないと上手くはならない事は分かります。しかし、我々は実験材料にはなりたくないです。 がん患者の食事療法がん患者の食事療法とは、調べてみたら特にこれという決定的なものが見当たりません。全てのがんにいえますが野菜中心の食事にして、肉類は控えめにした方がいいとあります。これはがんの患者さんに限らず健康な人にもいえることです。「がんになる」とは、食事とストレスが一番影響する分けです。今まで、なに制限なく食べたい物を好きなだけ食べお酒も飲みたいだけ飲みタバコも好んでいた方が、がんになり食事もお酒もタバコも制限されるとなると、がんの不安だけでなく、好きな物を取り上げられることの方が辛いという方も多くいます。夜も眠れなくなり精神的ストレスも大きくうつ状態に陥ることもあります。しかし、冷静に対処して、この難関を乗り切らないと次の生きる道はありません。まずはストレス解消方法を探す事が第一です。それとがんの治療方法は、西洋医学だけではありません。漢方療法、代替療法、温熱療法など他にもいろいろあります。中でも、がんの患者さんの多くの方が、免疫力アップのために健康食品を試しているといわれています。 がん闘病私の友人ががんになり苦しい闘病生活を余儀なくされています。がん闘病生活の中での一番苦しいことは、やっぱり抗がん剤の副作用だとも言っていました。がんがリンパ節に転移しているとも聞いていたので、絶対に薬の治療もかかせないとも言っていましたが、本人は、薬だけの治療だけではなく免疫を上げるためにも健康食品を飲んでみたいとの本人の意思で何かいい健康食品がないかと探してみました。すると「沖縄のフコイダン」という健康食品に出会い薬と一緒に服用してみました。すると、その「沖縄のフコイダン」を薬と一緒に併用したら薬の副作用が出なくなり体調も良くかなり楽になったとも言っています。こんなに効果があるのであればとの事で私が一筆書くことにしました。がんでお困りの方がいましたら一つの情報としてお役に立てればと思っております。 がんの末期がんの末期=死というイメージがありますが、そんなことは絶対にないと思っています。なぜなら、がん細胞を持っているだけでは死なないのです。がん細胞の増殖をいかにして「くい止める」か、ということです。がん患者で薬の治療ができなければ代替療法とかの治療もあります。実際、私の知り合いで末期のがんになり別にも転移していますが、健康食品(ちなみに沖縄にしかないフコイダンドリンクというものです)を飲んで増殖を止め、今、現在でも元気に仕事している人もいます。がんになりもうダメだとあきらめたら負けです。がんに負けないようがんばりましょう。 がんの手術がんが早期で発見されれば、すぐに手術もできがんを完治する可能性も大きいです。しかし、ほとんどのがんは、初期症状がなく早期発見が難しく発見された時には、すでに手術ができない状態も多いようです。手術をする場合でも、がんが転移している可能性もあり、がんをすべて取り除くことも厳しいようです。ここで一番大切なことは、あなたの執刀医が経験豊富かどうかということです。実際の医者の言葉で手術の経験豊富な
医者は、安心できるが、経験を積んでない医者は失敗する可能性が高いとの事。医者も人間ですから経験を積まないと上手くはならない事は分かります。しかし、我々は実験材料には
なりたくないです。 がんの転移がんの転移と聞いたら生きる希望もありません。なぜなら、がんの転移は手術も出来なくなるため、死というイメージがあるからです。しかし、あ
きらめてはいけません。きついですけどがんの治療がない訳ではありません。私の友人もがんが転移していますが、あきらめてないと言っています。友人は、がんの治療に温熱療法を
行っています。がん細胞は39度で増殖が止まり42度になる消滅するとあります。友人は「今できることを確実な方法で行う事が一番大切」だと温熱とがんに効く健康食品を飲んで
必死に治療をしています。その友人が飲んでいる健康食品が「沖縄のフコイダン」というもので調べたところによると「日本がん学会」での発表があり、がんを消滅させ効果があると
医療学会で注目されているそうです。友人の話では、抗がん剤治療を行う場合「沖縄のフコイダン」を一緒に併用すると抗がん剤の副作用を軽減させる効果があり、がんの進行をスト
ップさせる事が出来るようです。私の感想では今、一番大事なことは、がんになっても絶対あきらめず、絶対治してみせるという友人のような気持ちを持つことが大切だと思いました。ちなみに友人は、本当にがんの患者かと思うくらい元気で、次の検査が楽しみだといっています。 がんの免疫療法がん免疫療法とは、免疫担当細胞、サイトカイン、抗体などを活
組み合わせて行う必要があるからです。治療期間も長く、1年以上かかることはまったくめずらしくありません。さらに、いったん治療が終わったとしても、数年間は定期的に検査を受け続けることになります。厚生労働省の調査では、ガンの入院費は1日平均約3万3千円、通院費は約1万4千円、入院1回あたりの費用は約100万円となっています。(自己負担はこのうち3割)。とはいえ、これはあくまでも平均値でありガン患者すべてにこのような医療費がかかるわけではありません。より安価にすむ患者もいれば、これよりはるかに高額になる患者もいます。たとえば胃ガンの場合、早期なら内視鏡治療となり、入院期間は1週間程度です。手術費そのものは7万5千円でこれに入院の基本料金、薬剤費、検査費等を追加しても総額は20万円前後であり、個室料金(差額ベッド代)や食費などを除いた自己負担額は実質的に7万円ほどです。これに対して、ガンがある程度進行していると胃を摘出することになります。手術費は約60万円ですが、平均1ヶ月以上の入院が必要になるため、入院費は100万~200万円かかります。自己負担額も差額ベッド代や食費を除いて40万~70万円になります。つまり同じ胃ガンといっても早期ガンと進行ガンでは、入院費に5~10万円もの違いが生じることになります。 化学療法と放射線治療の費用ガンの治療では、早期でなければ、多くの患者が手術だけでなく、化学療法や放射線治療をも受けることになります。たとえばさきほどの胃ガンの例では、通院で化学療法を受けることになれば、月々抗ガン剤の費用がかかります。胃ガンの薬剤だと1ヶ月に約7万~8万円の費用(自己負担額2万~2万5千円)がかかることになります。また大腸ガンの抗ガン剤はもっとも高価な部類に入りますが、薬剤費は薬の種類によっては1ヶ月に40万円(自己負担額10万~12万円)ほどかかります。放射線治療の費用は照射方法にもよるものの、一般的な体外照射では1回1万円で、25回受ければ計25万円となります。以上は、保険内診療には自己負担額は前記の金額の3割となり、高額療養費の支給も受けられます。ただし、治療の中にひとつでも保険外診療が含まれると、全額が自己負担になることもあります。その治療費はときには1000万円以上にも達します。 公的保険制度や民間保険を活用すれば、ガンの医療費負担はある程度軽減されます。とはいえ、家族のひとりがガンになると、治療費だけではなく、交通費(患者だけでなく家族も)、宿泊費、入院準備費用、手術後の補助器具費など、さまざまな費用がかさみます。患者や家族が休職すれば、収入も減少します。ガンとの闘いは、患者と家族の経済的な戦いともなるのです。 ガンの医療費を補助する制度はありますか知っておきたいガン医療費の補助制度家族がガンになったとき、その病状と今後の見込みだけでなく、医療費も気にかかります。とりわけ家族の生計の担い手がガンになると、医療費は家族全員にとってきわめて深刻な問題になります。 日本には医療費を補助するいくつかの制度があります。 医療保険制度 日本では、国民はすべて医療保険に加入することになっています。たとえば国民健康保険や職場の健康保険、共済組合、船員保険などです。保険の対象となる医療にかかった費用は、保険の種類によって一定の比率(国民健康保険で3割)を患者が自己負担し、残りは保険組合などから支払われます。 ガンの治療にはガンの種類や病状に応じた治療法や診断法があり、治療効果や安全性が確認され治療法として確立している診断や薬に対しては、保険が適応されます。 高額療養費制度(高額医療費制度) ガンの診療では、たとえ医療費の自己負担分が3割としても、1ヶ月の自己負担分が数十万となることも少なくありません。 そこで患者の負担を軽くするため、高額な医療費を補助する制度(高額療養費制度)があります。 これは、1人の患者が1ヶ月間に医療機関に支払った金額が一定の限度金額を超えたとき、その超過分を健康保険から支給するというものです。限度額は所得や年齢によって異なります。 70歳未満で平均的な収入のある人の場合、単純に言うと約7万円の医療費は自分で支払い、それ以上の金額はこの制度から支給されます。 また、1年間に4回以上の高額療養費が支給されたときには、患者の1ヶ月の負担額はさらに軽減されます。 高額医療費を受け取るには、まず申請が必要です。 申請の窓口は、国民健康保険の場合は役所の国民健康保険課など、企業の場合は勤務先の保険担当者(総務など)となります。 申請には、保険証のほか、医療費の領収書や明細書、印鑑などが必要です。 高額療養費の手続きがよくわからないときは、医療機関の会計窓口や患者相談窓口に相談してみましょう。医療費の領収書や明細書はほかでも使用することがあるので、申請時に返却してもらえるか確認しておきます。 なお高額療養費は、医療費の支払い日や診療を受けてから2年以上たつと、払い戻しを受けられなくなります。気の持ちようです「病は気から」という言葉を辞書で引いてみると「病気は気の持ち方一つで悪くもなり、
乳児白血病
良くもなる」とあります。一日一回でも大笑いをして悪いものを吹き飛ばしましょう。免疫力が確実に上がるそうです。自分から趣味などの楽しいことを探すのもいいことでしょう。
乳児白血病
ウインドショッピングもオッケーですよ。 医師に聞くことガンの種類は何か。どんな性質や特徴をもつか?ガンの種類によって進行のしかたや速さ、治療法や生存率が大きく異なり
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ます。ガンはどのくらい進行しているか(病期は何か)。リンパ節や他の臓器への転移は起こっているか?ガンの種類によって異なりますが、一般にリンパ節にガンが転移していると
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治療後に再発する確率が高くなります。また、他の臓器に転移していると治癒は困難といえるようです。 がん患者の食事療法がん患者の食事療法とは、調べてみたら特にこれという決
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す。「がんになる」とは、食事と方法がないと言われた患者さんにとっては心強い情報だと思っております がんの患者さんは体温が36度以下!体温が1度低下すると免疫力が30%
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落ちてウィルスに対する抵抗力がなくなり病気になりやすいとあります。 逆に言えばいつも体温を36度以上に維持していれば病気にならないということです。あるお医者さんによ
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ると、がんの患者さんのほとんどが体温の低下に伴う免疫力の低下だとも言っています。 の中では、毎日何千ものがん細胞が発生しているともいわれて
白血病分類
同じようにリンパ管が全身にあります。リンパ管の中には細菌やウイルスと戦うリンパ球を含んだリンパ液が流れています。リンパ節はリンパ管に沿って、全身、特にわきの下、首、足の付け根などに存在し、リンパ液を貯蔵したり濾過したりしています。悪性リンパ腫では、全身のリンパ節が腫れたり、臓器に腫瘤ができます。
胃に発生するリンパ腫にはB細胞リンパ腫、MALT(マルト)リンパ腫があります。小腸や大腸に発生するリンパ腫で最も多いものはびまん性大細胞型B細胞リンパ腫ですが、若年層ではバーキットリンパ腫が多く発生します。
B細胞リンパ腫:
エイズや臓器移植後など免疫の働きが著しく低下した状態で発生します。リンパ球にはT細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)があり、それぞれT細胞リンパ腫、B細胞リンパ腫、NK細胞リンパ腫があります。B細胞リンパ腫は低悪性度リンパ腫です。
MALTリンパ腫:
B細胞リンパ腫の1つで低悪性度です。唾液腺、甲状腺、消化管などの粘膜に関連するリンパ組織に発生します。ヘリコバクター?ピロリ菌という細菌と関連しているといわれています。
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫:
日本人に多い中悪性度のリンパ腫です。小腸、大腸に発生するリンパ腫の中で最も多いリンパ腫です。
バーキットリンパ腫:
小腸や大腸に発生し、若年者に多く発生する高悪性度リンパ腫です。バーキットリンパ腫は卵巣や乳腺で発症することもあり、多くの患者さんで腹部に巨大腫瘤を伴います。
わきの下、首、足の付け根などのリンパ節が腫れます。一般に痛みはありません。全身に拡がった場合は体重減少、寝汗、発熱、全身の倦怠感などの症状がでます。
生検:
腫れたリンパ節など病巣の組織の一部をとりだし、病理組織検査によって顕微鏡で悪性リンパ腫であるかどうか、また、悪性度を調べます。
X線検査、CT検査、超音波検査、MRI検査:
病巣部位がどこまで拡がっているかを調べます。
血液検査:
白血球、赤血球、血小板の数値の変動および腎臓、肝臓の機能を調べて治療に耐えられるかどうか判断します。
化学療法:
抗がん剤を用いてリンパ腫細胞を殺す治療法です。通常個々のリンパ腫に対して感受性の高い薬を数種類組み合わせて2~3週間単位で投与します。
放射線療法:
悪性リンパ腫は放射線に感受性が高いといわれています。放射線療法のみの治療、または、化学療法と組み合わせた治療を行います。
造血幹細胞移植:
正常な血液を回復させる移植法です。全身に放射線を照射した後、赤血球、白血球、血小板などのもとである「造血幹細胞」を移植します。移植された造血幹細胞からは新しい健康な血球ができます。事前に自分の幹細胞を凍結保存しておき移植する方法と、兄弟や他人から骨髄移植する方法があります。標準的な治療法で効果がなかったり、再発した場合に、造血幹細胞移植を併用して化学療法の効果をあげる方法などが試みられています。
悪性リンパ腫について
白血病や悪性リンパ腫など、血液の悪性疾患は、他の癌とは全く異なる考え方が必要です。
手術療法が主となる胃癌などの固形癌と違い、血液内科で治療すべき疾患です。
現在では、化学療法や骨髄移植などで完全に治す(治癒)ことが可能な疾患もあります。
ここでは、悪性リンパ腫のなかでも日本人に多い非ホジキンリンパ腫の治療方針についてご説明しましょう。
悪性リンパ腫とは、白血球の中のリンパ球という細胞が腫瘍化したものです。その中には様々なタイプのリンパ腫があります。
血液学の進歩はとても速く、10年もするとリンパ腫の分類法が全く変わってしまうほどです。
もちろん治療法も日進月歩ですから、ここでの記述も近い将来古くさいものになってしまうかもしれません。
治療方針は、病期と組織型によって異なります。
病期は1期から4期に分類されます。
たとえば首のリンパ節だけに限局しているような病期1や病期2では、組織型によらず治癒をめざした放射線療法などが行われます。もっと広い範囲が侵された病期3や病期4では、組織型によって治療法が異なります。
組織型は、悪性度によって3段階に分類されることが多いのですが、治療方針という点では2つに大別されます。
一方は、悪性度が低く、進行がゆっくりしているグループです。治療しなくても1年以内に命取りになる方は少数です。このグループに対して強力な化学療法を行った場合、見かけ上病気が認められない状態(寛解といいます)になることはあっても、治癒させることは困難です。高齢者などでは無治療で経過を観察する場合もあります。なぜなら、化学療法には副作用が伴いますし、副作用で亡くなる方がゼロではないからです。無治療でも5年以上生きられる高齢者の方を治療して、副作用で生活が制限されたり死亡されたりする結果になってはいけません。もちろん、経過観察中に状態が変化して、必要と判断されれば化学療法などの積極的治療が行われます。
もう一方は、悪性度が高く、治療しなければほとんどの方が1年以内に亡くなってしまうグループです。このグループには強力な化学療法が行われ、寛解状態に至るだけでなく治癒する方もあります。つまり、治癒を期待して強力な治療を行うべきグループです。患者さんにはつらい治療になりますが、「治癒」という希望があります。
現在では、幹細胞移植など他の治療法もありますので、治療方針の決定はさらに複雑です。
病期や組織型、さらに患者さんの年齢や体力によって、治療方針が異なるということを知ってください。
どんな病気でもそうですが、適切な治療方針を決めるには、正確な診断が不可欠です。きちんと説明を受けていないと、「検査ばかりで治療を始めてくれない」と患者さんが不満に思い「実験動物扱いされている」と誤解される方さえあるようです。
悪性リンパ腫についてもっと詳しく知りたい方は、がんセンターのホームページなどに詳しい記述があります。
悪性リンパ腫の病型は主に病理学的(病巣を顕微鏡で見てどのような異常があるかを調べる方法)に決定されます。治療の方法や治療成績は病型や病巣の拡がりなどにより異なる場合が多く、病巣(腫れたリンパ節など)を試験的に切除して(生検:バイオプシーと言います)診断することが重要です。悪性リンパ腫は大まかに以下の2病型に分けられます。
ホジキンリンパ腫
この病型は日本における悪性リンパ腫の約10%に見られます。一般的には、ホジキンリンパ腫は悪性度が低く、治療が予定どおりできれば治ることが多い(およそ65-80%)病気です。病期の進んだ場合を除き、強い治療が必要なことは少なく、がんとしての性格はおとなしいと言えます。
非ホジキンリンパ腫
この病型は悪性リンパ腫の80-90%に見られます。病理学的にさらに多くの病型に分類されますが、以下の2型が頻度の高い病型です。
ろ胞性リンパ腫:さらに中細胞型、混合型、大細胞型と分けることがあります。
一般的には、進行が年単位でゆっくりです。ただし、従来の化学療法では治癒することが難しい場合が多い病気です。
びまん性リンパ腫:大細胞型が最も頻度が高く、その他リンパ芽球型、バーキット型などの多くの病型があります。どの程度強い治療が必要になるかという点から、悪性度が低悪性度(ローグレード)、中悪性度(インターメディエートグレード)、高悪性度(ハイグレード)と分けることがあります。病型によって治療法が違ってきます。
2病気の進行度(病期)
悪性リンパ腫はリンパ節やリンパ組織(咽頭、鼻、胃、肺など)から生じたがんで、その病巣が拡がっているほど進んだ病期を表し、I期からIV期に分かれています。それぞれの病期で体重減少(診断前6ヶ月で10%以上)、発熱(38度以上)、寝汗の症状がなければA、あればBと記号を付けます。例えばIIIA期などと表現します。
3国際予後因子
治療がうまくいくかどうかを予想するのに利用される要因を「国際予後因子」と呼びます。年令、血清中のLDHという名前の酵素の濃度、歩行や作業ができるかどうかといった全身状態、上記の病期、リンパ節以外にいくつ病巣があるかなどが重要な予後因子です。これら予後因子がいくつあるかによって4つのグループに分けられています。
4診断方法
病理検査
:悪性リンパ腫の確定診断(どんな病気?病型か最終的に決定する診断)は、リンパ節を外科的に取りだし、それを顕微鏡で見なければなりません。この検査のために、リンパ節などの病巣の一部の組織を取り出すことを生検と呼んでいます。
画像診断
:どのくらいの大きさの病巣がどこまで広がっているかを調べる検査です。
X線を用いたレントゲン写真検査やCT検査、超音波エコー検査、磁気を用いたMRI,放射線同位体というものを用いたアイソトープ検査があります。それぞれの特徴を生かして、からだの内部の病巣を画像としてとらえます。
血液での検査
:肝臓や腎臓などの機能を調べるために血液をとって検査します。他に病気はないか、治療にどの程度耐えられるかを調べるためです。血液中の白血球や血小板、赤血球の数を定期的に調べることも必要です。骨髄穿刺検査も必要です。
遺伝子に関する検査
:がんは遺伝子が傷つくことによって起きる病気です。両親からもらった遺伝子に異常がなくても、生活しているうちに傷つき、そのためがんができるわけです。そのような遺伝子の異常は子孫に受け継がれていくことはありません。
悪性リンパ腫においても血液や生検のため取り出されたリンパ節を用いて、この検査をする場合があります。
5治療
悪性リンパ腫の治療には抗がん剤を用いる化学療法と放射線療法があります。手術を必要とすることは稀です。治りにくいリンパ腫や治療の効果が十分でない患者さんに造血幹細胞移植が有効な場合があります。以下に各治療法につき説明しますが、どのような治療法が適しているかは、リンパ腫の病型や広がりなどにより異なります。
一般的に、これらの治療法は悪性リンパ腫にたいしてよく効くことが多く、治癒することも期待できますので、適切な治療に専念することが大切です。
6化学療法
薬剤によりリンパ腫細胞を殺す治療法です。リンパ腫にたいして感受性のある(効き目の高い)薬が数多く開発されており、いろいろな薬が組み合わせて使用されています。多くは2~3週間単位で行われ(これを1クールと呼びます)、副作用が強くなければ4-8回(クール)繰り返します。
あなたの治療がどのようなスケジュールで行われるかは担当医がその副作用も含めて詳しく説明します。
例として、主に非ホジキンリンパ腫に用いられる代表的な治療法であるCHOP療法やR-CHOP療法についてその使用する薬と主な副作用を示します。
神経障害(手足のしびれ) 脱毛 不妊 心障害 発熱 湿疹
7化学療法による副作用(有害作用)とその対策
化学療法による主な副作用とその対策につき以下に示しますが、使用する薬によりその程度はさまざまです。
● 吐き気:多くの抗がん剤が吐き気と嘔吐を引き起こします。本人にとって苦しいこの症状には、吐き気を抑える薬が使われます。現在、数種類の薬が認可されており、非常によく効きます。抗がん剤を使用してから数日たてば、自然に吐き気は消えますので、その間だけ制吐剤を使用して頑張ることになります。
● 口内炎:口の中がただれて、痛みを伴い、食事が食べにくくなることがあります。うがい薬や軟膏を用います。
● 便秘や下痢:便秘薬や下痢止めを使用することにより症状を軽くすることができます。下痢により失われた水分や栄養分は点滴により補います。
● 脱毛:脱毛はほぼ全員に起きます。しかし、抗がん剤を終了してから1~2ヶ月後にまた生え始めてきますので、その間がまんしなければなりません。
● 白血球減少:からだをばい菌から守っているのが白血球です。抗がん剤により白血球が減少してくると、からだに入ったばい菌を十分殺すことができなくなり、感染症が起きてきます。感染症が起きると発熱します。肺炎が起きれば咳や痰もでます。白血球が減少してくれば、抗がん剤の量を減らしたり、投薬を止めたりします。また、G-CSFという白血球を増加させる薬を注射します。
● 血小板減少:血小板は血を固まらせる作用を持っている血液の中にある細胞です。これが減少してくると血が固まらなくなり、消化管から出血したり、脳出血を起こしたりします。この場合にも、抗がん剤の量を減らしたり、投薬を止めたりして対応します。また、少なくなりすぎた場合には、血小板輸血といって他の人の血液から血小板を採取して静脈内に注入するという方法をとります。
● 出血性膀胱炎:排尿時に痛みを伴い、尿に血が混じります。水をたくさん飲んで、尿にでてきた抗がん剤の濃度が高くならないよう、またすぐ排尿できるようにします。
● 末梢神経障害:手がしびれるなどの症状がでることがあります。そのまま、しびれが残ることはほとんどありません。
● 肝臓機能障害と腎機能障害:症状がでるほどひどくなることはありませんが、血液検査により異常が認められることがあります。血液検査は定期的に行う必要があります。
● その他:まれに心筋障害、間質性肺炎、皮膚障害、などがあらわれることがあります。
抗がん剤による治療がうまくいくように多くの支持療法が行われ、すこしでも安全に苦痛が少なくなるように努力致します。すべての副作用(有害作用)を薬で抑えることができるわけではありませんが、できる限りのことを致します。がまんせずに医師または看護師にお話下さい。
● 治療が終われば赤ちゃんできるの?
治療法により異なりますが、男性も女性も子供を作ることができなくなることがあります。一般的に言えば、強い治療ほど妊娠する(させる)可能性は小さくなります。悪性リンパ腫の調査ではありませんが、白血病患者さんではこれまでにわが国で100人以上のお子さんが誕生しています。妊娠できれば奇形の発生率は通常とかわりがありません。治療が終わってから1年以上たてば、子供を作っても差し支えないと考えられます。
● 治療によって、別のがんができませんか?
がんの治療により、別のがんができるのではないかと心配されるかもしれません。外国で行われた大規模な調査では悪性リンパ腫の患者さんでがんの発生率は他の人に比べて2倍以下だったと報告されています。わが国では大規模な調査はまだありませんが、これまでの調査では2倍を超えるものではありませんでした。実際にがんにかかる人は10年間に数%程度ですので、2倍といってもなる人は少なく、この病気を治す(寛解させる)ことが先決であるとわれわれは考えています。
8放射線療法
悪性リンパ腫は放射線に感受性のあるがんの一つです。病巣が限局している早期のリンパ腫などには放射線照射が単独もしくは短期的な化学療法と併用で実施されることもありますし、病巣が大きい場合には化学療法の後で照射することもあります。
照射は1週間に5回、4週間から6週間続ける場合が多いですが、体調により回数や期間が短くなることもあります。照射する部位の粘膜に炎症がおき、部位に応じた症状が起こることがあります。
9造血幹細胞移植
上記した化学療法や放射線療法よりも大量の薬剤の投与や全身に放射線を照射した後、正常な血液を回復させるため造血幹細胞(血液の種)を移植する治療法を造血幹細胞移植と言います。通常の治療よりも強力な治療を行うことができるため治癒する可能性が高くなります。
造血幹細胞の種類により末梢血幹細胞移植と骨髄移植とがあり、化学療法や放射線療法では治癒する見込みが少ない場合にこの移植が検討されます。
自家末梢血幹細胞移植
化学療法をした後の回復期の末梢血中には血液の種(細胞)が流れています。この細胞を集めて凍結保存しておき、移植後に輸血(移植)する治療法です。
悪性リンパ腫の場合この自家末梢血幹細胞移植が一般的に行われています。再発した患者さんや初発でも通常の治療では効きが悪いと考えられる患者さんが対象となります。年令は通
常65才以下です。
同種骨髄移植?同種末梢血幹細胞移植
悪性リンパ腫の病型や病期によっては兄弟姉妹や他人からの同種骨髄移植が適応になることがあります。この場合提供者(ドナー)と患者さんとのHLA型(白血球の型)が適合する必要
があり、兄弟間では4人に1人が適合します。適合者がいない場合には日本骨髄バンクに登録してドナーを探すこともあります。
10問い合わせ
悪性リンパ腫について、あるいはその他の血液のがんについては、受診の仕方をご覧の上、
お気軽に愛知県がんセンター血液?細胞療法部を受診下さい。この際、すでに他の医療機関に受診中の方は主治医の先生からの紹介状を持参されるようお願いします。これはあなたの
病状についてのご相談に非常に役立つからです。なお、電話での個別のお問い合わせはご遠慮下さい。
3)非ホジキンリンパ腫の治療方針
(1)低悪性度群リンパ腫
濾胞性リンパ腫やMALT(マルト)リンパ腫の臨床病期IあるいはIIの限局期の場合には、原則として放射線療法が行われます。病期IIといっても発症場所が複数あり、かなり距離が離れている場合には進行期と同じ対応となることがあります。臨床病期IIIおよびIVの場合には、経過観察、化学療法、抗CD20モノクローナル抗体(リツキサンなど)、圧迫症状を呈する部位への放射線療法等の選択肢があります。また最近は、濾胞性リンパ腫の予後因子であるFLIPIを用いて治療方針を決めることも多くなってきています。
研究的治療として造血幹細胞移植が行われることがあります。研究的治療というとマイナスのイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、何が有望な治療法であるかを確かめるためには非常に重要な方法です。
これまで長年、多くの患者さんたちに行われて治療成績のエビデンス(証拠)が出ているものを、標準的治療ということができます。これに対して研究的治療の多くは、標準的治療で良くならない患者さんに対する、より有効な治療として計画されたものです。新規の治療であるため、現時点ではエビデンスがないということから「研究的治療」といわれます。
2)中悪性度群リンパ腫
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫が代表的な疾患です。臨床病期IおよびIIのときには化学療法単独か、化学療法と放射線療法の併用が行われます。臨床病期IIIおよびIVでは化学療法が主体となります。代表的な化学療法はCHOP(チョップ)療法です。最近では、CHOP療法などの化学療法にリツキサンが併用されることが多くなっています。国際予後因子(IPI)で高中危険群以上の予後不良であることが推測されるときには、初回寛解中に自家末梢血幹細胞移植を行うことで予後が改善されることを示唆する報告がありますが、まだ結論は出ていません。
3)高悪性度群リンパ腫
リンパ芽球型リンパ腫は、急性リンパ性白血病とほぼ同じ化学療法が行われます。中枢神経浸潤を来す可能性が高いので、化学療法剤の髄腔(ずいくう)内投与が予防的に行われます。バーキットリンパ腫には有効な化学療法が開発されています。予後不良であることが予
測されるときには、造血幹細胞移植を選択することもあります。
4.再発?治療抵抗性悪性リンパ腫の治療
一般的に治療抵抗性とは、一度も寛解を得られない状態を指します。再発とは、いったん縮小したリンパ節が再び大きくなってきた状態をいいます。いったん良くなった悪性リンパ腫
が再発したときの心痛は、非常に大きいものです。しかしながら再発の場合、一度は寛解を得られたわけですから、最初から化学療法が効かない治療抵抗性とは、その後の治療効果が
少し異なります。
再発した悪性リンパ腫に期待できる治療効果は、やはり病理組織学的分類、すなわち病気の
タイプによって大きく異なります。したがって、医師とともに目標をどこに設定するかを考える必要があります。
1)ホジキンリンパ腫の再発
初回治療の内容や、治療を終了してから再発までの期間などによって、治療選択と予後が異
なってきます。初回治療が放射線療法であった場合には、再発後の化学療法の治療効果が期待できます。初回寛解持続期間が1年以上あった場合には、化学療法を再開することに
り、長期生存が一定の割合で期待できます。また、自家末梢血幹細胞移植を用いた大量化学療法が有効であることも知られています。
2)非ホジキンリンパ腫の再発
(1)低悪性度群リンパ腫
化学療法や抗体療法によって、病勢をコントロールすることが主な目標になります。根治をねらって自家末梢血幹細胞移植療法や同種造血幹細胞移植療法が行われることがありますが、適応や有効性についてまだ一定の見解が得られていません。
(2)中悪性度群リンパ腫
白血病分類
化学療法や抗体療法によって、再度寛解を得ることが目標となります。救済療法としての化学療法はいろいろなものが開発されていますが、どれが最も優れているかについてはまだよ
白血病分類
くわかっていません。再発後の治療により腫瘍が縮小した場合は、自家末梢血幹細胞移植療法が有益であるとする報告があります。
白血病分類
(3)高悪性度群リンパ腫
根治を目指して、同種造血幹細胞移植療法を行うことがあります。
白血病分類
5.最後に
悪性リンパ腫の病態と治療に関する知見は、過去10年間にかなり集まりました。しかしなが
白血病分類
ら、まだまだすべての患者さんを治癒できるというレベルには程遠く、さらなる治療法の改善が望まれます。そのための手段の1つが臨床試験です。がんにおける標準的治療は何か。
白血病分類
この問いは、より良い治療を探し求めている医療者と患者さんたち双方にとって、永遠に未解決な課題であるともいえます。臨床試験について主治医から説明があった場合には、この
白血病分類
趣旨をご理解のうえ、よく話を聞いていただきたいと思います。そして、治療選択肢が複数あるときは、遠慮なく担当医師に相談してみてください。
白血病分類
悪性リンパ腫は、リンパ球ががん化した悪性腫瘍で比較的まれな病気です。人間の体には血管と
胃に発生するリンパ腫にはB細胞リンパ腫、MALT(マルト)リンパ腫があります。小腸や大腸に発生するリンパ腫で最も多いものはびまん性大細胞型B細胞リンパ腫ですが、若年層ではバーキットリンパ腫が多く発生します。
B細胞リンパ腫:
エイズや臓器移植後など免疫の働きが著しく低下した状態で発生します。リンパ球にはT細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)があり、それぞれT細胞リンパ腫、B細胞リンパ腫、NK細胞リンパ腫があります。B細胞リンパ腫は低悪性度リンパ腫です。
MALTリンパ腫:
B細胞リンパ腫の1つで低悪性度です。唾液腺、甲状腺、消化管などの粘膜に関連するリンパ組織に発生します。ヘリコバクター?ピロリ菌という細菌と関連しているといわれています。
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫:
日本人に多い中悪性度のリンパ腫です。小腸、大腸に発生するリンパ腫の中で最も多いリンパ腫です。
バーキットリンパ腫:
小腸や大腸に発生し、若年者に多く発生する高悪性度リンパ腫です。バーキットリンパ腫は卵巣や乳腺で発症することもあり、多くの患者さんで腹部に巨大腫瘤を伴います。
わきの下、首、足の付け根などのリンパ節が腫れます。一般に痛みはありません。全身に拡がった場合は体重減少、寝汗、発熱、全身の倦怠感などの症状がでます。
生検:
腫れたリンパ節など病巣の組織の一部をとりだし、病理組織検査によって顕微鏡で悪性リンパ腫であるかどうか、また、悪性度を調べます。
X線検査、CT検査、超音波検査、MRI検査:
病巣部位がどこまで拡がっているかを調べます。
血液検査:
白血球、赤血球、血小板の数値の変動および腎臓、肝臓の機能を調べて治療に耐えられるかどうか判断します。
化学療法:
抗がん剤を用いてリンパ腫細胞を殺す治療法です。通常個々のリンパ腫に対して感受性の高い薬を数種類組み合わせて2~3週間単位で投与します。
放射線療法:
悪性リンパ腫は放射線に感受性が高いといわれています。放射線療法のみの治療、または、化学療法と組み合わせた治療を行います。
造血幹細胞移植:
正常な血液を回復させる移植法です。全身に放射線を照射した後、赤血球、白血球、血小板などのもとである「造血幹細胞」を移植します。移植された造血幹細胞からは新しい健康な血球ができます。事前に自分の幹細胞を凍結保存しておき移植する方法と、兄弟や他人から骨髄移植する方法があります。標準的な治療法で効果がなかったり、再発した場合に、造血幹細胞移植を併用して化学療法の効果をあげる方法などが試みられています。
悪性リンパ腫について
白血病や悪性リンパ腫など、血液の悪性疾患は、他の癌とは全く異なる考え方が必要です。
手術療法が主となる胃癌などの固形癌と違い、血液内科で治療すべき疾患です。
現在では、化学療法や骨髄移植などで完全に治す(治癒)ことが可能な疾患もあります。
ここでは、悪性リンパ腫のなかでも日本人に多い非ホジキンリンパ腫の治療方針についてご説明しましょう。
悪性リンパ腫とは、白血球の中のリンパ球という細胞が腫瘍化したものです。その中には様々なタイプのリンパ腫があります。
血液学の進歩はとても速く、10年もするとリンパ腫の分類法が全く変わってしまうほどです。
もちろん治療法も日進月歩ですから、ここでの記述も近い将来古くさいものになってしまうかもしれません。
治療方針は、病期と組織型によって異なります。
病期は1期から4期に分類されます。
たとえば首のリンパ節だけに限局しているような病期1や病期2では、組織型によらず治癒をめざした放射線療法などが行われます。もっと広い範囲が侵された病期3や病期4では、組織型によって治療法が異なります。
組織型は、悪性度によって3段階に分類されることが多いのですが、治療方針という点では2つに大別されます。
一方は、悪性度が低く、進行がゆっくりしているグループです。治療しなくても1年以内に命取りになる方は少数です。このグループに対して強力な化学療法を行った場合、見かけ上病気が認められない状態(寛解といいます)になることはあっても、治癒させることは困難です。高齢者などでは無治療で経過を観察する場合もあります。なぜなら、化学療法には副作用が伴いますし、副作用で亡くなる方がゼロではないからです。無治療でも5年以上生きられる高齢者の方を治療して、副作用で生活が制限されたり死亡されたりする結果になってはいけません。もちろん、経過観察中に状態が変化して、必要と判断されれば化学療法などの積極的治療が行われます。
もう一方は、悪性度が高く、治療しなければほとんどの方が1年以内に亡くなってしまうグループです。このグループには強力な化学療法が行われ、寛解状態に至るだけでなく治癒する方もあります。つまり、治癒を期待して強力な治療を行うべきグループです。患者さんにはつらい治療になりますが、「治癒」という希望があります。
現在では、幹細胞移植など他の治療法もありますので、治療方針の決定はさらに複雑です。
病期や組織型、さらに患者さんの年齢や体力によって、治療方針が異なるということを知ってください。
どんな病気でもそうですが、適切な治療方針を決めるには、正確な診断が不可欠です。きちんと説明を受けていないと、「検査ばかりで治療を始めてくれない」と患者さんが不満に思い「実験動物扱いされている」と誤解される方さえあるようです。
悪性リンパ腫についてもっと詳しく知りたい方は、がんセンターのホームページなどに詳しい記述があります。
悪性リンパ腫の病型は主に病理学的(病巣を顕微鏡で見てどのような異常があるかを調べる方法)に決定されます。治療の方法や治療成績は病型や病巣の拡がりなどにより異なる場合が多く、病巣(腫れたリンパ節など)を試験的に切除して(生検:バイオプシーと言います)診断することが重要です。悪性リンパ腫は大まかに以下の2病型に分けられます。
ホジキンリンパ腫
この病型は日本における悪性リンパ腫の約10%に見られます。一般的には、ホジキンリンパ腫は悪性度が低く、治療が予定どおりできれば治ることが多い(およそ65-80%)病気です。病期の進んだ場合を除き、強い治療が必要なことは少なく、がんとしての性格はおとなしいと言えます。
非ホジキンリンパ腫
この病型は悪性リンパ腫の80-90%に見られます。病理学的にさらに多くの病型に分類されますが、以下の2型が頻度の高い病型です。
ろ胞性リンパ腫:さらに中細胞型、混合型、大細胞型と分けることがあります。
一般的には、進行が年単位でゆっくりです。ただし、従来の化学療法では治癒することが難しい場合が多い病気です。
びまん性リンパ腫:大細胞型が最も頻度が高く、その他リンパ芽球型、バーキット型などの多くの病型があります。どの程度強い治療が必要になるかという点から、悪性度が低悪性度(ローグレード)、中悪性度(インターメディエートグレード)、高悪性度(ハイグレード)と分けることがあります。病型によって治療法が違ってきます。
2病気の進行度(病期)
悪性リンパ腫はリンパ節やリンパ組織(咽頭、鼻、胃、肺など)から生じたがんで、その病巣が拡がっているほど進んだ病期を表し、I期からIV期に分かれています。それぞれの病期で体重減少(診断前6ヶ月で10%以上)、発熱(38度以上)、寝汗の症状がなければA、あればBと記号を付けます。例えばIIIA期などと表現します。
3国際予後因子
治療がうまくいくかどうかを予想するのに利用される要因を「国際予後因子」と呼びます。年令、血清中のLDHという名前の酵素の濃度、歩行や作業ができるかどうかといった全身状態、上記の病期、リンパ節以外にいくつ病巣があるかなどが重要な予後因子です。これら予後因子がいくつあるかによって4つのグループに分けられています。
4診断方法
病理検査
:悪性リンパ腫の確定診断(どんな病気?病型か最終的に決定する診断)は、リンパ節を外科的に取りだし、それを顕微鏡で見なければなりません。この検査のために、リンパ節などの病巣の一部の組織を取り出すことを生検と呼んでいます。
画像診断
:どのくらいの大きさの病巣がどこまで広がっているかを調べる検査です。
X線を用いたレントゲン写真検査やCT検査、超音波エコー検査、磁気を用いたMRI,放射線同位体というものを用いたアイソトープ検査があります。それぞれの特徴を生かして、からだの内部の病巣を画像としてとらえます。
血液での検査
:肝臓や腎臓などの機能を調べるために血液をとって検査します。他に病気はないか、治療にどの程度耐えられるかを調べるためです。血液中の白血球や血小板、赤血球の数を定期的に調べることも必要です。骨髄穿刺検査も必要です。
遺伝子に関する検査
:がんは遺伝子が傷つくことによって起きる病気です。両親からもらった遺伝子に異常がなくても、生活しているうちに傷つき、そのためがんができるわけです。そのような遺伝子の異常は子孫に受け継がれていくことはありません。
悪性リンパ腫においても血液や生検のため取り出されたリンパ節を用いて、この検査をする場合があります。
5治療
悪性リンパ腫の治療には抗がん剤を用いる化学療法と放射線療法があります。手術を必要とすることは稀です。治りにくいリンパ腫や治療の効果が十分でない患者さんに造血幹細胞移植が有効な場合があります。以下に各治療法につき説明しますが、どのような治療法が適しているかは、リンパ腫の病型や広がりなどにより異なります。
一般的に、これらの治療法は悪性リンパ腫にたいしてよく効くことが多く、治癒することも期待できますので、適切な治療に専念することが大切です。
6化学療法
薬剤によりリンパ腫細胞を殺す治療法です。リンパ腫にたいして感受性のある(効き目の高い)薬が数多く開発されており、いろいろな薬が組み合わせて使用されています。多くは2~3週間単位で行われ(これを1クールと呼びます)、副作用が強くなければ4-8回(クール)繰り返します。
あなたの治療がどのようなスケジュールで行われるかは担当医がその副作用も含めて詳しく説明します。
例として、主に非ホジキンリンパ腫に用いられる代表的な治療法であるCHOP療法やR-CHOP療法についてその使用する薬と主な副作用を示します。
神経障害(手足のしびれ) 脱毛 不妊 心障害 発熱 湿疹
7化学療法による副作用(有害作用)とその対策
化学療法による主な副作用とその対策につき以下に示しますが、使用する薬によりその程度はさまざまです。
● 吐き気:多くの抗がん剤が吐き気と嘔吐を引き起こします。本人にとって苦しいこの症状には、吐き気を抑える薬が使われます。現在、数種類の薬が認可されており、非常によく効きます。抗がん剤を使用してから数日たてば、自然に吐き気は消えますので、その間だけ制吐剤を使用して頑張ることになります。
● 口内炎:口の中がただれて、痛みを伴い、食事が食べにくくなることがあります。うがい薬や軟膏を用います。
● 便秘や下痢:便秘薬や下痢止めを使用することにより症状を軽くすることができます。下痢により失われた水分や栄養分は点滴により補います。
● 脱毛:脱毛はほぼ全員に起きます。しかし、抗がん剤を終了してから1~2ヶ月後にまた生え始めてきますので、その間がまんしなければなりません。
● 白血球減少:からだをばい菌から守っているのが白血球です。抗がん剤により白血球が減少してくると、からだに入ったばい菌を十分殺すことができなくなり、感染症が起きてきます。感染症が起きると発熱します。肺炎が起きれば咳や痰もでます。白血球が減少してくれば、抗がん剤の量を減らしたり、投薬を止めたりします。また、G-CSFという白血球を増加させる薬を注射します。
● 血小板減少:血小板は血を固まらせる作用を持っている血液の中にある細胞です。これが減少してくると血が固まらなくなり、消化管から出血したり、脳出血を起こしたりします。この場合にも、抗がん剤の量を減らしたり、投薬を止めたりして対応します。また、少なくなりすぎた場合には、血小板輸血といって他の人の血液から血小板を採取して静脈内に注入するという方法をとります。
● 出血性膀胱炎:排尿時に痛みを伴い、尿に血が混じります。水をたくさん飲んで、尿にでてきた抗がん剤の濃度が高くならないよう、またすぐ排尿できるようにします。
● 末梢神経障害:手がしびれるなどの症状がでることがあります。そのまま、しびれが残ることはほとんどありません。
● 肝臓機能障害と腎機能障害:症状がでるほどひどくなることはありませんが、血液検査により異常が認められることがあります。血液検査は定期的に行う必要があります。
● その他:まれに心筋障害、間質性肺炎、皮膚障害、などがあらわれることがあります。
抗がん剤による治療がうまくいくように多くの支持療法が行われ、すこしでも安全に苦痛が少なくなるように努力致します。すべての副作用(有害作用)を薬で抑えることができるわけではありませんが、できる限りのことを致します。がまんせずに医師または看護師にお話下さい。
● 治療が終われば赤ちゃんできるの?
治療法により異なりますが、男性も女性も子供を作ることができなくなることがあります。一般的に言えば、強い治療ほど妊娠する(させる)可能性は小さくなります。悪性リンパ腫の調査ではありませんが、白血病患者さんではこれまでにわが国で100人以上のお子さんが誕生しています。妊娠できれば奇形の発生率は通常とかわりがありません。治療が終わってから1年以上たてば、子供を作っても差し支えないと考えられます。
● 治療によって、別のがんができませんか?
がんの治療により、別のがんができるのではないかと心配されるかもしれません。外国で行われた大規模な調査では悪性リンパ腫の患者さんでがんの発生率は他の人に比べて2倍以下だったと報告されています。わが国では大規模な調査はまだありませんが、これまでの調査では2倍を超えるものではありませんでした。実際にがんにかかる人は10年間に数%程度ですので、2倍といってもなる人は少なく、この病気を治す(寛解させる)ことが先決であるとわれわれは考えています。
8放射線療法
悪性リンパ腫は放射線に感受性のあるがんの一つです。病巣が限局している早期のリンパ腫などには放射線照射が単独もしくは短期的な化学療法と併用で実施されることもありますし、病巣が大きい場合には化学療法の後で照射することもあります。
照射は1週間に5回、4週間から6週間続ける場合が多いですが、体調により回数や期間が短くなることもあります。照射する部位の粘膜に炎症がおき、部位に応じた症状が起こることがあります。
9造血幹細胞移植
上記した化学療法や放射線療法よりも大量の薬剤の投与や全身に放射線を照射した後、正常な血液を回復させるため造血幹細胞(血液の種)を移植する治療法を造血幹細胞移植と言います。通常の治療よりも強力な治療を行うことができるため治癒する可能性が高くなります。
造血幹細胞の種類により末梢血幹細胞移植と骨髄移植とがあり、化学療法や放射線療法では治癒する見込みが少ない場合にこの移植が検討されます。
自家末梢血幹細胞移植
化学療法をした後の回復期の末梢血中には血液の種(細胞)が流れています。この細胞を集めて凍結保存しておき、移植後に輸血(移植)する治療法です。
悪性リンパ腫の場合この自家末梢血幹細胞移植が一般的に行われています。再発した患者さんや初発でも通常の治療では効きが悪いと考えられる患者さんが対象となります。年令は通
常65才以下です。
同種骨髄移植?同種末梢血幹細胞移植
悪性リンパ腫の病型や病期によっては兄弟姉妹や他人からの同種骨髄移植が適応になることがあります。この場合提供者(ドナー)と患者さんとのHLA型(白血球の型)が適合する必要
があり、兄弟間では4人に1人が適合します。適合者がいない場合には日本骨髄バンクに登録してドナーを探すこともあります。
10問い合わせ
悪性リンパ腫について、あるいはその他の血液のがんについては、受診の仕方をご覧の上、
お気軽に愛知県がんセンター血液?細胞療法部を受診下さい。この際、すでに他の医療機関に受診中の方は主治医の先生からの紹介状を持参されるようお願いします。これはあなたの
病状についてのご相談に非常に役立つからです。なお、電話での個別のお問い合わせはご遠慮下さい。
3)非ホジキンリンパ腫の治療方針
(1)低悪性度群リンパ腫
濾胞性リンパ腫やMALT(マルト)リンパ腫の臨床病期IあるいはIIの限局期の場合には、原則として放射線療法が行われます。病期IIといっても発症場所が複数あり、かなり距離が離れている場合には進行期と同じ対応となることがあります。臨床病期IIIおよびIVの場合には、経過観察、化学療法、抗CD20モノクローナル抗体(リツキサンなど)、圧迫症状を呈する部位への放射線療法等の選択肢があります。また最近は、濾胞性リンパ腫の予後因子であるFLIPIを用いて治療方針を決めることも多くなってきています。
研究的治療として造血幹細胞移植が行われることがあります。研究的治療というとマイナスのイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、何が有望な治療法であるかを確かめるためには非常に重要な方法です。
これまで長年、多くの患者さんたちに行われて治療成績のエビデンス(証拠)が出ているものを、標準的治療ということができます。これに対して研究的治療の多くは、標準的治療で良くならない患者さんに対する、より有効な治療として計画されたものです。新規の治療であるため、現時点ではエビデンスがないということから「研究的治療」といわれます。
2)中悪性度群リンパ腫
びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫が代表的な疾患です。臨床病期IおよびIIのときには化学療法単独か、化学療法と放射線療法の併用が行われます。臨床病期IIIおよびIVでは化学療法が主体となります。代表的な化学療法はCHOP(チョップ)療法です。最近では、CHOP療法などの化学療法にリツキサンが併用されることが多くなっています。国際予後因子(IPI)で高中危険群以上の予後不良であることが推測されるときには、初回寛解中に自家末梢血幹細胞移植を行うことで予後が改善されることを示唆する報告がありますが、まだ結論は出ていません。
3)高悪性度群リンパ腫
リンパ芽球型リンパ腫は、急性リンパ性白血病とほぼ同じ化学療法が行われます。中枢神経浸潤を来す可能性が高いので、化学療法剤の髄腔(ずいくう)内投与が予防的に行われます。バーキットリンパ腫には有効な化学療法が開発されています。予後不良であることが予
測されるときには、造血幹細胞移植を選択することもあります。
4.再発?治療抵抗性悪性リンパ腫の治療
一般的に治療抵抗性とは、一度も寛解を得られない状態を指します。再発とは、いったん縮小したリンパ節が再び大きくなってきた状態をいいます。いったん良くなった悪性リンパ腫
が再発したときの心痛は、非常に大きいものです。しかしながら再発の場合、一度は寛解を得られたわけですから、最初から化学療法が効かない治療抵抗性とは、その後の治療効果が
少し異なります。
再発した悪性リンパ腫に期待できる治療効果は、やはり病理組織学的分類、すなわち病気の
タイプによって大きく異なります。したがって、医師とともに目標をどこに設定するかを考える必要があります。
1)ホジキンリンパ腫の再発
初回治療の内容や、治療を終了してから再発までの期間などによって、治療選択と予後が異
なってきます。初回治療が放射線療法であった場合には、再発後の化学療法の治療効果が期待できます。初回寛解持続期間が1年以上あった場合には、化学療法を再開することに
り、長期生存が一定の割合で期待できます。また、自家末梢血幹細胞移植を用いた大量化学療法が有効であることも知られています。
2)非ホジキンリンパ腫の再発
(1)低悪性度群リンパ腫
化学療法や抗体療法によって、病勢をコントロールすることが主な目標になります。根治をねらって自家末梢血幹細胞移植療法や同種造血幹細胞移植療法が行われることがありますが、適応や有効性についてまだ一定の見解が得られていません。
(2)中悪性度群リンパ腫
白血病分類
化学療法や抗体療法によって、再度寛解を得ることが目標となります。救済療法としての化学療法はいろいろなものが開発されていますが、どれが最も優れているかについてはまだよ
白血病分類
くわかっていません。再発後の治療により腫瘍が縮小した場合は、自家末梢血幹細胞移植療法が有益であるとする報告があります。
白血病分類
(3)高悪性度群リンパ腫
根治を目指して、同種造血幹細胞移植療法を行うことがあります。
白血病分類
5.最後に
悪性リンパ腫の病態と治療に関する知見は、過去10年間にかなり集まりました。しかしなが
白血病分類
ら、まだまだすべての患者さんを治癒できるというレベルには程遠く、さらなる治療法の改善が望まれます。そのための手段の1つが臨床試験です。がんにおける標準的治療は何か。
白血病分類
この問いは、より良い治療を探し求めている医療者と患者さんたち双方にとって、永遠に未解決な課題であるともいえます。臨床試験について主治医から説明があった場合には、この
白血病分類
趣旨をご理解のうえ、よく話を聞いていただきたいと思います。そして、治療選択肢が複数あるときは、遠慮なく担当医師に相談してみてください。
白血病分類
悪性リンパ腫は、リンパ球ががん化した悪性腫瘍で比較的まれな病気です。人間の体には血管と
2009年1月3日星期六
白血病子供
」が入ってくると「抗体」が作られて、免疫系が高まります。フコイダンは、こうした「腸管免疫」に刺激を与え全体的にNK活性などを上げます。 強力な抗酸化作用があるフコイダンが注目されるようになったのは、1996年の日本ガン学会からでした。いわゆる、コンブに含まれているフコイダンが、ガン細胞に働きかけて自滅させるという「アポトーシス」の現象を誘導することが報告されたからです。また、フコイダンには、不飽和脂肪酸の過酸化を防止する作用、つまり「抗酸化作用」があり、過酸化脂質や老化の指標といわれる、リポフスチンが出来るのを防ぐ作用が強力であります。つまり、フコイダンには、活性酸素を抑えてくれる強力な抗酸化作用があるのです。一方、老化防止や若返りの成分として注目され広く利用されているビタミンEやβ―カロチン、ビタミンC、フラボノイドなどにも強力な抗酸化作用があって、ガンなどの生活習慣病に効果のあることが医学的に証明されています。したがって、フコイダンを健康保持の面、医療の面で利用すると、過酸化脂質が作られるのを食い止められるほか、ガンをはじめとする生活習慣病を予防出来るのです。 血液をサラサラにしてくれる東洋医学では流れるべき血液が流れず、停滞する状態を「お血」とよんでいます。血液がドロドロとし、粘度が高くなると抹消血管まで通りにくくなり、血液がチョロチョロとしか流れなくなり、末端組織が酸素不足や栄養不調にみまわれ、抵抗力や免疫力が低下し、ガンをはじめとする生活習慣病が発生します。モズクやコンブなどに含まれているフコイダンには、この血液の流れをよくし、免疫力を高めたり、活性酸素をとりのぞいてくれて、ガンの発生をくい止めてくれます。私たちの身体に流れる血液の量は、成人の場合、体重の8~10%といわれております。 体重70キロの人の血液量は、6キロもあり、どの臓器よりも重く(肝臓や脳で1.5キロ位)大きな比重を占めています。したがって病気の根本原因は血液にありサラサラとしたきれいな血液こそが健康をつくってくれるということがあらためて明らかになっています 代替医療に関心が高まるアメリカでは、代替医療(西洋現代医学以外の医療で、自然治癒力を高める方法)を希望する人が急激に増え、その中でもフコイダンは大変期待されています。 第三の医学といわれ代替医療への評価が高まり、現代医学の薬を使わずに病気を治療したいと願う人が、全患者の半分にまで増加しているのです。 これまでの手術や放射線、それに医薬品を用いた現代医学に治療を求めるよりも、もっと人にやさしく、副作用の心配がない医療としての、代替医療を求める患者が急増しています。 1990年、アメリカの国立ガン研究所は、抗ガン剤を天然物に求める研究計画をスタートさせました。また、1992年には、国立衛生研究所の中に、代替医療室が設立され、アメリカにおける伝統医療や民間医療といった、代替医療に対して幅広い調査を行うとともに、研究やシンポジウムが、ハーバード大学などで行われています。 副作用のない夢の抗ガン剤農林水産省や青森県などでつくる、研究開発組織の「糖鎖工業研究所」では、フコイダンが、ガン細胞を自滅させる一方で正常な細胞には、影響を与えない働きがあることを確認しています。 そして、副作用のない夢のガン治療薬も可能になったとしています。
これらの研究は、1996年の第55回日本ガン学会総会で報告されました。
フコイダン?沖縄生まれの「海の幸」 1「海の多糖体=フコイダン」の横顔ガン細胞はフコイダンに弱かった!日本人の平均寿命が世界一に向けて驀進し始めたころから、その喜びとは裏腹にガンの発生件数が増え、死亡者も増えてきました。1998年のガンによる死亡者数(厚生労働省人口動態統計発表)は、28万3921人で、第2位の心疾患の2倍に達しています。こうした中で新たな抗ガン剤も開発されてきましたが、副作用問題などを解決できずにきた過程で化学製剤ではない、薬用キノコや薬用植物などの有効成分が探索され、抗ガン活性を示すいくつかの成分が認められてきました。その一つがβ―グルカンのような多糖(食物繊維)です。菌類や植物の多糖に抗ガン活性があるように、海の藻類の多糖にもそれが認められるのではないか!その着想からモズク、ワカメ、照射することができるようになってきて、がんを治せる可能性が高くなり、しかも副作用の少ない放射線治療が実現してきています。1.放射線治療で使われる放射線の種類放射線とは、空間や物質中を波のかたちや粒子でエネルギーを伝播するものを総称する言葉です。電磁波と粒子線の2種類に大きく分けられます。電磁波には、 X線、γ線(ガンマ線)などが含まれます。粒子線は、原子を構成する粒子(電子、陽子、中性子など)がいろいろな速度で飛んでくるものです。がんの治療に使われている放射線は、X線、γ線、電子線が主で、その他陽子線、重粒子線が研究段階で使われています。国立がんセンター(中央病院、東病院)では臨床に使用できるあらゆるX線、γ線、電子線が利用できる装置を備えている他、国立がんセンター東病院では1998年終わりから陽子線治療を開始し、頭頸部腫瘍、肺がん、肝がん、前立腺がんなどに適用されています2.放射線ががんを死滅させることができる理由放射線は、細胞のDNAに直接作用して細胞が分裂して数を増加させる能力をなくしたり、細胞が自ら死んでいく過程であるアポトーシスという現象を増強したりして細胞を死に至らしめます。放射線はがん細胞だけでなく正常細胞にも同じ作用をしますが、正常細胞はがん細胞よりは障害の程度が軽く、放射線照射前の状態に回復することがほとんどです。3.放射線治療が果たしている役割以前は、我が国では放射線治療の対象は手術ができないほど進行した症例がほとんどであったことから、一般の人には「どうしようもなくなってから気休めにやる治療」とか「一時しのぎの治療」という認識のされ方をしています。実際には、放射線は以下にあげるように治すことを目的としての治療から、症状を和らげるための治療まで幅広い役割を担うことができる治療です。1)治癒させることが目的の治療(根治治療)(1)放射線治療単独、場合によっては抗がん剤と併用して行う治療臓器の形態や機能を温存することが可能な治療です。頭頸部がん、網膜芽細胞腫、悪性リンパ腫、子宮頸部がん、肺がん、食道がん、前立腺がん、皮膚がんなどで行われています。(2)手術の前、または後の治療(術前、術後治療)手術中に散らばるおそれのあるがん細胞をできるだけ殺しておくためや、がんをできるだけ小さくして手術をしやすくしたりするために手術前に放射線の治療をすることがあります。手術後には手術で切除しきれずに残ったがん細胞を殺してしまい、再発の可能性を下げるために治療をすることがあります。乳がん(温存療法、乳房切除術後)、頭頸部がん、骨軟部腫瘍、食道がん、肺がんなどで行われています。(3)手術後の再発に対する治療手術をした部位から再発した食道がん、肺がん、頭頸部がん、乳がんなどでは、遠隔転移がなければ放射線治療で治癒する可能性があります。抗がん剤と併用して治療することもあります。再発したがんによる症状を緩和する目的でも放射線治療が行われます。(4)全身照射骨髄移植を施行する直前に、免疫力を落として移植される骨髄がうまく生着するためや、白血病などの再発を減らすために行います。1日で終了することもありますが、多くは数日にわたって行われます。最近は朝と夕方の2回治療を行い、3日くらいで終了する方法が多くなっています。(5)術中照射手術中にがん組織に放射線照射をする方法です。直接確認して確実にがん組織に照射することができ、がん組織周囲の腸管などの放射線に弱い組織を避けて治療ができます。膵がん、直腸がんなどで行われています。1回だけで終了します。通常の外部照射を追加することもあります。 2)がんによっておこっている症状を和らげるための治療(緩和治療)骨転移による痛み、脳転移による神経症状、がん組織による気管、血管、神経などの圧迫による症状を和らげます。生存期間を延ばすことにはあまり寄与しないかもしれませんが、一日一日をできるだけ苦しまずに安楽に暮らしていけるようにすることが可能な治療です。4.放射線治療の方起きる早期のものと、1~2日後から出てくる遅発性のものがあります。ともに個人差が大きく、精神的な影響も関係するせいか、女性に多くみられます。 多くの抗がん剤で共通する薬物有害反応ですが、その機序は研究段階です。早期の吐き気は24時間以内に治まることが多いですが、シスプラチンなどの薬剤は24時間を超えても持続します。 患者さんにとってはつらい薬物有害反応のため、抗がん剤の治療をするときには、吐き気が起きる前に制吐剤を抗がん剤と一緒に投与します。 メトクロプラミド、ステロイドホルモン、塩酸グラニセトロン、塩酸オンダンセトロン等が使用され、昔に比べると吐き気はかなり薬でコントロールできるようになりました。遅発性の吐き気は出現した場合、早期の吐き気に比べて、薬でのコントロールが難しいとされています。 微小管作用薬などの治療では、指先や足先からはじまるしびれ感が出ることがあります。進行すると手足の感覚がなくなり、食事中にはしを落とすような症状が出ることがあります。 指先の運動など血行をよくすることが大切ですが、回復しづらい症状のため、悪化させないためには抗がん剤の投与を中止する必要があ
ります。 ビタミン剤を使うことがありますが、効果は不十分です。しびれ感など末梢神経障害に対する新薬が開発中です。ホルモン療法とはある種のがんでは、がん細胞の発育にホル
モンを必要とします。そのため、特定のホルモンを分泌している部分を手術で取り除いたり、経口や注射によってそのホルモンと反対の作用をするホルモンを投与して、がん細胞の発育を阻止する治療法が行われます。この治療法をホルモン療法(内分泌療法)といい、がん細胞を殺すのではなく、がんの発育を阻止してコントロールするのが特徴です。ホルモン
療法は長期間の治療になり、薬物有害反応は示すようなものがあります。治療の対象となる主ながんは、乳がん、子宮体部がん、前立腺がん、甲状腺がん、腎がん等です。乳がんで
は、エストロゲンという女性ホルモンががん細胞の発育を促進しています。そこで、女性ホルモンの主な供給源である卵巣を取り除く手術を行います。薬剤を用いる方法では、女性ホ
ルモンとは反対の作用をするホルモン剤(男性ホルモン)を経口、あるいは注射によって投与します。ほとんどが子宮内膜がんで、メドロキシプロゲステロンアセテートなどのホルモ
ン剤と抗がん剤を併用して治療します。初期や再発したがんに用います。特に初期のがんでは、高い効果が認められています。 前立腺はがん化しても、男性ホルモンに強く支配されて
います。男性ホルモンの供給源である睾丸(精巣)を取り除く手術を行う治療法もありますが、高齢者などでさまざまな合併症がある場合白血病、低悪性度リンパ腫等があります。投与したうちの何%かで効果があり症状が和らぐというのが、前立腺がん、甲状腺がん、骨肉腫、頭頸部がん、子宮がん、肺がん、大腸がん、胃がん、胆道がん等です。効果がほとんど期待できず、がんが小さくなりもしないというがんに、脳腫瘍、黒色腫、腎がん、膵がん、肝がん等があります。 ところで、治療を受ける前に抗がん剤が効くか効かないかを予想できれば理想的です。例えば感染症に対する抗生物質では、あらかじめその抗生剤が感染症の原因となっている病原菌に効くかどうかを検査したうえで、投与する場合があります。そのようなことが抗がん剤でできないのかという疑問が、当然出てきます。投与する前に行う「抗がん剤感受性テスト(がん細胞と抗がん剤を接触させ、増殖の抑制をみる検査)」というものがありますが、現在のところこの検査の有効性は不十分で、一般的には用いられていません。 化学療法で治癒が可能ながんと、化学療法の効果の特徴をあげてみましょう。1)小児急性リンパ性白血病5年生存率(治癒率)が70%以上という治療成績で、治癒可能ながんの筆頭にあげられます。2)成人の白血病急性白血病は、化学療法による治癒が期待されている代表的な疾患です。急性白血病の治療とは、化学療法によって、できるだけ白血病細胞を減少させることです。化学療法により体内の白血病細胞が一定の数以下に減少し、正常な造血能力が回復すると、貧血や白血球減少、血小板減少は解消され、すべての症状も消失します。この状態を完全寛解といい、そのために行う治療が寛解導入療法です。しかし、完全寛解の状態になっても白血病細胞は残っているので、寛解後療法、いわゆる「地固め療法」と呼ばれる化学療法を引き続き行い、さらに維持、強化療法を行って、白血病の再発予防、治癒を目指します。また、白血病の化学療法を行っている間は、病気それ自体および化学療法剤による薬物有害反応のため、出血や感染などの危険な合併症を起こす可能性があります。この合併症を防ぐ治療、つまり支持療法(補助療法)も重要です。 急性骨髄性白血病やリンパ性白血病の中心的抗がん剤は、塩酸ダウノルビシン、塩酸イダルビシン、シタラビン等です。寛解導入療法では、一般にこれらの薬剤の中から2種類を併用します。地固め療法後、さらに白血病細胞を減少させるために1~2ヵ月間隔で行われるのが、強化療法です。寛解導入療法、地固め療法と同等の強さの治療を行います。また、完全寛解後の最強の治療法として、骨髄移植や最近はミニ移植が行われています。従来の骨髄移植は、正常骨髄が回復できないくらい大量の薬剤投与と強力な放射線療法で、白血病細胞をほとんど消失させた後、白血球型(HLA型)の適合した骨髄提供者の末梢血幹細胞や骨髄液を点滴で移植する治療法です。ミニ移植では、移植幹細胞の生着を助けるため抗がん剤を用いますが、従来の骨髄移植ほど強力には抗がん剤を使用しません。移植細胞の免疫により、白血病細胞を攻撃し治療するのが目的です。急性白血病の治療の場合、出血および感染などの重い合併症を併発する危険が高いので、無菌室や無菌ベッドの使用が必要です。その中で、抗生物質や輸血等の支持療法が行われます。 急性白血病では、骨髄性でもリンパ性でも完全寛解率は70%以上です。現在、骨髄性の場合は、完全寛解した30%前後の方は5年以上再発せず治癒していると考えられていて、この成績は向上しています。 悪性リンパ腫は、分類されています。非ホジキンリンパ腫は、化学療法と放射線療法で治癒可能になりました。病理組織学的悪性度、病期(病気の進行度)、全身状態等によって治療法を選択します。多くの場合、抗がん剤の多剤併用化学療法を行います。抗がん剤は、塩酸ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン剤)、CD20抗体(リツキシマブ)等を組み合わせて使用します。強力な治療法ですが、専門病院での治療成績をみると、完全寛解率は50~80%、5年生存率は40~60%でかなりの患者さんが治癒する疾患といえます。ホジキンリンパ腫のI、II期では放射線療法単独、もしくは放射線療法と化学療法との併用が、III、IV期では化学療法が選択されます。III、IV期症例に対する化学療法による成績は、5年生存率で40~80%と幅がみられますが、比較的多く治癒します。 成人のがんでは、化学療法が最高の治癒率を示す成長する栄養の宝庫です。特に、ヨウ素が多く、日本人が甲状腺ホルモンの主要な成分となる、ヨウ素不足にならないのも海藻を摂っているからなのです。海藻の中でも、褐藻類に含まれる、食物繊維の多糖類が人体にも有効に作用することがわかってきました。多糖類というのは、グルコースやフコースなどの単糖類が数珠つなぎに結合したもので、ヌルヌル成分も、そうした多糖類の特徴です。そして、その多糖類の代表格の成分がフコイダンなのです。いわゆるフコイダンは、高分子の多糖類で硫酸基を多く含むのが特徴です。海藻を傷つけた場合、その傷口の防御や乾燥から身を守り、組織を柔軟に維持する役目をしています。 ガンは最も恐ろしい病気働き盛りを襲い、壮絶な闘いを挑んだあげく、命を滅ぼしてゆくガン、その恐怖に平然としておられる人はおそらくいないでしょう。これを予防する方法はないのか、何とか逃れる方法は、と望んでいるのは誰しも同じです。ガンの解明と特効薬の発見は人類共通の願いです。われわれが、ガンを恐れるのも道理で、わが国の死亡順位は、ガンが第一位です。家の大黒柱でもあり、社会的にも中枢の人が突然ガン宣告を受け、死亡することは大変な悲劇です。死亡原因の第一位がガン、二位、三位が脳血管等の疾病、心臓系の疾病で、先進国ではこの順位は変化しても、この三疾患が死亡の主要な原因であることは変わりありません。フコイダンは、消化器系(胃ガンや直腸ガン)のガンだけでなく、肺ガンや乳ガン、子宮ガン、肝臓ガン、すい臓ガンなどあらゆるガンに効果があると専門家は報告しています。また、糖尿病や慢性関節リウマチ、腎臓障害、アトピー
白血病子供
性皮膚炎などにも効果があります。 フコイダンの効能フコイダンの効能については、鹿児島大学教授の藤井信博士、松崎記念病院副院長の立川大介博士、広島大学名誉教授の鹿山光
白血病子供
博士、元?大阪赤十字病院副院長の星崎東明博士、あさひ医王クリニック院長の上野紘郁博士、古賀クリニック院長の古賀真博士など多くの医学者が報告されています。フコイダンの
白血病子供
効能を具体的に述べておきます。①ガン細胞の死滅作用 ②コレステロール低下作用 ③血糖値抑制作用 ④中性脂肪抑制作用 ⑤抗アレルギー作用 ⑥高血圧降
白血病子供
下作用 ⑦血液凝固阻止作用⑧抗酸化作用 ⑨抗ウイルス作用 ⑩抗菌作用 ?肝機能向上作用 ?保湿作用?ピロリ菌阻止作用 ?育毛作用 ?整腸作用 ?免疫力
白血病子供
強化作用 フコイダンは免疫力を高める免疫療法が最近最も注目され、新しい治療法の柱の一つになろうとしています。免疫療法は、近代西洋医学の分野から研究され、解明されてき
白血病子供
たものではありますが、近年になって東洋医学の分野からの実証的症例が報告されるにつれ更に深く研究されようとしています。キノコ類やモズクなどの海藻類に免疫力強化作用のあ
白血病子供
ることが医学や薬学の分野で徐々に解明されています。強力な抗ガン物質といわれているフコイダンを活用してゆくと、体質の改善が進むだけでなく、免疫力が高まってガンやエイ
白血病子供
ズ、感染症、肝炎ウイルス、インフルエンザなどの生活習慣病も予防してくれるのです。腸管免疫に刺激腸には、口から何でも入ってきます。そこで、不都合な「抗原
これらの研究は、1996年の第55回日本ガン学会総会で報告されました。
フコイダン?沖縄生まれの「海の幸」 1「海の多糖体=フコイダン」の横顔ガン細胞はフコイダンに弱かった!日本人の平均寿命が世界一に向けて驀進し始めたころから、その喜びとは裏腹にガンの発生件数が増え、死亡者も増えてきました。1998年のガンによる死亡者数(厚生労働省人口動態統計発表)は、28万3921人で、第2位の心疾患の2倍に達しています。こうした中で新たな抗ガン剤も開発されてきましたが、副作用問題などを解決できずにきた過程で化学製剤ではない、薬用キノコや薬用植物などの有効成分が探索され、抗ガン活性を示すいくつかの成分が認められてきました。その一つがβ―グルカンのような多糖(食物繊維)です。菌類や植物の多糖に抗ガン活性があるように、海の藻類の多糖にもそれが認められるのではないか!その着想からモズク、ワカメ、照射することができるようになってきて、がんを治せる可能性が高くなり、しかも副作用の少ない放射線治療が実現してきています。1.放射線治療で使われる放射線の種類放射線とは、空間や物質中を波のかたちや粒子でエネルギーを伝播するものを総称する言葉です。電磁波と粒子線の2種類に大きく分けられます。電磁波には、 X線、γ線(ガンマ線)などが含まれます。粒子線は、原子を構成する粒子(電子、陽子、中性子など)がいろいろな速度で飛んでくるものです。がんの治療に使われている放射線は、X線、γ線、電子線が主で、その他陽子線、重粒子線が研究段階で使われています。国立がんセンター(中央病院、東病院)では臨床に使用できるあらゆるX線、γ線、電子線が利用できる装置を備えている他、国立がんセンター東病院では1998年終わりから陽子線治療を開始し、頭頸部腫瘍、肺がん、肝がん、前立腺がんなどに適用されています2.放射線ががんを死滅させることができる理由放射線は、細胞のDNAに直接作用して細胞が分裂して数を増加させる能力をなくしたり、細胞が自ら死んでいく過程であるアポトーシスという現象を増強したりして細胞を死に至らしめます。放射線はがん細胞だけでなく正常細胞にも同じ作用をしますが、正常細胞はがん細胞よりは障害の程度が軽く、放射線照射前の状態に回復することがほとんどです。3.放射線治療が果たしている役割以前は、我が国では放射線治療の対象は手術ができないほど進行した症例がほとんどであったことから、一般の人には「どうしようもなくなってから気休めにやる治療」とか「一時しのぎの治療」という認識のされ方をしています。実際には、放射線は以下にあげるように治すことを目的としての治療から、症状を和らげるための治療まで幅広い役割を担うことができる治療です。1)治癒させることが目的の治療(根治治療)(1)放射線治療単独、場合によっては抗がん剤と併用して行う治療臓器の形態や機能を温存することが可能な治療です。頭頸部がん、網膜芽細胞腫、悪性リンパ腫、子宮頸部がん、肺がん、食道がん、前立腺がん、皮膚がんなどで行われています。(2)手術の前、または後の治療(術前、術後治療)手術中に散らばるおそれのあるがん細胞をできるだけ殺しておくためや、がんをできるだけ小さくして手術をしやすくしたりするために手術前に放射線の治療をすることがあります。手術後には手術で切除しきれずに残ったがん細胞を殺してしまい、再発の可能性を下げるために治療をすることがあります。乳がん(温存療法、乳房切除術後)、頭頸部がん、骨軟部腫瘍、食道がん、肺がんなどで行われています。(3)手術後の再発に対する治療手術をした部位から再発した食道がん、肺がん、頭頸部がん、乳がんなどでは、遠隔転移がなければ放射線治療で治癒する可能性があります。抗がん剤と併用して治療することもあります。再発したがんによる症状を緩和する目的でも放射線治療が行われます。(4)全身照射骨髄移植を施行する直前に、免疫力を落として移植される骨髄がうまく生着するためや、白血病などの再発を減らすために行います。1日で終了することもありますが、多くは数日にわたって行われます。最近は朝と夕方の2回治療を行い、3日くらいで終了する方法が多くなっています。(5)術中照射手術中にがん組織に放射線照射をする方法です。直接確認して確実にがん組織に照射することができ、がん組織周囲の腸管などの放射線に弱い組織を避けて治療ができます。膵がん、直腸がんなどで行われています。1回だけで終了します。通常の外部照射を追加することもあります。 2)がんによっておこっている症状を和らげるための治療(緩和治療)骨転移による痛み、脳転移による神経症状、がん組織による気管、血管、神経などの圧迫による症状を和らげます。生存期間を延ばすことにはあまり寄与しないかもしれませんが、一日一日をできるだけ苦しまずに安楽に暮らしていけるようにすることが可能な治療です。4.放射線治療の方起きる早期のものと、1~2日後から出てくる遅発性のものがあります。ともに個人差が大きく、精神的な影響も関係するせいか、女性に多くみられます。 多くの抗がん剤で共通する薬物有害反応ですが、その機序は研究段階です。早期の吐き気は24時間以内に治まることが多いですが、シスプラチンなどの薬剤は24時間を超えても持続します。 患者さんにとってはつらい薬物有害反応のため、抗がん剤の治療をするときには、吐き気が起きる前に制吐剤を抗がん剤と一緒に投与します。 メトクロプラミド、ステロイドホルモン、塩酸グラニセトロン、塩酸オンダンセトロン等が使用され、昔に比べると吐き気はかなり薬でコントロールできるようになりました。遅発性の吐き気は出現した場合、早期の吐き気に比べて、薬でのコントロールが難しいとされています。 微小管作用薬などの治療では、指先や足先からはじまるしびれ感が出ることがあります。進行すると手足の感覚がなくなり、食事中にはしを落とすような症状が出ることがあります。 指先の運動など血行をよくすることが大切ですが、回復しづらい症状のため、悪化させないためには抗がん剤の投与を中止する必要があ
ります。 ビタミン剤を使うことがありますが、効果は不十分です。しびれ感など末梢神経障害に対する新薬が開発中です。ホルモン療法とはある種のがんでは、がん細胞の発育にホル
モンを必要とします。そのため、特定のホルモンを分泌している部分を手術で取り除いたり、経口や注射によってそのホルモンと反対の作用をするホルモンを投与して、がん細胞の発育を阻止する治療法が行われます。この治療法をホルモン療法(内分泌療法)といい、がん細胞を殺すのではなく、がんの発育を阻止してコントロールするのが特徴です。ホルモン
療法は長期間の治療になり、薬物有害反応は示すようなものがあります。治療の対象となる主ながんは、乳がん、子宮体部がん、前立腺がん、甲状腺がん、腎がん等です。乳がんで
は、エストロゲンという女性ホルモンががん細胞の発育を促進しています。そこで、女性ホルモンの主な供給源である卵巣を取り除く手術を行います。薬剤を用いる方法では、女性ホ
ルモンとは反対の作用をするホルモン剤(男性ホルモン)を経口、あるいは注射によって投与します。ほとんどが子宮内膜がんで、メドロキシプロゲステロンアセテートなどのホルモ
ン剤と抗がん剤を併用して治療します。初期や再発したがんに用います。特に初期のがんでは、高い効果が認められています。 前立腺はがん化しても、男性ホルモンに強く支配されて
います。男性ホルモンの供給源である睾丸(精巣)を取り除く手術を行う治療法もありますが、高齢者などでさまざまな合併症がある場合白血病、低悪性度リンパ腫等があります。投与したうちの何%かで効果があり症状が和らぐというのが、前立腺がん、甲状腺がん、骨肉腫、頭頸部がん、子宮がん、肺がん、大腸がん、胃がん、胆道がん等です。効果がほとんど期待できず、がんが小さくなりもしないというがんに、脳腫瘍、黒色腫、腎がん、膵がん、肝がん等があります。 ところで、治療を受ける前に抗がん剤が効くか効かないかを予想できれば理想的です。例えば感染症に対する抗生物質では、あらかじめその抗生剤が感染症の原因となっている病原菌に効くかどうかを検査したうえで、投与する場合があります。そのようなことが抗がん剤でできないのかという疑問が、当然出てきます。投与する前に行う「抗がん剤感受性テスト(がん細胞と抗がん剤を接触させ、増殖の抑制をみる検査)」というものがありますが、現在のところこの検査の有効性は不十分で、一般的には用いられていません。 化学療法で治癒が可能ながんと、化学療法の効果の特徴をあげてみましょう。1)小児急性リンパ性白血病5年生存率(治癒率)が70%以上という治療成績で、治癒可能ながんの筆頭にあげられます。2)成人の白血病急性白血病は、化学療法による治癒が期待されている代表的な疾患です。急性白血病の治療とは、化学療法によって、できるだけ白血病細胞を減少させることです。化学療法により体内の白血病細胞が一定の数以下に減少し、正常な造血能力が回復すると、貧血や白血球減少、血小板減少は解消され、すべての症状も消失します。この状態を完全寛解といい、そのために行う治療が寛解導入療法です。しかし、完全寛解の状態になっても白血病細胞は残っているので、寛解後療法、いわゆる「地固め療法」と呼ばれる化学療法を引き続き行い、さらに維持、強化療法を行って、白血病の再発予防、治癒を目指します。また、白血病の化学療法を行っている間は、病気それ自体および化学療法剤による薬物有害反応のため、出血や感染などの危険な合併症を起こす可能性があります。この合併症を防ぐ治療、つまり支持療法(補助療法)も重要です。 急性骨髄性白血病やリンパ性白血病の中心的抗がん剤は、塩酸ダウノルビシン、塩酸イダルビシン、シタラビン等です。寛解導入療法では、一般にこれらの薬剤の中から2種類を併用します。地固め療法後、さらに白血病細胞を減少させるために1~2ヵ月間隔で行われるのが、強化療法です。寛解導入療法、地固め療法と同等の強さの治療を行います。また、完全寛解後の最強の治療法として、骨髄移植や最近はミニ移植が行われています。従来の骨髄移植は、正常骨髄が回復できないくらい大量の薬剤投与と強力な放射線療法で、白血病細胞をほとんど消失させた後、白血球型(HLA型)の適合した骨髄提供者の末梢血幹細胞や骨髄液を点滴で移植する治療法です。ミニ移植では、移植幹細胞の生着を助けるため抗がん剤を用いますが、従来の骨髄移植ほど強力には抗がん剤を使用しません。移植細胞の免疫により、白血病細胞を攻撃し治療するのが目的です。急性白血病の治療の場合、出血および感染などの重い合併症を併発する危険が高いので、無菌室や無菌ベッドの使用が必要です。その中で、抗生物質や輸血等の支持療法が行われます。 急性白血病では、骨髄性でもリンパ性でも完全寛解率は70%以上です。現在、骨髄性の場合は、完全寛解した30%前後の方は5年以上再発せず治癒していると考えられていて、この成績は向上しています。 悪性リンパ腫は、分類されています。非ホジキンリンパ腫は、化学療法と放射線療法で治癒可能になりました。病理組織学的悪性度、病期(病気の進行度)、全身状態等によって治療法を選択します。多くの場合、抗がん剤の多剤併用化学療法を行います。抗がん剤は、塩酸ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン剤)、CD20抗体(リツキシマブ)等を組み合わせて使用します。強力な治療法ですが、専門病院での治療成績をみると、完全寛解率は50~80%、5年生存率は40~60%でかなりの患者さんが治癒する疾患といえます。ホジキンリンパ腫のI、II期では放射線療法単独、もしくは放射線療法と化学療法との併用が、III、IV期では化学療法が選択されます。III、IV期症例に対する化学療法による成績は、5年生存率で40~80%と幅がみられますが、比較的多く治癒します。 成人のがんでは、化学療法が最高の治癒率を示す成長する栄養の宝庫です。特に、ヨウ素が多く、日本人が甲状腺ホルモンの主要な成分となる、ヨウ素不足にならないのも海藻を摂っているからなのです。海藻の中でも、褐藻類に含まれる、食物繊維の多糖類が人体にも有効に作用することがわかってきました。多糖類というのは、グルコースやフコースなどの単糖類が数珠つなぎに結合したもので、ヌルヌル成分も、そうした多糖類の特徴です。そして、その多糖類の代表格の成分がフコイダンなのです。いわゆるフコイダンは、高分子の多糖類で硫酸基を多く含むのが特徴です。海藻を傷つけた場合、その傷口の防御や乾燥から身を守り、組織を柔軟に維持する役目をしています。 ガンは最も恐ろしい病気働き盛りを襲い、壮絶な闘いを挑んだあげく、命を滅ぼしてゆくガン、その恐怖に平然としておられる人はおそらくいないでしょう。これを予防する方法はないのか、何とか逃れる方法は、と望んでいるのは誰しも同じです。ガンの解明と特効薬の発見は人類共通の願いです。われわれが、ガンを恐れるのも道理で、わが国の死亡順位は、ガンが第一位です。家の大黒柱でもあり、社会的にも中枢の人が突然ガン宣告を受け、死亡することは大変な悲劇です。死亡原因の第一位がガン、二位、三位が脳血管等の疾病、心臓系の疾病で、先進国ではこの順位は変化しても、この三疾患が死亡の主要な原因であることは変わりありません。フコイダンは、消化器系(胃ガンや直腸ガン)のガンだけでなく、肺ガンや乳ガン、子宮ガン、肝臓ガン、すい臓ガンなどあらゆるガンに効果があると専門家は報告しています。また、糖尿病や慢性関節リウマチ、腎臓障害、アトピー
白血病子供
性皮膚炎などにも効果があります。 フコイダンの効能フコイダンの効能については、鹿児島大学教授の藤井信博士、松崎記念病院副院長の立川大介博士、広島大学名誉教授の鹿山光
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博士、元?大阪赤十字病院副院長の星崎東明博士、あさひ医王クリニック院長の上野紘郁博士、古賀クリニック院長の古賀真博士など多くの医学者が報告されています。フコイダンの
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効能を具体的に述べておきます。①ガン細胞の死滅作用 ②コレステロール低下作用 ③血糖値抑制作用 ④中性脂肪抑制作用 ⑤抗アレルギー作用 ⑥高血圧降
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下作用 ⑦血液凝固阻止作用⑧抗酸化作用 ⑨抗ウイルス作用 ⑩抗菌作用 ?肝機能向上作用 ?保湿作用?ピロリ菌阻止作用 ?育毛作用 ?整腸作用 ?免疫力
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強化作用 フコイダンは免疫力を高める免疫療法が最近最も注目され、新しい治療法の柱の一つになろうとしています。免疫療法は、近代西洋医学の分野から研究され、解明されてき
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たものではありますが、近年になって東洋医学の分野からの実証的症例が報告されるにつれ更に深く研究されようとしています。キノコ類やモズクなどの海藻類に免疫力強化作用のあ
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ることが医学や薬学の分野で徐々に解明されています。強力な抗ガン物質といわれているフコイダンを活用してゆくと、体質の改善が進むだけでなく、免疫力が高まってガンやエイ
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ズ、感染症、肝炎ウイルス、インフルエンザなどの生活習慣病も予防してくれるのです。腸管免疫に刺激腸には、口から何でも入ってきます。そこで、不都合な「抗原
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